自社サービスも運営してから長い時間が経過することで、なかなか非連続な成長や飛躍することが難しくなることは多々ある。

弊社のGreenも立ち上げから早6年が経ち、ご多分に漏れず縮小均衡してしまっていると言っても過言ではない。

しかしサービス立ち上げから時間が経っているからといって、非連続な成長ができないということに、それほど合理的な理由があるとは思えない。

恐らくは関わる人達のマインドや慣れや思い込みがそうさせているのだと思う。


一方で客観的視点で市場規模や競合分析をすると、本来まだまだ伸びる余地はあるはずだということがわかったりする。

今回自社サービスGreenについて改めて非連続な成長を実現させるために何が足りないのか、について頭に汗をかくまで考えてみた。
この時に大事なのが思い込みを全て排除し、ゼロベースで考えること。

さしづめI&G Partnersから依頼を受けてGreenの成長戦略を描くべく雇われたコンサルタントになりきって考えるようなイメージが大事。
言い換えれば、「もし今自分のポジションに孫正義さんが居たら何をするだろうか」というような問いかけを自分にすることで、狭まっていた視野が拡がり、ポジティブに物事を考えることができたりする。


このゼロベース思考やなりきり思考は、決して事業戦略や経営戦略においてのみ有効な方法論ではなく、あらゆる業務において凄く役立つ考え方だと思う。

毎日同じ仕事を繰り返している中で、工夫はしても飛躍のための知恵を絞るようなことはできていない人が多いのではないかと思う。
定期的に自分の役割やミッション、貢献を見直し、もっと大幅な貢献をすることができないのだろうか、そもそも自分よりもめちゃくちゃ仕事ができる人が自分と同じ仕事を任されたらどういう動き方をするのだろうか、という視点で考えることで多くの気付きがあると思う。

私自身、まだまだ未熟ながらいろんな有力経営者になりきって、経営シミュレーションしたりすることが習慣になりつつある。もちろん気持ちだけでは思いつく打ち手の幅などが足りず、結局何も思いつかないということになりかねないので、事業戦略やマーケティングなどの知見を深めていくこともセットでやっていかないといけないのは言うまでもない。

あともう一つ大事なのは、できない理由や言い訳は排除して考えること。
飛躍する戦略を考えて行くと、ついつい「金が足りないから無理」「人がいないから無理」「大手となんて提携できるわけないか」といったことで思考が停止することがある。
そのときに「資金さえあればできるかも。じゃあ資金を調達する方法はないだろうか。」とか「優秀な人材さえ採用できれば実現できるのではないか。優秀な人材を採用する方法を考えてみよう。」という具合にポジティブに思考を続けて行くことで今までとは違う視点を持てるようになったりする。

ゼロベース思考、なりきり思考、是非とも試してみて、自分の貢献を大幅に上げる努力をしてみると、思った以上に気付きがあるかも?!