麻布十番で働くCEOのBlog(旧・南麻布で働く社長のblog)

成功報酬型求人メディアGreenの運営や、インターネットサービスの企画・開発を行う株式会社アトラエの社長のblogです。

2007年02月

本日の日経新聞の1面に日興の上場廃止の記事が出ていた。

凄いできごと。


まさか日興ほどの会社が上場廃止になるなんて、5年前なら
誰も想像しなかっただろう。



昨日、野村證券の元経営陣だった方々と食事をご一緒させていただいた。

そこでも昨今の株式市場やMSCBなどについて、議論が変わらされた、
私もその中でいろいろと学ぶことがあった。


ただやはりその方々がおっしゃることも、私が考えることも、
レベルは違えど、本質は同じなんだと感じた。


会社は投機的な株主のために存在するわけではない。
従業員、顧客、株主というステークホルダーのバランスを取る
ことこそが経営者の責務なのだと思う。
もちろん資本コストに見合った期待リターンを提供すべきである
のは間違いない。




また最近紙面をにぎわすコンプライアンス(法令遵守)という
考え方も個人的にはちょっと不足だと思っている。

法を守っていれば何をしてもいいのか、というとそうではない。
グレーな法の落とし穴がまだまだ存在する以上、企業としての
倫理観や行動理念みたいなものが大前提として存在しないといけない。


つまり法的には問題なくとも、会社としてやってはいけないこと、
取り組むべきではないこと、そういうものを明確にして、企業風土、
行動指針として浸透させていかなくてはいけない。


法律は人が作っている以上、完璧ではないわけだし。


弊社の行動指針にもそういうフレーズがある。


−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−
プロセスには拘れ!しかし結果がすべてだ。
〜結果は絶対。さらにプロセスまでにも拘るのがIGPクオリティ〜

どんなにビジョナリーな会社であっても結果が求められる。

売上予算、行動指標、顧客の期待値、・・・これらの指標は
メンバー一人ひとりが拘り、必達することが前提である。

達成するためには様々なプロセスを、
試行錯誤、努力することが求められる。

ただし、いかに達成するためであったとしても、
顧客にとって不利益をもたらすものや、
法的・道徳的にグレーなプロセスを経たものは
一切認めない。
IGPにおいては、決して後ろ指差されることのない、
正々堂々としたプロセスを経た達成のみが認められる。
−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−


