第10期、スタートからドタバタしていてブログ更新も久しぶり。

やりたいこと、やるべきこと、やらなくてはいけないこと、と毎日フルコースで朝から晩までなかなかどうして、忙しくしている。

そんな中、また今週から毎週水曜の夜に英語学習の時間を設定。
さらには毎朝英語の勉強する時間を確保して、ニヶ月集中して英語の勉強をすることを決断した。

うちの1年目がブログ「弱い自分を克服するために」で書いているように、私も自分に甘いタイプなので、ブログで公言することで逃げ道を無くして頑張ろうかなと。


そうやって自分を追い込むためにFacebookやブログで英語学習について投稿していることもあり、最近いろんな人から「英語頑張ってるね」とか「今更やらなくても通訳つければいいんじゃない?」「さすがに今から英語ができるようになるのは厳しいよ」など、いろいろなアドバイスを頂く。


ただその多くは、応援というよりも「なんで今更?」という感じの意見。
天の邪鬼は私は、「難しい」「できない」「やる意味がない」と言われれば言われるほど「絶対にやってやろう」と思えるからそれはそれでいいのだが、別にただ急に英語が好きになったわけでも何でもない。

40歳を目前にして今更英語を勉強しているのは、別に趣味ではなく、あくまでもI&G PartnersのCEOとして近い将来英語が絶対に必要になるとわかっているから、それに向けて努力しているだけのこと。

国内では楽天やユニクロが他社に先行して社内公用語を英語として、良くも悪くも話題になったが、私自身は正しい経営判断だと思っている。(私が偉そうに正しい判断だ、などと言える立場にあるわけもないのは承知の上で。。。。)

日本では斬新な試みかのようだが、グローバルに見れば至極当然のことであり、先行しているどころか、極めて遅れているといってもいいくらいのタイミングではないかと思う。

先週末、たまたまフランス系製薬会社で働く同年代の従弟と話をしたのだが、その企業では社長はドイツ人、社内には韓国人やら中国人やら多くの人が働くため、嫌が応なしに英語が公用語になっているとのこと。

逆を言えば「社内公用語を英語にする」なんて宣言をしてやっているのは日本企業くらいのもので、どこの国の企業でもグローバルに展開する企業であれば自然と英語以外ではコミュニケーションが取れなくなるだけのこと。

だからグローバル企業を目指すなら100%英語はできないといけない。
I&G Partnersではグローバルな企業になることを目指している。これは社内でも共有していること。

我々のようにカルチャーや文化、考え方や理念を最重視する企業がグローバルに進出し、価値観や文化の異なる国の人々を採用して活躍してもらうためには、経営者自らが自分の思っていることや考えを、自ら発信できないといけないと思っている。

通訳やら秘書やらを通していてはグローバル企業のリーダーにはなり得ない。

今更遅いと思う人もいるかもしれないが、2年もあれば何とかなる。
まあ本来であればもっと早くに始めておけばもっと楽だったという指摘は、おっしゃる通り。

自分の意志の弱さもあり、ここまでのビジネス人生においては、正直英語よりも他のことを優先してきてしまった。ただいよいよ海外展開も含めて本気で検討しはじめている今、慌てて英語をやり始めているというだけのこと。CEOとして必要であれば何でも学習してやるくらいの意欲はまだ持っている。

ちなみに自分が英語で問題なく意思疎通できるようになった途端に、社内公用語化するとまでは言わないものの、会議の資料やメールでのやりとりを英語にすると言い出すくらいのことはしようと思っている。そこは小規模なベンチャー企業のCEOの無茶なところで、大企業のように手順を踏むことなく、鶴の一声でそうできてしまう。

ということでうちの社員は危機感をもって英語を勉強してもらいたい。

少しづつでもいい。私と同じ感覚、同じレベルでグローバルベンチャーになるという実感が持てた瞬間から慌てて寝る間を惜しんでやればいいので、今はそのときにキャッチアップできるように少しだけでも準備や努力を継続しておくことが大事。

改めて日本は若者が減り、労働人口が減っていく局面にさしかかっている。
また急速なIT化によりITエンジニアの受給バランスが崩れている。
これらの問題は実は英語圏の人材を採用することができるだけで解決してしまう。

勿論文化の違いを埋めることの難しさはないとは言わないが、起こりうる未来からすれば、間違いなくそうしていかないと競争には勝てない。

特に最近は国境という壁が本当に低い。
ミクシィはFacebookと対決せざるを得ないし、紀伊国屋はAmazon、タワーレコードやHMVはiTunesだし、ソニーやシャープはサムスンと戦わないといけない時代に突入している。

我々がLinkedInや51jobなどと戦わざるを得なくなるのも時間の問題だろう。
そのときに国際競争力を持つためにも、少なくとも互角に戦うためにも、英語は避けては通れない道だと考えている。

ということで単なる時間があって趣味で英会話を始めたオッサンではなく、あくまでも自らの進むべき道に必要であるから取り組んでいるということ。

若い社員は既に英語堪能な人も多く、私が足を引っ張ることのないよう、気合いでキャッチアップする。

なお社内では四半期〜半年に一度のTOEIC受験を全社員で実施している。
その点数を自身のマイルストーンにしてもいいし、バロメーターにしてもいいし、社員同士の負けん気のために用いてもいいと思っている。

勉強しないで受けても意味ないのでは、ということを言う人もいるが、人の心理はそういうものではないと思っている。2回も3回も受けていると、あがっていかない自分にストレスを感じるし、勉強している仲間が順調に上がっていけば、焦ったり悔しいと思ったりするもの。

それが英語学習のきっかけになれば良い。


ということで英語学習はすごく大事。
ここにそれを宣言することで逃げ道をブロック。

明後日からの英語学習に対するネガティブな気持ちを力づくで吹き飛ばしました!!