麻布十番で働くCEOのBlog(旧・南麻布で働く社長のblog)

成功報酬型求人メディアGreenの運営や、インターネットサービスの企画・開発を行う株式会社アトラエの社長のblogです。

カテゴリ: 日記

最近、自分よりも若い経営者と会食させて頂く機会が多い。

前職での子会社社長経験も含めると、私自身26歳のときから社長という肩書きで働いてきたこともあり、多くの方々と飲みに行ったり、情報交換させてもらったりしてきた。

3年前くらいまでは、その多くは自分と同年代か年上の経営者が多かった気がする。
勿論意識的にそうしてきたこともある。

自分自身が経営者という極論、誰からも叱られたりしない立場で仕事している以上、自分よりも年上だったり経験の豊富な経営者の方とお会いする中で学ぶことが多いと考えていたのがその背景にある。

自分よりも経験の浅い若い経営者とお会いすると、どうしてもつい先輩経営者づらしてしまい、学ぶどころか、自分が大物経営者にでもなった気持ちで心地よくなり、最後には全部ご馳走して終わってしまいがち(笑)。

なので自己成長のためにも、どちらかといえば先輩経営者や同年代の経営者との付き合いを中心にしてきた。


しかし最近は私自身も37歳を目前にしていることもあり、ベンチャー経営者となると年下の経営者が非常に増えて来た。弊社の取引先でも私より若い経営者の会社は沢山存在している。そうなってくると、そんな自己都合での会食ばかりしているわけにもいかない。

しかも最近は若い経営者から学ぶことも凄く多いことに驚かされる。
特に刺激を受けるのは若い経営者の方が多い。
30代後半のベンチャー経営者だと、その多くは既に創業から5年以上が経過し、良くも悪くも落ち着いてしまっているケースが多く、ちょっと安定経営していたりしがち。

しかし30歳前後の創業間もない若手アントレプレナーの目の輝きや、創業の想いを聞いていると、こちとら負けてられるかという気持ちがふつふつと湧いてくる。

資本市場はある意味で大人げのないガチンコ勝負の世界。
若造には負けんという強い思いを持ちつつも、若い経営者からもどんどんいい刺激をもらいながら、若い会社以上に強い想いを持って経営していこう!!

今日はgreenのセールスチームとサポートチームのメンバー6人と一緒に、3月の目標達成ディナー。

地震という予想だにしない壁にぶつかりながらも、最後の最後まで全員が本気で達成しようと頑張った結果だと思います。

目標を立て、それをクリアする習慣を持つことは、組織として非常に大事なこと。

達成会のディナーは何が食べたいかみんなに聞いたら、迷わずに「お肉!」ということだったので、表参道のよろにくに連れて行くことにしました。

よろにくは私も滅多に行くことがない高級焼肉店。

全員20代の若いチームなので、恐らく誰も日頃は行かないレベルのお店だろうし、今日は存分に堪能してもらいたい。

達成会の良いところは、

・日頃自分では食べないような美味しいものを食べれることで純粋にモチベーションが上がる
・達成したという実感を得ることで勝ち癖や自信をつける
・私やチームメンバーとのコミュニケーションの場となる

という感じだろうか。

何よりもみんなで本気で頑張った上でのご褒美は何であっても嬉しいもの。

でも今日の藤田さんのブログに載ってた肉は、更にレベルが違う分厚さだったけど(笑)。


私は社会人になってから13年程度の間、欠かさずに日経新聞を読んできた。
ここ5年くらいは日経産業新聞も読んでいる。

しかしこの1年くらいで急速に新聞の持つ意義を感じづらくなってきた気がする。

別にこれは、論理的に考えてそう言っているのではなく、直感的に何となく新聞紙面に掲載されている情報に対する興味が薄れている気がするということ。

理由は当然ながらインターネットメディア、特にTwitterやFacebookを中心としたソーシャルなサービスだろう。それらを通して得られる情報の幅が、この1年くらいで格段に広がってきたことによって、唯一新聞の最後の命綱であった「受動で幅広い情報が得られる」という価値さえも、ネットに代替されてしまったということなのかもしれない。

今となっては新聞よりもネットの方が早いし、判断力さえ持ち合わせていれば、信憑性も高いと言っても問題ないだろう。

こうなってくるといよいよ新聞各社がどういう戦略に打って出るのかが気になるところ。
対岸の火事みたいな言い方で申し訳ないが、思い切った戦略を打たない限りは生き残れないだろうなぁと思う。

でも改めて思うのは、本当に事業のライフサイクルがどんどん短くなってきているということ。
本当にどんどん新しいサービスが生み出され、どんどん勝ち組が入れ替わっていく。

常に数年先を見据えながら、挑戦し続ける組織でないといけない。
成功したと思い、挑戦することを恐れ、保守に回った時点で、それこそ数年先はないと思うのが正しいだろう。

これからの時代で勝ち抜く経営者は、自らの責任でリスクを取り、挑戦できるタイプのはず。

新聞について書く予定が、いつの間にか5分後には経営者のタイプの話になってた。。。。

失礼しました。

ここ1年くらい、あまり読書ができず、というか読書をせずに仕事ばかりしてきた印象がある。

社会人になってから恐らく平均すると毎月6冊前後は読んできたと思うが、最近昔のように深夜から早朝にかけて本を読んだりということはしておらず、ペースが落ちている。

体力や時間にも限りがある中で、もうすぐ37歳になる私としては今後の読書の方法を少しだけ見直そうと思っている。

今までは右も左もわからない若輩者だったため、とにかく良書だと言われていたり、興味を持てるビジネス書は片っ端から読んできた。極端にいえば、Webの本もマーケティングの本も、財務の本も、経営の本も、戦略の本も、何でも頭に叩き込みたいと思っていた。

しかし最近になって適当に見つけた本を読んでも、その読書時間の投資に見合った対価を得られないことが増えてきたように感じる。


ちょっと話が脱線するが、私にとってビジネス書を読むという行為は、普通の人が小説を読んだりするように読むこと自体が楽しくて、その行為自体が息抜きになったり趣味だったりということはあまりないかもしれない。あくまでもその行動によって自分が成長したり、気付きがあったりするための行為であり、極端にいえば自己投資だと考えている。

勿論読んでいて面白い本は沢山ある。
それでもやはり読むこと自体が面白いというよりは、それを読んだことで自分の知識の幅が広がったり、ビジネスパーソンとしての成長があったりすることを意識しているという感覚の方が近いように思う。

ゴルフ本などもそうかもしれない。
ゴルフがうまくなりたいから読むのであって、それを読むこと自体が楽しいわけではない。
なので今からゴルフを1年間辞めようと思った瞬間に、ゴルフ本は読まなくなると思う。
ビジネス書も大半はそういう感覚で読んでいるかもしれない。


ここで話を戻すと、最近以前と比べて読書によって自分が吸収できることが少なくなっている印象がある。良く言えばある程度(とはいえたかがしれてるが)の知識やノウハウが身に付いたことによって、適当に読んでも得られるものが少ないということなのかもしれない。もしくは20代のときほど寝ないで活動しているわけではないため、時間の価値が高まっているから、限られた時間をどう使うかという効率を考えるように自然となったのかもしれない。

何にせよ、今の私にとっては20代や30代前半の頃と違い、無駄に本を読むことは得策ではなさそうだと感じる。

で、どう見直そうかと考えてみたんだが、基本的には2つの軸で読書をしていこうと思う。

1つは、そうはいってもその時代ごとに出る代表的な本は読む。
これは、SHARE、経営の未来、ビジョナリーカンパニー、20歳のときに知っておきたかったこと、などなどの書がそれに属するという感覚。

2つ目の軸は、タイミングごとに私自身が身につけたいとか必要だと思う分野・業界の情報やノウハウや発想を得られる本を集中して読むこと。

今のタイミングでいえば、ソーシャルメディア、Facebookなどに関して、自分の感覚や知識をもう一段高める必要性を強く感じているので、そういった類いの本を読みあさっている。これらは短期に集中的に、かつ多角的に読むことによって、自分なりの知見を磨くことが大事だと思う。


そんな感じで、今までのようにガムシャラに何でも読んで、何でも身に付けて行くという荒削りな読書スタイルから、効率的な読書スタイルへと進化させていこうと思う。

いわば若さゆえの荒削り読書スタイルから、洗練されたちょい悪(?)読書スタイルに進化というところだろうか。

末筆ではあるが、ちょい前のブログ「キードライバーは時間の使い方」でも書いたが、読書一つとってもその時間対効果や効率的な方法論などを考えるのは重要なことだと思う。

そう言うと尋常じゃなくストイックに聞こえてしまうが、そういう努力や意識をすることによって、ビジネスも人一倍頑張りながらも、飲みに行ったりゴルフに行ったり、リフレッシュする余裕を作り出したりすることができるのだと思う。

