先日TBSの特別ドラマでLEADERSという戦後の日本において如何にしてトヨタ自動車が創業、成長してきたかということにフォーカスを当てた番組を見て、いろいろと考えさせられた。

ここでは番組自体については触れないが、ビジネスの世界で頑張る方々はぜひ見てみて欲しい。
強烈に惹き込まれる上に、ある種の焦りや自分の現状への苛立ちを覚える人が多いように思う。


その番組を見たこともあってか、日本全体の未来や日本で働くということについて、おぼろげながら考えてみた。

少子高齢化を迎え、ここからますます労働人口が下がっていく日本。
土地が限られており、地価が高く、また人件費も世界トップクラスに高い日本。
第三国と言われる近隣のアジア諸国の急速な経済成長。
インターネットやITによるグローバル化の波。

などを考えると、日本で働くとうことは、それなりの高付加価値な職務を遂行する以外に道はないのではないかということ。誰でもできる仕事、いわゆる作業に近いものは、人件費の安い国に外注されるか、IT化によってミニマムになっていくのが起こりうる未来なのではないか。

そうなってくると日本人が日本で働く上で何が大切なのだろうか。

IT技術やインターネット、人件費の安い第三国の人達では簡単には代替きかないことを実現していくことでしかないような気がしている。如何に考え抜き、価値あることを生み出すか。


そう考えると普段からあまり頭を使わずに働いていたり、決まりきった作業に徹するような働き方をしているのは将来的には危険かもしれない。

組織を率いる経営者として、関わる人達を幸せにできる組織や事業を創造していくためには、とにかくサービスを考え出し、創造し、仕組み化し、加速させるという付加価値の高いところに社員をフォーカスさせつつ、作業的な業務については最大限アルバイトや外注、もしくはIT化を進めていくことがベストなのではないか、などと考えてみたり。

豊かで恵まれた現代において、起業家や経営者やLEADERと呼ばれる人達は、何を成すべきなのか、何を実現すべきか、今日本で求められていることは何か、今まで以上に高い視点、広い視野をもって考察すべきなのかもしれない。

などと久しぶりにテレビから刺激を受けたので徒然なるままに。