もうすでに何度かご紹介しているので、このブログを読んでくれている方々はご存じの方も多いと思うが、弊社アトラエは出世という概念がなく、一般的にいう上司・部下という発想もほとんど存在していない、極めてフラットな組織で運営されている。

「ほとんど存在していない」という言葉を使ったのは、上場企業として重要なコーポレート・ガバナンスのための決裁や稟議のために、フラットながらもプロジェクトごとにリーダーと呼ばれる決裁者が存在しているために、上記のようなニュアンスを含めた次第。

そんな細かいことはいいとして、そんなフラットな組織で各自が自律的かつ機能的に柔軟にバリューを発揮したり、お互いの強みを活かしながらチームとしてパフォーマンスを上げていくために重要なことが一つある。

それは自分の取り組んでいることや自分の状況、自分の状態、自分の活動内容を、できうる限り関係する仲間に共有すること。つまり情報発信を無駄だと思えるくらいにすること。

自分の情報を常に発信することで、過去に同様の経験している人がサポートしてくれたり、情報を提供してくれたり。

また常にお互いがお互いの状況をなんとなくでも把握することで、チームとして補完しやすかったり、といろんなメリットがあるもの。

一方で多くの組織では自分の仕事は自分の中で完結させたいという思考に陥りがち。
横槍を入れられたくない、ダメ出しされたくない、ミスしてもバレたくない、どうせ意味ない、など、旧態依然とした組織で働くゆえのいろんな防御本能が働いた結果なのだろう。


よくフラットな組織はいいよね、と言われるものの、実はフラットな組織でパフォーマンスを上げるためには、組織風土の構築、採用する人材へのこだわり、社内の価値観の統一など、かなりこだわる必要があり、一朝一夕にはいかないもの。

逆に無理にフラットにすると組織やチームとして全くワークしなくなり、パフォーマンスがだだ下がりになったり。。。。


アトラエとしては知識産業が中心となる次世代の新たな組織のあり方として、従業員の知恵を最大化するフラットで自由闊達な組織のあり方を今後も模索していきます。