事実私自身、仕事もめちゃくちゃしてきたが、それと同じくらい飲みにも行ってるし、ゴルフやサーフィンやワークアウトもしてきている。(要は睡眠時間を削っているということかもしれないが・・・)

逆にそういうことを考えずにただがむしゃらに頑張っていると、リフレッシュもできず、趣味も持てず、その結果としてどこかでパンクしてしまうリスクが高くなる。

仕事も遊びも趣味も付き合いも、やりたいことを何とか全部やろうと思ったことで、時間の有効活用を徹底的に考える習慣が身に付いたのかもしれない。昔からニ兎追って三兎を得るつもりで努力すべきだと周囲に言っていたくらいだし(笑)。

まあそんなに神経質に考えなくてもいいかもしれないが、継続的にビジネスをハイレベルでやろうと思うと、読書に限らずやはり時間の使い方は大事になる。今やるべき仕事をこなしつつ、自分の成長への時間的投資をしていく必要もある。

私もまだまだ試行錯誤中だが。。。

今月中くらいはは買い込んだソーシャル関連の本を読みふけります。

タイトルと内容が若干ずれたなと思い、最後は強引に読書の話に戻してみました(笑)。

今週末は毎年恒例の芝公園での花見。

毎年若手が頑張ってブルーシートを張って最高の場所を取ってくれるからありがたい。
社員、また社員の家族、パートナーなども交えて、多いに盛り上がり、楽しい場。

そんな花見、今年は場所取り戦争があまり激しくなさそう。

それもこれも石原都知事の「花見を控えろ!」宣言の影響がかなり大きそう。
どういう判断で都知事ともあろう影響力のある人がこんなことを言うのか。

ただでさえ自粛ムードで宴会やゴルフ、イベントなどが各地で相次いで中止になり、外国人まで自国に帰ってしまっている現状で、東京にいて被災もしていない我々が自粛して自宅に居て何ができるのか?!

確かに被災地の方々が苦しんでいる中で宴会なんて、という気持ちも勿論理解できる。
人間であれば当然の心理であろう。

一方で我々ができることは、

・義援金や支援金を送ること
・物資を送ること
・節電すること
・経済活動を頑張ること

ではないのか。

「不謹慎」などと言いながら誤った正義を振りかざすことで、経済が低迷するのは、これから時間をかけて復興していかなければいけない日本においては、大きな打撃となってしまう。

ケータリング会社を経営している友人や、飲食業を営んでいる友人達は、本当に深刻な日々を送っている。

改めて感覚論や精神論ではなく、東京にいる我々が取るべき正しい行動をちゃんと考えるべき。

今までも自宅待機も一日もしていないし、経済活動は一切止めないで頑張ってきた。
今後全ての企業が花見を自粛すると言っても、弊社の「花見決行!」という判断は変わることはない。

こういうときだから雰囲気を明るくし、沢山稼ぎ沢山消費することで、元気な日本を取り戻そう。

と鼻息荒くブログを書きつつ、土曜日の天気予報を見たら雨だし。。。。orz

現代のビジネスにおいて、何がパフォーマンスの差になるのだろうか。

一昔前であれば、情報力や判断力、経験によるノウハウ(やった事があるということ)、人間力(コミュニケーション能力含む)などがあった。

しかし現代ビジネスにおいてはその多くが様変わりしているように思える。
その一番の要因はITとインターネットの進化であろう。


例えば情報力。

現代においては、収集可能な情報という意味は大企業の経営者であっても、私のようなベンチャー企業の経営者であっても、はたまた一社員であっても、さらには学生であっても、ほとんど差はないと言っても過言ではない。下手したらリテラシーの差で若い人の方が情報収集力が高く、持っている情報も多かったりする時代かもしれない。

経験によるノウハウについても、昔ほどの差が出ない職種が増えている。
昔はプレゼンテーション資料一つとっても、何年も先輩が作る資料は凄いなーと思ってみていたものだが、今の時代は様々なソフトウェアやアプリケーション、ノウハウに関する情報や参考になる事例集など、様々なものが手に入る時代であり、それらを駆使できる若者はあっという間に我々世代よりもクオリティの高い提案書を作ったりもする。(勿論何を伝えるかという点についてはある程度の経験値が重要であることはその通りだが)

結局のところビジネスパーソンの実力の差はどこに現れるのか。

いろんなところに現れるとは思うが、私が思う一番重要なポイントは、時間の使い方ではないかと思う。

1日24時間しかないのは世界中の誰もが同じ条件であるのは間違いない。
それは私も孫正義さんも、スティーブジョブスも。

その1日24時間という限られた時間をどこまで有効・有益に効率よく使えるかが最後の勝負になるのではないだろうか。


良くある話だが、1日24時間を大きなバケツに例えてみる。
やるべき事を重要な順に、大きな石、中くらいの石、小さな石ころ、砂利と分けてみる。
そのときに如何に多くの石や砂利をバケツの中に入れられるか。それこそがタイムマネジメントの概念を端的に表している。

砂利から入れてしまっては上手に入らないことは直感的にも理解できるだろう。
当然ながら大きな石から順に砂利まで、少しづつ隙間を埋めるように入れて行くことができれば、最も沢山の石や砂利がバケツに入ることになる。

ビジネスにおけるタスク管理やタイムマネジメントにおいても同じことが言える。

私自身、基本的にはハードワーカーだが、致し方ないときを除きだらだらと深夜まで仕事をするのは好かない。如何に普通の人が1時間かかるところを40分で処理できるか、判断できるか、を考えながら、常に自分にタイムリミットを設定して効率を上げる努力をしている。

人と付き合う時間、社員と話す時間、本を読む時間、その全てが自分の成長につながることを考えると、自然に時間を効率的に使うことを必死に考えるしかなくなるはず。

私は、極端にいえば、電話が左側に置いてある方が動きに無駄がないか、右側の方か、ということくらいまで気にしている。最近では秘書もいないので、会食の設定やスケジュールの調整なども自分でやるが、そういうのも相当に効率的にできるようになってきた。

とにもかくにも非効率な状態を放置しておいたら、その時点で現代のビジネス競争では敗北を意味する。

だからといって一日中ピリピリと仕事をしているわけではない。
社員をつかまえては雑談したり、ゴルフに誘ったり、オフィスをふらふらしている時間も結構ある。

おおよそのイメージとしては、1時間仕事して、10分間は頭のリフレッシュと社員とのコミュニケーションを考慮して、オフィスをうろうろして社員に絡むようにしている。といってもそれほど意識しているわけでもなく、そのくらいしか集中力が持たないだけで、それを自分自身何となく理解していて、実践しているだけのことだと思うが。。。

大事なのは、「もっといい方法がないか」「こんなことにこんなに時間を使うのは無駄だ」「如何にしたらもっと簡単に作業ができるのか」「どういう順にタスク処理するのがベストか」などなど、そういうことを常々考えてながら仕事をすることだろう。

時間をかけるしかない、これしかやり方はない、とにかく頑張る、という精神論で乗り切ろうとする人も多いが、それでは成長はない。世の中にはもっともっと上手にやっている人がいるはずであり、その差はその作業だけでいえばたいした差ではないかもしれないが、自分の社会人人生ということで考えれば相当な差になっているはず。


徒然なるままに書きなぐってしまったので、最後に整理すると、言いたかったことは、突き詰めると実力や成果の差は、時間を如何に有効活用できるかにたどり着く。

それはただ長時間働く人間が偉いなどという単純な根性論ではなく、単位時間あたりの業務遂行スピードの高さであり、最適なタスクマネジメントができるかどうかということ。

そういう人ほど忙しくても上手に遊ぶ時間を作るもの。

毎日深夜まで働き終電で帰り、週末も家で仕事しているという人の多くは(一概には言えないし、私自身もそういう年代もあったが)、効率の悪さを長く働くことでしかカバーできず、進化していけないことで、万年残業人生みたいになっている人が多い気がする。

しかも太刀が悪いのは日本という国は、そういう愚直なタイプを非常に高く評価し、要領が良いタイプを評価しない傾向があるということ。

愚直であることは大事だが、それ以上に時間を有効に使うことが、将来の大きな差になることを理解し、日々時間の有効活用を意識しながら取り組むことが大事だと思う。




昨日でFY11の上半期が終わり、本日から下半期に突入。
ちなみにFYとは、fiscal year の略で会計年度のこと。

弊社は9月決算なので、3月が中間期。
この半期は本当に社員のみんなが頑張ってくれた。

リーマンショックという長いトンネルから抜け出すことに全力を尽くしてきた昨年。

そのリーマンショックから完全に抜け出し、2010年10月から始まるこの第8期を我々I&G Partnersにとっての第二創業期と定義し、今期をスタートした。

第二創業期をスタートさせるにあたり、昨年10月に全社員で熱海で2泊3日の合宿を組み、第二創業期と定義した意味、今いるメンバーこそがこの会社創業メンバーであるという自覚を持って取り組んでもらいたいということなどを伝え、会社の戦略方針など全てを再定義するところから始めた。

