ここ数ヶ月、魅力的な本が相次いで出版されていることに加え、1クリックで買えるAmazonの気軽さも相まって、自宅には未読の本が山積みになってしまっている状態が続いている。

そんな中でもDeNAの創業者である南場さんが書き下ろした不格好経営は、何を差し置いてでもすぐ読みたいと思った本。


写真




































先週届いたので早速読了。

本の内容についてはいろんな人達が書評を書かれているので、詳しくはそちらにお任せしつつ、私なり感じたことについて少しだけ。

藤田さんの起業家を読んだ際にも近しい衝撃を受けたが、南場さんの本はそこに加えて更に泥臭さが加わり、南場さんの人間味や経営者としての器の大きさが垣間見える一冊だったと感じる。

読み進める中でも、要所要所で自分が同じ立場だったらどうするだろうか、あのレベルの判断や実行ができただろうか、などなど、残念ながら現時点での器の差を感じ悔しい思いをせざをを得なかった。

一方で沢山の学びもあった。

その中でも一番感じたのは、経営者が自分よりも優秀だと思える人間が沢山いる組織って素晴らしいということ。

弊社にも私が苦手な技術領域に詳しい人もいれば、飽きっぽい私では到底継続できないであろう地道な業務をこつこつと高いレベルで実行してくれる人もいる。本当に性格が良くて人格者だなと尊敬する人もるし、腹の中にある意味野心を持っている逞しい人もいる。

改めてそういうことにもっと感謝をすべきだなと反省しつつ、もっともっと個々人の強みを活かすことが経営者たる自分の役割なのだということも、本書を読むことで再確認することができた。

また本書の中で南場さんが付き合いたくない経営者のタイプとしていくつかのことを書かれていた。
私自身その内容をちゃんとクリアできているだろうかと自問自答してみても正直100%の自信はもてない。そういう点でもいろいろと勉強になった。

南場さんという経営者は、不格好経営というタイトルからは想像できないほどに最高にカッコいい経営者であり、本当に経営という困難な職務を最大限楽しんでいることが伝わってくる良書であった。


ちょっと話しは変わるが、読書をする上で凄く大事なことがあると感じている。
それは本を読むときにどれだけ当事者意識を持って、自分事として捉えながら吸収していくことができるかということ。

私は正直読むスピードは遅いし、多くの人を見ていて本を読むのが早いなと感心する。
しかしながら大事なことはその本から得るインプットがどの程度があるかということだと考えているゆえに、早く読むことよりもそこから得るインプットの量を最大化するような読み方は意識している。

本を読みながらどこまで自分事として捉えられるか、今の自分や自社に当てはめてどこまでイメージを膨らませることができるか、そんなことを意識して本を読めるようになると、良書と出会ったときの成長感や吸収実感が大きく変わるように思う。これは長年多くの本を読んできた実感値。

ついつい忙しい中で読もうとすると、文字づらだけをさらっと読んでしまい、表面的な理解で終わってしまうことも少なくないだろう。そういう読み方をしてしまうと数日経ったときに何も残らないことが多く、せっかくのインプットの機会が活かされない。

かくいう私も何度もそんな読み方をしてしまったという反省は多々ある。。

なので、忙しい中せっかく読書という時間を確保する以上は、そこからどれだけのことを得るかということを意識して読むことをお薦めする。

うちの社員達も是非そういう意識をもって読んでもらいたい。
でもその前にうちの社員はそもそもの読んでる本の数が著しく少なそうなだけど。。。。