組織のリーダーとして、メンバーとの信頼関係は極めて重要だと思っている。
またリーダーとメンバー間の信頼関係だけではなく、メンバー同志の信頼関係も同様に重要。

このことにそれほど疑問を抱く人もいないだろう。

ではどうやって信頼関係を築くのか。
ここが一番難しい。

私も散々苦労してきているし、今でもいろいろと努力はしているつもりでいる。

そんな中でまずこれだけは外してはいけないと思うこと。

それは、まず自分が心から仲間を信頼しようと努力すること。
自分が信頼しようと努力をしてもいないのに、人が自分を信頼してくれるわけもない。

ただしじゃあ信頼しようと決めたから信頼できるのかというとそうではない。
恐らくそのままではすぐには信頼できないケースがほとんど。

だからこそ信頼するために、信頼できない点を徹底的に対話して埋めていくというアクションが必要になる。それはコミュニケーションでしかない。

まずは本音で話をすること。できればオフィスではなく、ランチや飲みの場の方が本音で話をしやすいとう傾向はある。

組織や人によっては、ちょっとやそっと話をするくらいでは、信頼できるまで至らないかもしれない。それでも何度も、何ヶ月もかけてでも対話を繰り返し、信頼できるまで相手のことを理解しようと努力することが大事。

それによって自分が信頼できると感じられた時点から、全面的に信頼するようにすればいい。
自分が信頼できると感じた時点で相手もそれなりに信頼できると思ってくれているケースが多い。

組織をマネジメントしていく上で、全社員の間で上記のような信頼関係が成り立つようにすることができれば、凄く強い組織ができるはずであり、I&G Partnersではそういう組織を志している。

リーダーとメンバーという間だけであれば、リーダーが努力することで何とかできることもあるかもしれないが、全てのメンバー同士ということになると、なかなか簡単ではない。

そのためにもグループでのディスカッションの機会や、全社での行事や飲み会など、社員同士の交流を促す様々な取組みを実施しており、それらは一定の成果へと結びついてきていると感じている。

一方で多くの経営者から相談を受ける際に上記の手法では全くどうしようもないケースもある。
それはそもそもそのチームにJoinした際に、共通の価値観や共通の目標が一切存在していないケース。

これについては対話によって埋めることはほとんど期待できない。
そもそも価値観も目標も一致していない人達がチームとして取り組むこと事態がおかしなことなので、そのことに気付いてしまった場合には、改めて組織の組み直しから始めなければ、超有機的な信頼しあえるチームは創れない。


信頼関係を築くのは大変だが失うのはあっという間なのも面倒なポイント。
しかもちょっとしたミスコミュニケーションですぐに不信感をもったりされてしまう。
なのでそこでも重要なのは、おかしいとか不信感を感じるようなことがあったら、それを放置するのではなく、先輩だろうと上司だろうと後輩だろうと、相手にしっかりと質問し、疑問や不信に思った言動の本当の意図が何なのかをしっかりと確認すべきであり、それがやりやすい風土・カルチャーを日頃から醸成しておくということも、強い組織を創るためには大事になってくる。

さてこんな理想論を追い求めつつ、どれだけの規模にまで成長できるだろうか。
それこそがI&G Partnersの壮大な目標の一つであり、それを実現することで理想の組織モデルケースを創れれば相当盛り上がる。

とここまで書いて、ブログを書く際の自主的制限時間10分になってしまったので、今日はここまで。
中途半端ですんません。