それに伴いオフィスも今の麻布十番に移転し、気持ちも新たにスタートした半年前。

いろんな考え方があるし、いろんな基準があるので一概には言えないかもしれないが、創業以来もっとも良い半年だった。少なくとも私にとっては極めてやりがいのある、そして結果の伴う半年だったと言えるかもしれない。

今いるメンバーは本当にリーマンショックの大きな波を共に乗り切ってくれたクルー達。
そしてこのメンバーこそが、まさにこの会社の創業メンバー。

明日は半期に一度の社員総会。
経営陣が社員にあらたまってメッセージを伝えられる場。
笑いあり涙あり、多いに盛り上がる社員総会にすべく全力を尽くしたい。


一方で既に本日から始まる下半期は決して楽観視できる状況ではない。
震災の影響で2週間はさすがにビジネスが動かず、その影響は4月に出てくる可能性が高い。
2週間の基礎指標がほぼ70%ダウンであったことを考えると、例月とおりに推移すれば、例月の35%程度は落ち込むことになるはず。

5月のGWも今年はカレンダーが良い。良過ぎる。。。

一難さってまた一難。

それが経営の難しさであり面白さなのかもしれないけど。

経営者として仕事を初めて早10年。
社会人13年のうち約10年を経営者として仕事をしてきた。

いいときもあれば、悪いときもあり、リーマンショックなどの大変なこともあれば、今回のような天災による影響を受けるときも。

私自身、相当ポジティブ人材なので、比較的どんなシチュエーションでもポジティブに乗り越える方法や解決する方法を考えようと動けるタイプだと思っている。

そういう意味では、深く考えることは多々あれども、悩んだり、落ち込んだりすることは極めて少ない。どんなトラブルでも正面から向き合って解決に向けて全力を尽くす自信がある。

ただ一つだけどうしても経営者として向き合いたくないことがある。

それは信頼していた社員から「辞めたい」という報告を受けるとき。

決まって前日の夜とかにメールで

「明日ちょっとお話しがあるので1時間ほどお時間押さえさせて頂いいてよろしいでしょうか。」

という感じの内容が届く。

勿論ポジティブな転職があることも、人には人の人生があることも良く良く頭では理解している。

しかし「相談があるので」というメールを受けると、本当に一晩寝れなくなるし、毎回自分の力不足を痛感し、しばし落ち込む。

多くの人は辞めるときも私のことも会社のことも良く言って辞めていく。
勿論辞めていった後もほとんどの人とは仲良く交流させてもらっている。

それでも、やはり原因は自分にあるのだろうと思うべきだし、その通りなんだと思う。

落ち込んでいても何も解決しないので、反省すべきところは反省し、次に活かしていくしかないが、それにしても一緒に荒波を乗り越えるべく努力してきた仲間のクルーが船を降りてしまうのは、船長としては残念でならないし、悲しい気持ちで仕方がない。

時には今こんなときに何で、という気持ちを持つこともある。
それでもやはり残念であり、悲しいという気持ちのほうが大きいことが多い。

今回も3月と4月で1人づつ社員が辞めることになった。
弊社としては久しぶりの退職が立て続いてしまった。

組織は強いし、常にいろんなことを想定して経営している。
そういう意味では会社は問題ないかもしれない。

しかしやっぱり価値観を共にし、数々の修羅場を必死になってくぐり抜けてきた仲間が去って行くというのは、極めて寂しい気持ちになる。

それでも経営者である以上、残った多くの社員と共に、明日からまたポジティブに全力で突き進んでいく。自分にはそれしかできることはない。

いつか全ての社員が本当に心から誇りを持ち続けられるような組織を実現すべく。。。

明後日は社員総会。やることが山盛りだ。頑張ろう。

学生から良くI&G Partnersは何の会社なんですか?という質問を受ける。

また弊社に来る多くの学生は、他社の選考時にI&G Partnersも併願していると言うと「あの会社は人材系の会社でしょ?」と言われるという。

そんなことで今日のブログではI&G Partnersが何の会社かということについて、社外からは見えない一面について書いてみようと思う。


そもそも弊社は創業当初より、明確な事業モデルがあってスタートしたわけではない。
この点には賛否両論あるが、私自身はそれでもいいと思っている。
そんな中でまずは何とか売り上げを上げるべく、大企業との新規事業プロジェクトを担ったり、ベンチャー企業の経営コンサルティングなどを手がけながら、日々様々な事業プランを模索していた。

そんな中でたどり着いたのが、人材ビジネス×インターネットだった。
勿論私には人材業界の経験や人脈が豊富にある。つまりその業界に土地勘があった。
一方でインターネットやITという意味では非常に遅れている業界とも言われていた。

そんなことから、インターネットを活用したビジネスモデルで業界にイノベーションを起こせるのではないかという発想が生まれ、それが現在の主力事業である「成功報酬型求人サイトgreen」の誕生につながった。

現在でもgreenがこと売上という意味では主力事業であることには変わりないが、そこからの事業展開としては人材ビジネスに軸足を置いた展開ではなく、インターネットサービスに軸足を置いた多角化を視野に入れて経営をしてきた。

リーマンショックなどによって一時的には既存事業にリソースを集中させたりなど、いろいろと外部環境に合わせて柔軟に舵取りをしてきたが、採用する人に「弊社は人材ビジネスの会社です」と伝えたことは創業時から一度もない。あくまでも人材ビジネスも手がけている会社であり、今後様々な事業を手がける会社であるということはずっと変わっていない。

リーマンショックの長いトンネルを抜け出し、ここ1年でかなり会社は盛り返してきている。
このタイミングを第二創業期と定義し、改めて弊社が目指している方向性を明確に打ち出すために、Missionを以下の通り最定義した。


I&G Partners Mission
インターネットとアイディアによって多様なサービスを生み出し、世界に広く喜びと感動を創造する。


既に現在社員の半数以上が人材関連事業以外の事業に配置され、新しい事業を生み出すべく準備や企画など、試行錯誤を続けている。

社外の多くの企業から見れば、現在の主力サービスである人材サービスの会社に見えるであろうし、それで全く問題ないと思っている。


しかしながらgreenという個人情報を沢山扱い、3000社以上もの企業に利用してもらっているインターネットのサービスを立ち上げてきたノウハウをベースに、新たなインターネットサービスを展開していこうと考えているのが実態であり、それは全社員しっかりと共有している。

そして準備は着々と整ってきている。

開発ノウハウ、営業ノウハウ、マーケティングノウハウ、新規事業立ち上げノウハウ、様々なノウハウを持つ人材が着実に成長してきている今こそ、新たなサービス、新たな挑戦を仕掛けていく絶好のチャンス。

新卒の学生にも何度も伝えていることだが、人材サービスが好きな人は、人材サービスの大手企業に就職する方が良いと思う。

弊社は人材関連サービスも積極的に手がけるが、会社としてはあくまでも人材領域で事業を行っていくと定義しているわけではなく、インターネットを活用した事業を手がけて行くと定義した会社である。

勿論人材関連領域でもまだまだネットやモバイルによるビジネスチャンスはあると思っているし、その領域は弊社にとっては最も戦いやすいエリアであることも事実なので、そこはそこでどんどん挑戦していく。


結論、社外から見えているI&G Partnersと、社員全員が目指している方向性は必ずしも一致しないし、実際の人員配置も含めて中にいる人しかわからないことがあるということ。

弊社に興味を持って頂いた学生や転職希望者の方には、是非ともそのあたりも理解した上で検討し、挑戦してきてもらえると嬉しい。

成功する人としない人、優秀な人と今ひとつな人、勝つ人と負ける人、その違いは何か。

最近弊社社員の中でもメキメキと成長している若手が複数存在している。

そういう彼らを見ていて思うのは、全てのできない言い訳を排除して、どうやったらできるかだけを考えて努力している。

我々のような会社では努力していない人はほとんどいない。
でもその中で差が出てくる。それは何か。

簡単に言えば、会社員と経営者の違い。サラリーマンとビジネスパーソンの違いと言ってもいいかもしれない。

前者は、

ここまで頑張ったんだからできなくても怒られることはないだろう
これだけ頑張ったからまあいいだろう
これだけ長い時間必死になって働いたんだから、認めてもらえるはずだ
これだけやれば評価はしてもらえるはずだ
地震という外的要因があったのだから仕方ないと思ってもらえるだろう

などなど、最後にやり遂げられなくても、何らかの言い訳や拠り所を見つけて着地しようとする。

しかし後者、つまり経営者やプロフェッショナルなビジネスパーソンは、誰かから評価されることが第一ではないし、自分で掲げた目標である以上、結局やれなければ自分に跳ね返ってくるだけであることを理解している。なので誰も見ていなくても頑張るし、地震があっても何とかしてそれでも成し遂げないといけないと考える。