会社にとって大事なのは、誠実さをもって市場や顧客と
真摯に向き合い、自分達の行動理念とプライドを持って、
社会に必要とされる企業になること。


個人的にはそう考えている。


世の中はやれ日本版SOX法だなんだのと、ルールや
法律で規律を設けようとする動きが活発である。
もちろんそういうツールやルールも必要。


ただ、そういうルールや法律とは異なり、もっと本質的な
部分の、企業風土や企業カルチャー、経営理念や行動指針
といったものこそが、最も大事なのだと思う。


何が正して、何が正しくないのか、最後は原理原則本質論。


儲かるならいい、法律に違反しなければいい、そういう
カルチャーを作ってしまうのは経営者の責任。


自分達がやっていることが、胸をはって正しいと思える、
社会に価値があるか、顧客に価値があるか、そんなことに
こだわってプライドのもてる仕事をしていきたい。


少し遠回りに感じることがあっても、最終的には、
そういうことに拘れる会社だけが、永続的に成長を実現し、
時代を代表するエクセレントカンパニーになるのだろう。


しかし上場企業の経営者が、株主(市場)から受ける
プレッシャーは相当なんだろうな、、、。

そこだけはさすがにちょっと不安を感じる今日このごろ。。









先週の日曜日、とうとうオヤシラズを抜いた。

既に3本を抜いていたのだが、あと1本が真横に生えていて、
他の3本のように簡単には抜けないという歯医者の診断により、
3年ほど先延ばしにしてきてしまった。


しかしとうとう決断のときが。


歯医者に聞いたところ、

「2〜30くらいでなんとかなるでしょ」

というのでいよいよ決意。


運命の日曜日。



いよいよ抜歯に着手。

ところがなんと、30分どころか、2時間以上もかかる大手術に・・・。


途中で麻酔は切れかけるわ、最後には、

「あと少し残っているんですが、これ以上は難しいから、
 あとちょっと頑張ってだめなら、また落着いてから半年後
 くらいに抜きましょう」

などという悲惨な事態に。


こちとらまた半年後に同じ思いをするのだけは避けたい。
断固決行の意思表示。


結局2時間30分程度でようやく完了。

あとは1週間後の抜糸のみ。


やっと長い闘いが終わった。


と思いきや、3日間はお酒もお風呂もだめとのアドバイスを
もらいながらも、2日目の昨日、勢いあまってお酒を飲んで
しまったことで痛み止め効果が激減。


またもや痛みとの闘いが・・・。しかも今日も会食。
悩ましい。


32才にもなってやっと、お医者さんの言うことは聞かないと
だめだということを、身をもって体験している今日この頃・・・。











先週の日曜日、とうとうオヤシラズを抜いた。

既に3本を抜いていたのだが、あと1本が真横に生えていて、
他の3本のように簡単には抜けないという歯医者の診断により、
3年ほど先延ばしにしてきてしまった。


しかしとうとう決断のときが。


歯医者に聞いたところ、

「2〜30くらいでなんとかなるでしょ」

というのでいよいよ決意。


運命の日曜日。



いよいよ抜歯に着手。

ところがなんと、30分どころか、2時間以上もかかる大手術に・・・。


途中で麻酔は切れかけるわ、最後には、

「あと少し残っているんですが、これ以上は難しいから、
 あとちょっと頑張ってだめなら、また落着いてから半年後
 くらいに抜きましょう」

などという悲惨な事態に。


こちとらまた半年後に同じ思いをするのだけは避けたい。
断固決行の意思表示。


結局2時間30分程度でようやく完了。

あとは1週間後の抜糸のみ。


やっと長い闘いが終わった。


と思いきや、3日間はお酒もお風呂もだめとのアドバイスを
もらいながらも、2日目の昨日、勢いあまってお酒を飲んで
しまったことで痛み止め効果が激減。


またもや痛みとの闘いが・・・。しかも今日も会食。
悩ましい。


32才にもなってやっと、お医者さんの言うことは聞かないと
だめだということを、身をもって体験している今日この頃・・・。











ちょっと古いが、最近ミスミの三枝社長が書かれている
「V字回復の経営」なる本を読んでいる。

何故かたまたま読み損ねていたところ、たまたまAmazonの
お奨めで出てきたことで、衝動的に買ってみた。



・・・そう考えるとAmazonのリコメンデーション機能はすごい効果。。




その話の中で、商売(ビジネス)の基本サイクルという
話が出てくる。


研究開発⇒製造⇒営業・マーケティング⇒顧客


という一連のビジネスの流れであり、最後顧客からの声、ニーズを
さらに研究開発や製造、営業に活かしていくことで、サイクルが
完成する。


ここで重要なのが、このサイクルを如何にして短縮化するかが、
企業の競争力になるということ。


確かに顧客の声が研究開発や製造現場に届かないような企業では、
良い商品やサービスが開発されるわけもない。
セブンイレブン社なども、Dailyでポスデータが吸い上げられ、
顧客の行動結果を分析し、現場に活かしているという。


わかりやすい話として、椅子作りの話が出ていた。


以前一人一人の職人がデザイン・設計から、塗装や組み立てまで
手がけている時代であれば、店頭で売られる自分達の商品が
顧客にどう思われ、どう評価され、どう使われているのか、を
職人達は相当気にしたという。そして何か問題や改善点があれば、
すぐに次に組み立てる商品に反映させることができたと。


一方で近代化した工場においては、効率重視の完全分業体制が
敷かれている。つまりある人や椅子の脚だけを削っていたり、
色だけを塗っていたり。。
そうなると、指示に基づいて作業を行うだけの人になりやすく、
当然ながら店頭で顧客がどう評価しているかどうか、なんて
気にしなくなる。
そしてそういう声がフィードバックされる仕組みも、ほとんどの
ケースにおいて存在しないか、実質機能していないという。


確かにそういう状況は容易に想像がつく。



この話、どんな業態でも気をつけないといけない。
効率や生産性などは非常に大事。

しかし自社が社会に提供する付加価値はなんなのか、そして
それが本当に提供できているのか、どんな部門、プロセスに
関わっている人であろうと、その点を常に意識していかない限り、
如何に生産性を上げてもそもそも市場に受け入れられないだろう。


弊社の行動指針『As IGP』に『IGPという城を創れ!』という指針がある。


これはまさに、働く上で重要な視点と目的意識に関する指針。


ただ日々釘を打っている人。ただ日々ペンキを塗っている人。

そういう人ではなく、日々は釘を打っていたとしても、
何をしているのかと人に聞かれたら、熱を込めて

「IGPという城を創っているんだ」

と語れる働き方をしてほしい。それによってできる工夫や
モチベーション、個々人の成長はだいぶ異なる。




話を戻すが、ビジネス(商売)の基本サイクルを短縮化し、
しっかりとまわしていくこと、簡単そうで簡単ではないこの
基本的な考え方を、改めて意識して経営をしていかないと
いけない。


もちろんこの話以外にも沢山参考になる話はあった。

V字回復の経営」さすが名著!




















