Ask not what your company can do for you, ask what you can do for your company.


これはアトラエにおいて大切にしている価値観の一つ。
日本語でいうと、

会社が自分のために何をしてくれるか問うのではなく、自分が会社のために何ができるかを問おう。

といった感じだろうか。


ちょっと話はいろいろと脱線するが、4月に入り、この3週間ほどは全社員との評価ミーティングでドタバタの日々を送っている。その中でとある社員からの相談をきっかけに新しい福利厚生制度の検討をすることにした。

それは、子育てをする家庭への支援を今まで以上に手厚くするというもの。

私自身、理想的なのは全メンバーの平均給与がすこぶる高く、家族が何人いても経済的な不安は一切なく、ビジネスに熱中できる状態であるだと考えている。ただ職住隣接を良しとしていることも含めて、麻布十番界隈で家族をもっていると、年収800万円あっても余裕がないのが現実だろう。

全社員の給与を今以上に上げるためには会社全体の生産性を高めてからでなければ、単なる利益率の下落要因になりかねない。

一方でアトラエの経営理念として、意欲ある社員がストレスなくビジネスに熱中できる会社でありたいという想いもある。事実、経済的な不安があるとどうしても仕事に熱中しづらくなるという側面は否定できない。

そんな背景の中で、一人一人の社員への評価やベースの給与は今までとは大きく変えられないにせよ、せめて扶養家族(特に子供)を持つことによる経済的な負担を全社員で支援するような福利厚生制度を用意するのがいいのではないかという考えに至った。

現在2名の社員が中心になり、どの程度の手当てにすべきか、どんなルールにすべきかの検討に動き出している。期の変わる次の10月から施行されるはず。楽しみ。

こういった小さな社員の不安や問題意識をないがしろにせず、しっかりと耳を傾け、できうる限りの解決策を考え抜くことで、全ての社員がイキイキと働ける組織を作っていく。これがアトラエらしい組織作りだと思っている。