今回の地震で東京電力の人達の会見を何度も目にした。
彼らの表情やコメントの内容を聞くに「これだけの震災があったのだから仕方ないだろ」「俺らだって寝ないで頑張っているんだよ」という感情があるんだろうな、と感じざるを得なかった。

勿論テレビやネット越しに見た印象でしかないので、真意のほどはわからないし、私の勝手な穿った見方でしかないかもしれないのはその通りだが。。。


いつも思うが、プロのスポーツ選手は凄い厳しい世界だと思う。どれだけ練習してようが、どれだけ寝ないで頑張っていようが、成果を出せなければ何も得られない。怪我しているから、と言い訳をしても意味がないし、地震があったから練習ができなかったと言っても、試合でレギュラーとして使ってもらえるわけではない。

本当にプロとして全てのリスクを自分で追い、成果を出さなければならない。

会社で働く人達がそれほど厳しい感覚になれるかというとそうではないかもしれない。
そして長く働くためにも、多少は雇用に対する安心感も必要だとは思う。

しかしながらその中で一流になりたいとか成功したいと思う人は、やはり人とは違うプロフェッショナルなビジネスパーソンでないといかんと思う。

地震があっても会社が倒産すれば経営者の責任以外のなにものでもない。
勿論周囲は同情してくれるだろうが、同情が欲しいわけでもないだろうし。

重ねていうが、頑張っている人は多い。必死になっている人も多い。
しかし最後の一歩で言い訳や逃げ道を見つけてしまう人と、成果を追い求めて最後の一歩まで一切の妥協をせずに自分を律して取り組む人がいる。

そしてその努力の差はちょっとかもしれないが、成果の差は想像以上に大きくなるもの。

一流を目指す人は是非最後の一歩まで妥協せずにやりきりましょう。

私もまさにそういう傾向があるので、自戒の念を込めてブログに書くことで、まずは逃げ道を塞ぎました(笑)。






今もなお地震や津波による被害が続いている。
しかもよりによってここ数日の真冬並みの寒さは、避難されている方々には相当応えることは想像に難くない。

節電のために暖房を切っているだけの我々でさえ、これだけ寒くてしんどいのだから、避難されている方々の感じる寒さは尋常ではないことと思う。

そんな中で被災者でもない、被災地にいるわけでもない我々ができることは何か。
私なりに考えた結果、我々ができることは、

1、節電(該当エリアだけ)
2、寄付や物資の提供(誰でも)
3、一日も早い経済復興(被災地以外の人達)

ということなのではないかと思う。

節電は言うまでもない。

ただ北海道や九州や関西などでも節電されているようだが、それは実際には意味がないので、どちらかというと直接的に関係するエリア以外の方々は節電ではなく、積極的に経済活動、消費活動をして、経済を正常にまわすことを考えて頂き、少しでも寄付するというのがベストだろう。

弊社もお陰様で社員ならびにその家族は無事だったこともあり、先週から最大限通常業務を行い、できうる限りは消費活動も怠らないようにしている。

何となく自粛ムードになりやすいのは当然のことだが、弊社のある麻布十番の街を歩いていると本当に街に元気がなさすぎて、経済的な意味での危機感を覚える。事実なじみの飲食店の店長は「このままだと我々も店をたたまないといけなくなり、寄付どころか失業者になってしまう」と言っていた。

被災地でもない東京で次から次へと飲食店や小売店やサービス業が潰れていってしまったら、日本全体がバッドスパイラルに陥り、被災地復興のためにかかる莫大な費用さえ捻出できなくなってしまう。

本当に自粛すべきは、単なる焦りやエゴからくるトイレットペーパーや食料、ガソリンなどの買い占め行動であり、消費行動や仕事などの経済活動はできうる限り今まで通りするのが、被災地ではない我々の取るべき行動なのではないかと考える。

弊社ではそういうポリシーの元に、営業活動や転職者への情報提供など、基本的に完全に日常に戻って経済活動を行っていく。

一部のユーザーや企業からは、こんなときにデリカシーがないというご指摘を頂くこともあろうかと思う。勿論ご家族やご友人が災害に合われた人もいるだろう。

しかし上記のように、今我々がすべきことは少しでも早く日常通りに活動することだと考え、お詫びはしつつも、心折れずに信念をもって頑張って取り組んでいきたい。

微力ながら僅かでも経済復興に貢献できるように。

先ほどのブログで、首都圏には原発の放射能被害はほとんどないという結論に達した論理的な理由について書こうと思ったが、池田信夫さんのブログで3ページくらいに渡ってだいぶわかりやすく整理されていたので、今更私が考えて整理するよりもこれを読んでもらったほうが、明らかにわかりやすい。

ということで完全に手抜きですが(笑)、首都圏に何故放射能の影響がほとんどないと判断したかは、この池田信夫さんのブログにお任せすることにした。


まあ結論だけいえば、世界最大の原発事故であるチェルノブイリレベルまで被害レベルがあがってしまったとしても、首都圏はほぼ無影響である可能性が高いということ。勿論完全にゼロではないかもしれないが、ほぼゼロに近いと言えるのだろうと思う。

余震という問題はあるが、それについては現在の状況を考えると、日本全国どこに居てもあまり変わらない気がする。

交通混乱についても数日のうちに落ち着くことだろう。

ロジスティックスについて、被災地近郊は少し時間がかかりそうだが、首都圏さらにそれ以上被災地から遠いところについては、2、3日中には回復するはず。

そう考えると必要以上に自粛することなく、元気に食べて飲んで遊んで、経済を回していくべき、という結論に至るのが普通ということ。


先ほどもツイートしたが、この状況が続くようだと、資金力の小さい商店街の店舗は1ヶ月、2ヶ月のうちにどんどん潰れていってしまう。彼らからしたらリーマンショックなんかよりも、今の消費自粛ムードの方がよっぽど厳しいはず。

被災者ではない我々は、是非とも頑張って日本経済を盛り上げよう!

今度の地震でその有効性を立証したのがTwitterだと思う。

電話がつながらない、メールがつながらないというときに、Twitterが最も安定かつ有効な連絡手段として活躍したのはご存知の通り。

災害や被災者、行方不明者などの情報についても、テレビやラジオよりもTwitterの方がよっぽど早く的確な情報が流れてくる。

それはそうで、Twitterは現地の人達からも流れてくるし、政治家からも、マスメディアからも、流れてくるわけで、何かが起こった瞬間にインターネットを介して瞬時に伝播していくからこそ、当然にテレビやラジオよりも早いし、集合値的に見れば精度も高い。

弊社の社員間での連絡網も金曜日、土曜日、日曜日とほぼTwitterで、Twitterがなければ今のように落ち着いてはいられなかったような気がする。

情報が不足しすぎていて、いろいろと不安にもなっただろうし、何とかしてあげたいという思いから、余計な行動などもしてしまっていたかもしれない。そういう意味では情報リテラシーはこういう時こそ重要であり、Twitterなどは携帯を持っている人は全員使うことが望ましいと思う。

使ったことない人も簡単なので、まずは以下のURLから新規で会員登録をして、私のアカウントを検索し、そのアカウントを「フォローする」としてみて下さい。

Twitter:http://twitter.com/
私のアカウント:Arai_IGP

また私のアカウントをフォローしなくてもいいので、「地震」というキーワードで検索窓から検索してみて下さい。いろいろと有効な情報が得られると思います。

新しいものを受け入れない人も多いと思いますが、災害を最小限に食い止め、有益な情報を広く共有するためにも、有効手段は活用していきましょう。

TwitterはガラケーでもスマートフォンでもiPhoneでも使えます!
ちょっと使い方詳細は割愛しているので、必要があればGoogleで検索してもらうか、当ブログにコメントでも下さい。

みんなで協力して少しでも早く日本を復興させましょう!

3月11日金曜日の午後に発生した東日本大地震。

まずは被害に合われた皆様に心からお見舞い申し上げます。

テレビやTwitterで知る限り、被災地では3日経過した今もなお、目を背けたくなるほどの惨状が続いています。そしていまだに発災段階にあり、次の余震への警戒を怠ることができない、一刻の予断も許さない状況にあります。

私自身、東京で生まれ育ち36年。恵まれたことに私自身は一度も大きな災害に遭遇することなく、阪神淡路大震災が最も身近な大災害でした。

それまではある種、平和ボケしていたのか、地震が起きても一度も怖いと思ったことがなかったというのが正直なところです。

しかし今回の地震は生まれて初めて直感的に怖いと思う地震でした。

その瞬間にいたオフィスビルも異様な音を立てながら、縦横へ船酔いになりそうなほどに大きく激しく揺れていました。


週末を越え、月曜日になり、東京は多少の落ち着きを見せつつありますが、被災地は未だ大きな傷跡を残しつつも、次なる災害発生に怯えていることと思います。

多くの国でこのような大災害が起きると、決まって二次災害として暴動や犯罪が多発します。
しかし日本の誇らしいところは、日本始まって以来の大災害に遭遇してもなお、秩序を保ち、良識を持ち、支え合いながら利他の心を持って励まし合う国民性でしょう。

いまこそ日本人として誇りを持ち、全ての国民が一致団結して、各自ができること、やるべき役割をしっかりと果たすということが大事なのだと思います。

そして被災を免れた我々ができることは、まずはちゃんと現地の方々の状況を理解し、その上で何が最も役立つかを判断してから行動することだと思います。
気持ちや感情が先立って物資を送ったり、ボランティアに駆けつけることは、単なる善意の押しつけでしかなく、現地の人々に迷惑をかけてしまうリスクさえあるので注意が必要です。

私が考えるに、まずは節電協力、義援金協力、献血、そしてできる限り速やかに日常業務に戻り、日本経済をまわしていくことだろうと思います。

全員で力を合わせて乗り越え、また強い日本を復活させましょう!

