昨年10月から2015年入社予定の新卒採用に力を入れてきて、いよいよ3月くらいまでで目標とする採用人数は採用しきれそうな状況になりつつある。

大学3年生から一斉で始まる現在の日本の就職活動がベストなスタイルだとは到底思っていないものの、現時点でベストな方法を導入できるほどの力もスケールもないので、一旦は既存の枠組みの中で動いているという感じだろうか。


本日、つい先ほど今期3人目の内定を出した。
今のところ数百人を選考した中で3人程しか内定が出せていない、これは例年とそれほど変わらない。
一番の違いは内定を出した後の学生の決断までに例年以上に時間がかかっていること。

2007年(めっちゃ古い)の私のblogの中で中途採用において内定出した後にどこまで待てるかということに対する考え方について書かせてもらった。

どこまで待てるか


この考え方は新卒採用でもほぼ変わらない。

企業としての務めは意思決定に足るだけの情報を誠心誠意提供すること。
そういう意味ではI&G Partnersでは一切隠し事なく、良い面も悪い面もあられもない姿もありのままに伝えるように努力している。

ただしそれでも決断しきれないという状況なのだとすると、それは何故なのだろうか。

最近の学生はインターネットの普及によって驚くほどの情報量を入手することができる。
自分で考えて判断しなくても正解を探そうとする癖がついてしまっている傾向もある気がする。
そんな中でいざ自分で決断しなければいけない状況になっても、どうにもこうにも決断しきれないという感覚に陥ってしまっているということもあるのかもしれない。

我々のようなまだまだ何者にもなれていない無名のベンチャー企業においては、毎日が失敗や試行錯誤の連続。社内のどこを探しても経験者も正解も存在しないようなことに取り組んでいる人がほとんどでもある。

その中で自分で考え、自分で決断し、自分で実行にうつしていく、というサイクルを強い意志を持って継続していく結果として個人としても組織としても成長していくのだろうと思う。
となると入社してもらう上で決断力も大事な要素の一つと言えるだろう。

そして何よりも多くの会社との天秤の中で時間をかけて消去法で選んで入社してくるような学生ではなく、唯一無二の選択肢として自分が入るべきはI&G Partnersしかないと全力でコミットして入ってきてくれるような人と一緒に働きたいと心から思う。

プロポーズしたのに、もし1ヶ月以上悩まれたら多くの人はプロポーズを取り消したくなるはず。
できることであれば一切の迷いなく、その場で即答してもらえたらそんなに嬉しいことはない。

勿論人生においてそれほど小さくはない決断であれば、多少の慎重さをもって決断したい人は多いのかもしれない。それであればそれなりの対応方法があるとも思う。この方法論はここでは言う必要はないと思う。というのも本気で相手への気持ちがあれば自然とそういうアクションを取るはずなので。



さてこのブログが現在選考中の学生達にどういうプレッシャーになるかなw

蓋を開けてみたら誰も読んでくれてなかったりして。。。。orz