11月4日月曜から1週間ほどニューヨークに行ってきます。
お恥ずかしながら人生初のニューヨーク。


社員からも

仕事ですか? それとも遊びですか?

と聞かれたけど、ちょっと説明しづらいが何となくどちらでもないイメージかな。

いわゆるビジネス的な出張ではないし、かといって休暇をとって遊びに行くという感覚でもない。
強いて言うなら経営者としての見聞を広めるために行こうと思っているという感じが一番近いかもしれない。

先日ハノイに始めて行ってきたが、現地でいろんな話しを聞き、現地の人とも話し、本当に多くのことを得た。以前に上海に数回行ったときも学びは多く、実際の中国という市場は日本で想像していたものと全く異なるものだということも理解した。

また仲良くさせてもらっている経営者仲間の一人からロンドンのモバイルマーケットは実は日本に限りなく似ていて、国の成熟度なども含めて日本企業に多くのビジネスチャンスがあると思うという話しもお聞きし、モバイルマーケットといえばアジアでしょ、なんてステレオタイプのように思っていた自分がいかに世界を知らないか痛感した。


まさに百聞は一見に如かずということなのだろう。

まがいなりにもインターネットビジネスで世界に進出しようなどと宣っている経営者が、実はニューヨークもサンフランシスコもロンドンもパリも行ったことがないなんて恥ずかしくて言えたもんじゃない。

これまでも行きたいと思ってきたし、行かなければいけないと思っていたものの、長い事現場のマネジメントを直接担っていたこともあり、まとまって海外に行けるような時間が取れずにいた。社会人になってカレンダー以外の休日で1週間以上の休みをとったのは結婚式のためにハワイに行ったときのみで、それ以外では夏休みもほとんどとったことないし、もちろん有給休暇なんていう概念もない。

なので行けたとしてもアジア圏というような感じでいた。


しかし先日同じようなフェーズにある後輩のベンチャー経営者がニューヨークに行っていたので、

「良く時間が取れたね」

と言ったときに返ってきたのは、

「時間なんて強引に取らないと取れないじゃないですか。なので毎年前もってマイルでチケット取っちゃって強引に行くようにしています。」

と。


何のことはない、自分が仕事に追われていて忙しいと半ば自慢げに思っていたのは、実は目の前の緊急度の高い業務に追われていて、経営者として重要度の高い中長期的な価値発揮のためのインプットの機会を疎かにしていただけだった。

社員には緊急度と重要度の二軸で業務をちゃんと優先順位付けして対処すべきだと何年も言い続けて来たのに、いざ自分のこととなるとできてなかったというお粗末な話し。

そんな想いから、最も仕事に影響の少ないであろうこのタイミングで行くことを決意したということ。
現在は優秀な2人の事業責任者が現場を全て見てくれているので、そういう意味でも時間を確保しやすいこともあり。

本当はどうせならヨーロッパも行ってやれ、と思ったものの、2015年の新卒採用のイベントが頻繁にスケジュールされており(また目の前の業務に追われているようだが、、、)、今回は一旦ニューヨークだけということで着地。ま、勿論予算的な問題も大いにあるのだけど。。。

百聞は一見に如かず

ニューヨークという東京以上に勢いとエネルギーがあろう世界最先端都市で多くのことを吸収して帰ってきたい。

もしどこかお薦めのお店や場所、ご紹介頂ける魅力的な起業家などご存知の方がいれば、是非ご一報頂ければ幸いです♩