弊社も微力ながら誇りある行動をしたいと思います!

桐の会とは、私の出身校である桐朋高校出身の企業経営者や会社役員、個人事業主などの会で、20代から40代まで幅広いビジネスパーソンが集う会。

基本的に3ヶ月に一度くらいのペースで開催し、みんなでただ飲んだり、講師を招いて勉強会をやったりと、同じ出身校の仲間としていろいろと情報交換をしている。

昨日は私が幹事となって開催をさせてもらった。

ちなみに開催場所もいろいろだが、昨日は目黒のpampaという、これまた桐朋高校出身の店長がやっている洋風居酒屋で開催することに。

3月で忙しい中集まるからには何か有意義なことをと思い、今回は日頃懇意にさせて頂いているクックパッド社の山岸副社長に参加頂き、今日に至るまでのご経験や裏話などを披露して頂いた。

やはりどの企業も成功するまでには多くの壁や試練を乗り越えているもので、そこには沢山のエッセンスや学ぶべきポイントが詰まっており、これから成功を目指して頑張ろうと思っている経営者が多い桐の会では、今回の山岸さんのお話は非常に価値あるお話だったはず。

山岸さん、ありがとうございました!!


同じ出身高校の経営者仲間がこれだけいることが心強いし、なかなか出身高校が同じ経営者っているようでいないもの。そういう意味でも価値がある仲間なのだと改めて実感。

引き続き切磋琢磨しあっていきたいもの。

桐朋出身の経営者の方、もしいらっしゃれば是非!!
桐朋女子でも勿論OKです!







今朝改めてニュースを見てその経緯を知ったが、なんとも先進国を動かす人達とは思えない泥仕合。

私自身、政治についてはそれほど詳しいわけでもないし、いろんな裏事情がありすぎてメディアの情報だけでは判断ができないことから、あまりコメントはしたことがなかった。

そんな私でさえ、今回の前原さんの辞任劇には「なんでそうなるの?」という感じ。


政治家、しかも外務大臣ともあろう要職につく人が、たった20万円ほどの外国人からの政治献金が問題で辞任するなんてどう考えてもおかしい。

金額の多価じゃないと言う人もいるようだが、明らかに金額の多価が重要で、そこから見える計画性や悪意が焦点となるべき。

今回の件は昔からお世話になっている焼肉屋さんのオバサンで、5年間で20万円の献金という。
誰がどう考えても計画性も悪意もない。ただチェックを怠っただけの事務的ミス。

ちゃんと謝罪して返金すればいいだけのことでしょうが。
オバサンも誰かわかってるわけだし、何の問題もないはず。

外務大臣だから良くないと言っても、外務大臣に就任する前からであり、どこからどう見てもただの焼肉屋さんの女将さんであり、外交に影響を与える存在でないことは誰でもわかること。

今回の前原さんの対応は非常にいさぎよい印象で好感は持てた。
ただ個人的にも素晴らしい方だと思っていたので非常に残念。本当に国のためを思うのであれば、悪意がない事務的なミスで辞任なんてせず、いさぎ良い印象を取るよりも、粘って粘って本当に国を良くするために頑張ってほしかった。

だいたい野党もそんなことをイチイチ突っ込んで外務大臣を辞任させてどうしたいのか。
日本をこれ以上混乱させて何が得られるのか。

政治家には重箱の隅をつつくようなくだらない足の引っ張り合いをやめて、早く日本国の未来に向けて前向きな取り組みを始めてもらいたいものである。


昨日、久しぶりの奴から着信が。。。


その彼は昨年6月まで弊社の契約社員としてコーディングやデータ抽出などを手伝ってくれていたなかなかの逸材。

しかし映画監督を目指して一定期間本気で取り組みたいということで、一度弊社を去っていたのが昨年6月のこと。

そんな彼からの久しぶりの連絡に、映画でもリリースされたのかな、くらいに思っていたら、、、、

「またI&Gで働かせてもらいたいんですけど可能ですか?」

とな。

今社内では4月以降の技術スタッフが足りずにテンヤワンヤだったし、そもそも彼のスキルは本来弊社にとって必要不可欠なスキル。当然ながら即決!

「勿論。いつから。今までみたいに契約社員がいいの?正社員でもいいよ。」

とコンマ5秒くらいで答えた。経営者たるもの意思決定のスピードが大事!


人それぞれいろんな人生があり、それによって途中で道を分つこともあって然りだと思う。
しかしこうやって戻ってきたいと思ってもらえる組織は、正直いい組織だと思う。

完全に自画自賛だが。。。

まあでも普通は勝手知ったる会社ほど良いところも悪いところも見えているので、より良い会社を探したくなるもので、戻りたいという発想にはならないケースがほとんどだと思う。

そういう意味でも嬉しい限り。

この会社で頑張りたいと思ってくれた彼に感謝するとともに、正社員として新たな仲間が加わり、より強力な布陣で下半期に突入できることが嬉しくて仕方ない。

まさにI&Gに強い風が吹いてる!
この風に乗らない手はない!!!

妥協しないということは大事なこと。

ビジネスをしていると結構いろんなところで妥協しているシーンを目にする。


例えば、

数が落ちるけど単価を上げるか、単価を下げて数を取るか

という話。

まあ現場ではありがちがだが、すぐにそれが普通だと思い込んでしまうのはよくない。


まず最初に考えるべきは、

単価を下げずに数を上げる方法がないか

ということ。

それを徹底的に考えずして、いきなりさも論理的かのようにトレードオフ理論を持ち出すのは、少々成果への拘りが不足している。


安くて品質がイマイチか、高くて品質がいいか、という議論も同じ。

経営者やビジネスリーダーを志す人であれば、安くて品質がいいものを手に入れる方法を必死になって考えることが大事。実は思ったよりいろんな方法があるもの。

自分が成し遂げたいことは簡単に妥協せずに、どうやったらできるかを考え抜くことが大事。

昔からいろんな発想法について文献が出ているが、こういう人と異なる発想をもつことで、一見矛盾するような2つのことを同時に実現する方法は結構あるもの。

日常、自分が安易に思い込んでしまっている常識を疑ってみることも大事。

人と同じレベルでしか考えていないと、抜きん出ることはできないから。



就活生と話をしているといろいろと考えさせられる。
このブログにもそんな話をいくつか書いていますが、今回は夢について書いてみようと思う。

ちょっと前に演劇をやっている学生が説明会に来ていた。
また私の知人で映画監督を目指して、努力し続けている奴もいる。
うちで頑張っているWebデザイナーは、ミュージシャンとして夢を追い続けている。

かくいう私も起業家として大きな夢を追い続けている。

しかし次第に年齢が高くなり、家庭を持つことや、周囲の友人と所得の乖離が生まれてきたり、将来に不安を抱えたりと、純粋に夢を追い続けづらくなってくるのは事実。

そんなときに脳裏によぎりがちな「夢はいつまで追い続けていいのか?」という疑問。


昨日珍しくテレビを見ていたら、ちょうど島田紳介が歌手を目指す若者の同じような疑問(不安)に対して、なかなか説得力のあることを言っていた。

「夢を追い続けていいのだろうか?と疑問に思ってしまった時点でもう諦めた方がいい。この世界(芸能界)で成功するのはほんの一握りの人だけ。努力は役に立たない。なぜなら努力はみんなしてるから。努力することは大前提で、その上で才能がある人達が何らかのきっかけや運を掴んで成功する世界。周囲の反対を押し切ってでもやりたい、やってやるというくらいの気概がなければ到底この世界で成功することは適わない。よってすぐに諦めて違う道に進むのがあなたの為だと思う。」

ちょっと省略しているのと、関西弁を標準語にしてしまったことで、イマイチ正しく意味が復元できているか怪しいが、まあこんなようなことを言っていた。

あながちズレていない気がする。

私自身も起業して8年目。何度も壁にぶつかり、何度も嵐に遭遇しているが、毎年毎年馬鹿の一つ覚えのように「このままいけば、今年は大ブレイクかも」と真剣に思い込んでいる。それでまた壁にぶつかったら、またその壁を乗り越え「今度こそ行けるはず!」とまた思う。

