先日読ませて頂いた楽天の尾原さんが最近出版され話題となっている本「ITビジネスの原理」を、昨日もう一度さっと読み返してみた。


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私自身、昨年ニューヨークに行った後にもブログで書いたように、これまで米国を中心としたローコンテクストなインターネットサービスが英語圏を中心に世界に広がっていた事実から、当面はその流れは続くのではないかと捉えていた。しかもアジアを中心とした未発達市場さえもグローバル化の流れの中でローコンテクストなサービスが中心となり、ハイコンテクストなサービスは国内市場が大きく、なおかつ英語力の必要性が高くない日本や中国など限られた市場でのみ発達していくものと捉えていた。

しかし尾原さんの本を熟読させていただき、少し自分の視野が狭かったということと、国ごとの文化的背景を少し理解できてなかったという感覚をもった。

さらにいえば言語云々を超えて非言語のサービスがこれからもっと増えていくことで、コミュニケーションのハードルはますます下がっていき、それこそが未来のグローバルサービスのあり方なのかもしれないと。。。。

残念ながらそこまでくると、私が自分の頭の中で一人もんもんと考えてイメージできる未来ではないが、こうやって人から聞いたり、本を読んだりしてインプットすることにより、そこに自分の従来の知識や経験をくわえてることで、いろいろと発想が膨らんでいく。

そういう意味でも知識や経験を多くの人とぶつけ合うことで、生まれる学びはすごく大事だと思う。単純に言えばインプットは大事だということ。

PCの前で作業していても未来は拓けない。

いろいろ学びをもらえた本だった。
人や本から多くのことを吸収することの重要性を改めて感じる。

会食や読書も自分の捉え方次第で学びがなかったりもする。
特に本なんかは流し読みしちゃうようなタイプの人は「へー」で終わってしまう。
ちゃんと自分の頭で考えながら読み解き、自分の感覚や自分の言語で脳の引き出しに収納することで、自分の知恵として使えるレベルになるような感覚がある。

そういうインプットをもっともっと日々のビジネスに活かしたいところである。


ちなみに共通の知人をきっかけに著者の尾原さんと3月に会食させていただくことになった。
こういうご縁はすごく嬉しい。
いろいろと学ばせていただきつつ、私も何か価値提供できればと思う。