ある種、目標は達成できるしするまでやるという覚悟と根拠のない自信があるからこそできる。
そして一度たりとて、もう起業家をやめようかな、なんて思った事も、頭の片隅をよぎったことさえない。

万が一この会社が倒産したとしても、もう一度起業すると思う。

「俺には経営者は向いてないんじゃないか」
「このままだと家庭さえ築けないのでは」
「雇用保険にも入ってないし貯金もなくて大丈夫なのか」

などと悩む若い起業家が多いのか、似たような相談を頻繁に受けるが、私としては、

「そう思うんだったら辞めた方がいい。できないかもしれない、と思ってる奴が成功できるほど甘い世界ではないと思う。」

と答えている。

「ちょっと貧乏だし、忙しくて寝不足だけど、毎日が楽しくて楽しくて仕方ない」
「今は大変だけど、未来のことを考えるとワクワクして寝る間も惜しんで仕事してしまう」

というタイプの人達が成功するのだろうと思う。

そしてそういう人達は夢はいつまで追いかけてもいいのか、なんて考えたりしない。
無論、たまに弱っているときに一時的にそう考えることはあるかもしれないが、すぐに復活できるのもこういう人達の強さだったりする。

宮里藍や北島康介らを見ていると本当にそう思う。

改めて自分の人生、自信をもって熱中できる仕事や組織を見つけられた人は幸せだと思う。

そして決めたら迷うことなく自信を持ってやり抜くことが、どの世界でも一流になる唯一の方法なんだと思う。

ベンチャーを選ぶと周囲の人達からいろいろと惑わされることもあるかもしれない。
そういう人達を全員説得するくらいの想いや力がなければ、ベンチャーでなんか頑張れない。

まさに芸能界と同じような世界かもしれない。

前から頭の回転がめっちゃ早い人だなーと感心して見ていたけど、今回のコメントで島田紳介の株が急上昇!!

どんな世界でも本当に突き詰めた人は同じことを言う。
それが本質論なんでしょう。

さて、皆さんは夢を追いかけ続けられそうですか?!



現在、全社をあげて頑張っている2012年の新卒採用ですが、早速一名が決定しました。

身長190cmを超す弊社随一の長身です。

本日からアルバイト(インターン)として働き始めるべく、初出社。

弊社としても久しぶりの新卒採用ということもあり、非常に初々しく、全社員が大歓迎してました。


彼には早速アルバイト(インターン)として、2つのミッションを課しました。

1つはエンジニアとして早期に貢献できる技術習得をすること。

2つ目は今後自分の同期となる優秀な仲間の採用、つまり新卒採用プロジェクトを手伝うこと。


早速来週の月曜日の新卒イベントに弊社の名刺をもって採用側として参加してもらいます。


やっぱり新しい仲間が増えるのは嬉しいもの。
会社は成長し続けてなんぼです。

成長が止まった会社にはチャンスも魅力もない。

彼を含め、2012年に入ってくる新卒達が、入社5年後くらいに振り返ったときに、2011年2月頃、この会社と出会い、この会社を選んで本当に良かったと思ってもらえるよう、全社員力を合わせて頑張りましょう!!

最近新卒採用活動を活発に行っており、多くの学生と様々な形で話をする機会がある。

そんな中で気付いた学生の勿体ない振る舞いについて。

最近、就職難だと言われる市場環境の中、非常に自信を持っていて、自分に相応しい会社かどうかを見極めてやろうという姿勢で会社説明会に参加したり、面接に参加したりする学生をちらほら見かける。特にベンチャー志向の学生には多いのかもしれない。

そのこと自体は素晴らしいと思うし、私自身も就職は結婚に近いと思っているタイプなので、相手に迎合するだけでは良い就職はできないわけで、ちゃんと自分をさらけ出し、相手のことも良く知った上で、どちらからかプロポーズし、どちらかが承諾するというのが当然の流れ。


ただちょっとだけ勘違いしてしまっていて、損をしている学生を良く見かける。


それは斜に構えたり、批判的な態度をしたり、興味がないかのような振る舞い・表情をすることが、自分のアピールになると思っていたり、他の学生との差別化だと思っている学生が結構多いこと。

別に会社を見極めるのは構わないし、自分が選ぶ上でどうしても知りたいことであれば、何でも聞けばいいと思う。しかし批判的な態度や発言、振る舞いをすることは、決して得だとは思わない。


就職が結婚なのであれば、会社説明会や面接はお見合いの場みたいなもの。
お互い事前情報を多少なり見て興味を持ってその場に来ているはず。

もしそうであれば相手に対して一定の興味を持った上でもっと知ろう、という姿勢が重要だし、もし相性が合わないことに途中で気付いたとしても、無礼な態度を取る必要も、批判的な発言をする必要もなく、丁重に辞退すれば良いだけのこと。

人と人(組織)が出会うには多少なり縁や運も必要だと思っている。

弊社は就職サイトには一切情報を掲載していないこともあり、弊社の会社説明会に参加頂く学生はより縁を感じるわけで、弊社としても参加して良かったと思ってもらえるよう、最大限努力をしているつもりでいる。スタッフも多忙な中、全力で対応している。

にも関わらずあまりに興味のなさそうな態度や振る舞いだったり、粗探しや批判的な質問を繰り返したりする学生を目の当たりにすると、我々としてもこの学生は何で参加したんだろう、という気持ちにならざるを得ない。

お見合いに来ておいて全く興味がなさそうであれば「貴方は何しに来たんですか?」ということになるのは当然のこと。

さすがに弊社の場合は「親が参加してみろというから来てみました」なんていうことはあるわけないし・・・。

つまるところ何かしら興味を持ったか、気になったということだろうと思う。
であれば、建設的な質問や、興味を持って聞くこと、無礼や非礼のないように振る舞うことは、最低限のマナーであろう。

ちゃんと大人として相手に気を使えるということも、大事な力。

ま、そんなことを言っている私自身も、学生時代から生意気で決して謙虚な振る舞いなんてしたことがなかったとは思うけど。。。

このブログを読んだ諸先輩方々から「お前が言うな」と突っ込まれそうだけど、まあこれから就職活動まっさかりの学生さんに少しでも参考になれば幸いです。

仕事をしていると日々壁にぶつかる。


わかりやすくいえば、

・これらのタスクをやりきるに時間が足りない
・この目標を達成するためには●●が足りない
・どう頑張ってもこれ以上の質にはできない

などなど。

まさにこれらは自分の経験や過去の蓄積によってぶつかるリアルな壁。

多くの人はその壁にぶつかりすぐに諦めてしまう。

確かにそれらの壁の多くは、今までのやり方、今までのツール、今までの努力だと越えたり壊したりすることが難しいのだろう。そしてそこで思考が停止してしまうから、それができない理由となる。

しかし実はそういった壁の多くは越えたり、壊したりできることの方が多いことに気付くことが大事だと思う。

わかりやすい例を考える。

新規事業などを考えていて、「資金力的に弊社では難しい」と思って諦めてしまうことは、ベンチャー企業では良くある話。しかし本当に実現すべき、実現したいと思える事業なのであれば、資金を調達することもできるかもしれないし、資金力がある会社と合弁事業として立ち上げてもいいし、資金がかからない立ち上げ方もできるかもしれない。

もう一つ例。

自分のタスクが過多でこれ以上新しいタスクは負えないというケースも若いビジネスマンには多いと思う。しかしそれも今までの経験則からそう思い込んでしまっているケースが多い。
何に時間が取られているのか、それを短い時間で実行する方法や、アルバイトを活用することで自分のパフォーマンスを何倍にもできないか、何かツールを使うことで時間を短縮し効率化できないか、自分の作業スピードを上げる方法がないか、など、試行錯誤することで、今まで壁だと思い込んでいたものを越えることができたりする。

大事なのは、目標を定め、それをなんとしても実現したいという意欲。
ちょっとやそっとの壁では絶対に諦めないという強い意志。

それによって経験則の罠から抜け出し、新たな方法やツールを生み出し、自身の成長につなげることができる。

私もいまだに日々壁を越えたと実感することがある。

まだまだ人は成長できるし、知恵は絞っても絞りすぎということはないということだろう。

ネバーギブアップ!



今の麻布十番のオフィスに移転してきて5ヶ月目。

そもそもはリーマンショックから立ち直った昨年、今期を第二創業期として改めて成長軌道に乗っていこうという決意とともに、長年オフィスを構えていた虎ノ門から、現在の麻布十番に移転してきたのが昨年の10月。

そこから5ヶ月が経過し、何とか計画通りに業績も推移。新卒採用、エンジニア採用を中心として仲間を増やすべく、鋭意活動中。

そうなってくると早速オフィスが手狭に。。。

ということで今度の6月より今の2階に加えて6階も追加で契約。

なんと計画性のない移転かと思われそうだが、これはある程度想定していたこと。
それでもリーマンショックを忘れないため、また第二創業という区切りを明確にするため、再度全社員で高密度に一致団結して創業したんだという意識を持つため、いろんな理由があってあえて移転を決意した。

そういう意味ではこの半年間、第二創業として非常に良いスタートが切れたと思っているし、新しいオフィスに移ってきたことも非常にポジティブだったと感じている。


よく第二創業とか、ここからが勝負という話をする経営者は多いが、社員全員にそう思ってもらうためには、極端な行動を伴う必要がある。移転や制度改定、組織改編などがまさにそれで、それによって社員が肌感覚で第二創業なんだ、今までとは違うんだ、という自覚と責任を持ってくれる。

そういう意味では本当に良い移転だったと思うし、今のオフィスは凄く気に入っている。
できれば2階から8階まで全てを弊社で借りて、サイバーエージェントビルみたいに、I&G Partnersビルという名前に変更してもらえたらいいなーと思ったり(笑)。


しかしオフィスの解約ってなんで6ヶ月前告知なんだろう。
6ヶ月もしたら会社の状況はがらりと変わっちゃうし、3ヶ月くらいにしてくれればいいのに。

最後は愚痴でした。。。





私も含め、30代も中頃あたりから体のあちこちにつく脂肪が気になってくる。

30代前半から少しづつ気になり始め、30代中頃くらいには誰の目から見てもメタボだなと思えるレベルに達しているような人が多いのではないだろうか。

私はサーフィン、ゴルフ、サッカーと相当運動好きなこともあり、上記のようなペースよりは若干抵抗しているが、まあそれほど違いはなく、だいぶ中年っぽい体つきになってきた気がしている。

ゆえに毎週ジムに行き、定期的にランニングすることで、何とか毎日酒を飲んでもぎりぎり体型を維持するくらいのところで踏ん張っている。

そんなことを話していたら最近面白い話を聞いて、なるほどと思った。

それは、ジムに頻繁に行っている人はそれほどメタボじゃない人が多いという事実。
確かに私が行っている広尾のジムにはそれほど太い人が多いこともなく、逆にかなりスタイルが良い人がそれを維持するためか、もっと引き締めるために来ているのだろうと思える人が多い。

これはジムに通っているから引き締まったのではないという。
どちらかというと、ある程度維持してきた人が少しでも体型が気になり始めると、ジムに通い、そういう人ほど継続して体型を維持する努力をする傾向があるという。

この理論(?)は外国語とかも同じらしい。

つまりある程度英語ができる人が英会話に行ってブラッシュアップすべく努力したり、忘れないように努力したりする傾向があるという。

外から見ると「やるべき」と思う人が最初の一歩を踏み出せず、「やらなくていいんじゃない?」と思うような人がさっさと始めて継続して頑張るという傾向は何とも不思議。

でも直感的には確かに的を得ている気がする。

ということで頑張ってジムは継続しようと思う。
ただ英会話は、、、、近い将来始めたいと思う。。。

どうやら私一人の中でも同じ理屈が成り立っているようだ(笑)。


私自身、仕事をする上で大事だと思うことは、楽しいという感覚。

やはり人生においてこれだけ時間を費やす仕事だからこそ、楽しいとかやりがいがあるとか思えないことはやりたくない。

一方でじゃあ楽しい仕事が存在するのだろうか。

個人的にはそれはあまり良い考えではないと思っている。

仕事を楽しめる人と楽しめない人がいるのであって、楽しい仕事と楽しくない仕事があるのではないと思う。

勿論単純な作業やルーティン業務もあるので、それ自体は決して楽しくないかもしれない。
そこからどうやって自分を成長させるのか、そういう試行錯誤や挑戦を楽しめるようになることが大事だと思う。

小林一三さんという阪急東宝グループの創業者が素晴らしいことを言っている。

「下足番を命じられたら日本一の下足番になってみろ。そうしたら誰も君を下足番にしておかぬ」

まさに名言。本質を突いた言葉だと思う。


あとは自分達次第で仕事や職場を楽しくすることはできる。
そんなヒントをくれるのは実在するシアトルの魚市場について書かれた以下の本。

フィッシュ〜!〜鮮度100%のぴちぴちオフィスの作り方〜

この市場の人達は本当に楽しんで仕事をしているという。

是非とも見学に行ってみたいところ。

つまらない、辛い、やりがいがない、成長できない、マイナスに考えればいくらでも出てくる。
しかしちょっと視点を変えてみたり、工夫してみたりすることで、一気に楽しくなったり、やりがいが出たりするもの。

同じような職務を任されていても、世界のどこかにはめちゃくちゃ楽しみながら、自分なんかが足下にも及ばないくらいのパフォーマンスを出している人がいるはず。

私が創業以来大事にしているワークススタイルである

Play Business Play Hard!!

働いているとしんどいことも多いが、嬉しかったり楽しかったりすることも多い。
そして何よりも高い壁を仲間と力を合わせることで超えられたり、実力以上の結果が出せたりしたときは本当に頑張ってよかったと思う。

いろんな仕事があると思うし、楽しむことが難しいくらい単純な仕事もあるかもしれない。
それでも日本一の下足番を目指して努力する人の方が、隣の芝が青く見えてしまう人よりは、長い目で見たら成長できるし成功するのだと思う。

思ったよりも隣の芝は青くないので、自分の芝を青くする努力をしましょう!

仕事をする上で負けん気は凄く大事。

最近はゆとり教育の影響なのか、競争することや、勝つことに対して、ほとんど興味のない若者が多いように感じる。

新卒採用をやっていても学生から負けん気の強さを感じることはあまりなく、どちらかというとみんなで楽しく、社会に役立つことをやりたい、という感じの学生が多い。

社会貢献に興味を持つこと自体は決して悪いことではない、というか良いことなのだが、それを実現させようと取り組む、つまり実行フェーズに入ったときには多くの壁にぶつかるわけで、そういうタイプの人だとそれらの壁を越えることができない懸念が強い。

壁にぶつかったときに曲がっている人はいつまで経ってもその場から動けない。

壁にぶつかって右に行き、また壁にぶつかって右に行き、また壁にぶつかって右に行き、、、、ずっとその場を回っているだけになってしまう。

どこかで壁を乗り越えるか壊すかして進みたい方向に進んで行く必要がある。

その為には目標に向けた強い達成意欲や負けん気のようなシンプルな性格がものすごい武器になったりする。

私自身の話で恐縮だが、私自身は小学生時代から友人と対戦型のゲームをやっていて負けると勝つまでやるタイプだった。別にゲームの勝ち負けなんてどうでもいいじゃん、という人も多いだろうが、何故か勝つまでやらないと気が済まないタイプで、今思えばそれが負けん気なのかもしれないと思う。

できない理由を上げるのは至極簡単。

人は自分が今までやり遂げたことがない未知の目標やミッションを提示されると、誰しもできない理由が頭に浮かぶもの。

でもやはりどうせやるなら高い目標を掲げて挑戦し、前人未到の成果を出すような働き方がいい。
さらにいえば、そういう生き様がかっこいいと思う。

私自身そう思うことに明確な理由はなく、ただ純粋にそう思う。
恐らく負けん気や向上心からくる感覚なんだろうが、これがベンチャーでは結構重要。

小学校で徒競走や騎馬戦やリレーなど競争して順位が出る競技がどんどんなくなっていると聞くが、誰が何のためにそんな教育制度にしたのか、不思議でならない。

幼いうちに競争は悪でみんなで頑張ることを教えたところで、社会に出れば待ったなしの競争が始まる。しかもグローバルな競争が。

リレーなども確かにみんなが参加できるわけではないが、クラスを代表する選手達が頑張り、それを一生懸命応援する仲間がいて、勝ったらクラス全員で喜び、負けたらみんなで悔しく思う、これがなんで悪いことなのか。

資本主義社会において、競争は決してネガティブなものではない。

今の教育は例えるなら、動物園で大事に育成し、大人になったらジャングルに放たれるのと同じこと。そんな動物が自然界で生きていけるわけがない。

改めて今の若い人達には負けん気や向上心を持って社会に出てきてもらいたい。
そしてOnly1ではなくNo1を目指してもらいたい。

弊社は負けん気学生大歓迎です!!

いよいよ新卒採用が本格的に活気づいてきました。
学生も随分と活発に動き出しているように感じます。

弊社でも年明け以降、何度か説明会を実施していますが、なかなか筋の良さそうな学生さんもちらほら見かけます。

面接もぞくぞくと始まっており、進んでいる学生だともうすぐ最終面接まで来つつある人が数名いる感じ。

4名という採用枠の割には力ある学生が結構応募してきてくれていると感じます。

我々くらい小規模なベンチャー企業は、逆に大きくなったベンチャー企業とは違う魅力を打ち出せますし、実際に全く違う経験も積めると考えています。勿論大きな組織の魅力もあるので、そこは学生さんの価値観次第なのだと思います。

今週日曜日も弊社の採用プロジェクトチームのメンバーが採用関連のイベントに参加します。

採用プロジェクトチームといっても、3名とも通常の仕事との掛け持ちでやってくれていて、本当に忙しい中、良くやってくれています。

仲間を採用することについては全社をあげて本気で取り組む、これは強い組織を創る上で何よりも大事なことだと思っています。

私自身も説明会、最終面接、それ以外の食事会など、何度も何度も学生とは対話します。
それくらいしてやっとお互いにわかり合えるものだと思っています。

小さなベンチャーの割には採用ハードルは異常に高く、簡単には内定者は出ないのは毎年のこと。
ここから数ヶ月の間、手を抜くことなく、良い学生を採用すべく尽力します。
それが間違いなく数年後の大事な成長ドライバーとなるはず。

採用チームの皆、明後日のイベントも頑張れ!!


いやー昨日の日韓戦は盛り上がった。

白金のバーで、社員4名と社員の奥さんの6名で観戦。

盛り上がって飲み過ぎて後半に入ったあたりで撃沈。
また延長戦から復活して何とか最後は感動できた。

しかし凄い試合だった(らしい)。

一部寝ていたので凄いと感じたのはみんなの60%くらいかもしれないけど。。。

で、その後さらに盛り上がって寿司屋に行き、結局朝方まで飲んだくれてしまい、今日は少々酒臭い状態のまま一日仕事。

しかも新卒説明会もあり、若干顔色が悪いまま決行。
ばれてなければいいんだけど。。。。ってブログに書いた時点でばれるか。

今週はまだまだ仕事が山積みなので、今日あたりはちゃんと睡眠とって回復するとしよう。




新卒採用で私が自社について理解してもらうために良く使う表現にこんなものがある。

「我々はまだ草サッカーチームに過ぎないが、本気でセリエAに昇格しようと思っている集団」

この社長、変なことを言う人だなぁ、と思われることもしばしば(笑)。

しかしこの表現が一番わかりやすいと思う。

ビジネスをサッカーに例えるなら、自分達を客観的に見ると間違いなくどこにでもある草サッカーチームでしかない。

グラウンドは雑草だらけで、トレーニング設備も、優秀なコーチも足りていない。
勿論チームとしての収益もJリーグのチームなどとは比べ物にならないために、それほど選手の年俸も高くない。時には監督も試合に出ることがある。

我々はまさにそんな草サッカーチームなんだと思っている。

しかしながらそこで頑張って練習している選手達は今はまだ無名ながら、かなりのポテンシャルを持っている奴らが集まっている。
選手を集めてくるということだけに関しては創業以来、本当に力を入れてきており、監督自らが口説きに口説いて集めてきた才能ある若い逸材が集まっている。

彼らの一部は今すぐにでもセリエAやJ1のチームに移籍できる力と経歴を持つ。

しかし強いチームに入ることよりも、自分達の手で自分達のチームを強くしていく、そのプロセスにこそやりがいがあり、楽しさがあると考えている選手だけがこのチームを選んでくれたのだと思っている。

外部から見ると、草サッカーチームなのに、練習量や監督から求められるレベルは常に世界レベル。そういう意味では非常にしんどい環境ともいえるかもしれない。

草サッカーチームで楽しくサッカーできればいいや、という安易な気持ちで入ってきた人は、とてもじゃないけどこんな頭のおかしい連中にはついていけないと思うかもしれない。

世の中には多くのベンチャー起業家がいる。
しかしなかなか成長できなかったり、多くの壁にぶつかっている間に、少しづつ「もう草サッカーでいいや」「楽しければいいや」と初心を失い、自らの幸せの基準を下げてしまう傾向があるように思う。

勿論草サッカーでいいと思えば、練習量を減らし、選手の年俸を抑え、その範囲で黒字化する仕組を作り上げれば監督と一部のリーダークラスの選手くらいはまずまずの生活ができるだろう。

しかし我々はそもそもそんなことをするために自分達のチームを立ち上げた訳ではない。

なんでそんなに頑張るのか、なんで社員にも同じレベルで頑張ることを期待するのかと良く聞かれるが、それはどうせサッカーをやるならセリエAでやりたいから。日本のチームはセリエAでは通用しないと言われて「なるほど」と諦めるつもりは毛頭ない。

正直足りないことだらけで、まだまだ乗り越えないといけない壁が沢山あるが、それでも何としても実現したいと思っている。

楽しくまったりとサッカーをやりたい人は迷わずそういう監督の元、楽しく趣味でサッカーをやっている草サッカーチームに行くことをお薦めする。

弊社に参画してもらいたい人は、本気で世界のトップクラスを目指す人で、この仲間であれば、この監督の下であれば、自分が加わればいけるはずと思える人。

周囲の多くの人が無理だろうと思っているかもしれない。
いや思っているだろう。

しかし成功したほとんどのケースで周囲はそう言っている。

イチローがメジャーリーグに挑戦した時も、多くの評論家はいろんな理論、理屈をつけて「さすがのイチローでも、メジャーにおいて野手として成功するのはかなり難しいだろう」と言っていた。
それが今やメジャーの中でもトップ選手に上り詰めている。

イチローを自分達を重ねるのはあまりにおこがましいが、想いを持つ者だけが到達できるということについてはその通りであり、ビジネスもスポーツも同じはず。

今は草サッカーチームであっても、近い将来、世界で活躍するチームになってやろう。
新卒採用もやっているが、そんな想いに共感できる人に入ってきてもらいたい。



今朝の社内MTGで少し叱咤することがあった。
誰か一人の問題ではなく、全員に対するメッセージ。

それは「本当に本気で目標を実現しようと思っているのか?」ということ。

うちみたいな会社はそれなりにモチベーションも高いし、みんな夜遅くまで頑張って仕事している。
人によっては週末も自主的に出勤し、努力を重ねている。

そういう意味では努力家が多い。

しかし本気でやれているのかという点には多少の疑問がある。

わかりやすい判断方法としては、残り1日であと50万円足りなかったときに、最後の10分まで必死になって走り回ったり、ドキドキしたりするかということだったり、ギリギリで未達成だったときに、悔しくて涙が出たりするかということなんだと思う。

高校サッカーや高校野球などを見ていると、みんな本気で努力してきたんだろうなと純粋に思う。
アドレナリンが出まくっているし、「勝ちたい」ということにチームが一丸となっている。

勿論、どちらも期間が3年間と限定されているものであり、何十年も続けていくであろうビジネスとは多少テンションが異なるということはあるのかもしれない。

しかし本気で何かを目指し、本気で切磋琢磨し、本気で悔しく思ったり、本気で嬉しく思ったり、ビジネスでもそういう働き方ができるのではないだろうか。

頑張るのは当然だが、それだけではなく本気になること、それが大事。

本気になると「このままでは駄目だ」とか「もっといい方法がないか」とか、焦ったり考えたり、ある意味試行錯誤するようになる。ただ毎日長い時間業務遂行するのではなく、何度も何度も目標に到達できるかどうかをシミュレーションし、少しでも到達できないリスクをヘッジしようと努力をするようになる。

周囲を巻き込み、侃々諤々の議論を繰り返し、時には激しくぶつかったりしながらも、やり遂げたときには最高の感動と達成感が待っている。

私自身、何度もそんな働き方をしてきた。
そしてそんな働き方が一番楽しいし、自分の成長も早いということを体験的に知っている。

それが一部の社員には伝えきれていない気がしている。

「自分はこんなに頑張っているのに評価してもらえない」
「普通に成果は出しているのにあまり評価してもらえていない」

もしそんな風に思っている人がいれば、それは頑張っているけど本気ではない人なんだろう。

私が叱咤したり指摘したりするケースのほとんどは、このままだと目標の実現可能性が怪しいと感じたとき。

それに対して「ちゃんと頑張っている」「できることはやっている」という感情や反論が出てきてしまうようなら、そもそも本気で目標を実現したいと思えていない可能性が高い。
私の指摘に反論するなら「自分はこの方法でやりきれる自信がある」「社長の言う方法では難しいのではないか」というような意見が出てくるのが自然だろう。

それならお互いに目標をやり抜くベストな方法について建設的な議論ができる。

誤解を恐れずに言えば、寝不足で働いたり、週末にプライベートの時間を削ってまで働いたりすることが、イコール本気であるということではない。

本気で何かを成し遂げようと思ったとき、最もベストな方法や手段を考えることが重要で、上記のような方法はあくまでもその方法論や手段の一つに過ぎない。

改めてチームで一丸となって何かを成し遂げ、全員で本気で達成感を感じるような、そんな働き方ができる組織にしていきたい。

その為にも既にそういう経験をしてきたことのある人や、気付けた人が周りを巻き込んで行くことが大事。

このメッセージが響いた一部の社員が早速実行してくれることを期待しています!

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