実はけっこうせっかちな私。

仕事をしている中で、社員と話しをするときにも、
なかなか本題が見えなかったりすると、つい


「結論は?」
「結論から言って」


となってしまう。


恐らく社員からは短期な社長、せっかちな社長くらいに
思われていることだと思う。



しかしビジネスシーンにおけるコミュニケーションでは、
実はすごく大事なこと。


やはり時間という限りある中での生産性が重要な
ビジネスというシーンにおいては、可能な限り要点を
まとめて、本題から伝えていくべき。
大きな組織になると、それだけでも生産性が大きく変わる。


これ実は簡単なようで、結構できている人が少ない。


例えば、

「社長、実は今日営業に行って来たところで○○○という
 会社があるんですが、そこの・・・・」


これだと相談なのか、報告なのか、何もわからず
聞き続けないといけない。
しかも5分で済むのか、15分なのか、それ以上なのかも
推測できない。


基本的には、


「社長、相談事項があるのですが、今5分ほどいいですか。
 結論から言うと、営業先からのディスカウント要望なの
 ですが、、」


とあってほしい。それならそのタイミングで、別のMGRに
相談するよう指示することもできるし、優先順位の判断も
つけることができる。


上の例だと、最後まで聞き終わらないと何のジャッジもできない。



という意味でも、ビジネスシーンでは結論から要点を
まとめて話をするということが大事。


かっこいい言い方をすると


結論先出しのピラミッドストラクチャーコミュニケーション


ちょっと意味不明ですが・・・。


とりあえず結論から話す癖、ぜひ意識してみてはどうでしょう。

結構できていないものです。

















I&Gパートナーズの行動指針『As IGP』に、

変化を楽しめ

というフレーズがある。



この意味は、ついつい過去の成功体験にとらわれたり、
従来の方法や仕組みに依存しすぎて、それが足かせとなって
より良いものを生み出せなくなることはやめようという意味。

顧客のニーズも競合のサービスも、どんどん変化していく。


その変化に常に敏感であり、自分達も変化し続けないと
生き残ってはいけない。




しかしこの変化を楽しむことは、実は結構難しい。
というよりも、つい既存のやり方や考え方にとらわれてしまい、
知恵を使えなくなってしまう。


もっと効率的なやり方ないだろうか、
もっと顧客にとって良い形はないだろうか、
もっと楽しく働く方法ないか、
もっと成果を出す方法があるんじゃないか、


そんな問いかけを常に自分にぶつけていくことで、
日々の業務に追われている自分の視点を切り替えることが
求められる。


また日々の業務に追われていると、つい自分が成長できて
いないんじゃないかと思うようなことが誰にでもあると思う。


成長のプロセスは、階段のようなもの。
ある一定期間は変化に気付けないが、あるタイミングで
段差を一つ上がった実感を持つ。

日々実感するようなものでもないのだと思う。


とはいえ、日々同じ業務を、オペレーショナルに処理して
いるだけではもちろん成長はしない。

やはり自分のできる一歩外の仕事を、自らやっていくこと。
チャンスは平等にある。


マネージャーや私がチームの戦略を描いているが、
メンバーが戦略立案してはいけないなんてルールはない。


逆に「もっといい戦略を考えたので聞いてくれ」という
くらいの前のめり感がベンチャーでは求められる。


それで本当にその戦略が効果的だったり、良いものであれば、
今後戦略を考えるときに、その人に任せてみよう、となる。

そうやってチャンスを掴んでいく。
任されるのを待っていたり、自分の業務範囲を自分で
決めてしまっては、単なる頑張る歯車でしかなくなってしまう。


せっかく弊社のようなベンチャー企業に入ってきたからには、
自らの可能性をどんどん拡げていって、チャンスを掴んで
もらいたい。


変化を楽しもう!










先週末の土曜日、弊社の運営する求人サイトgreenが大幅リニューアルしました!


日経さんからの情報提供による情報量の強化や、
気になるアプローチ」なる新たな機能の追加など、
かなり充実してきました。


もちろんまだまだこれからも新たなコンテンツや機能が
目白押しですが、まずもってその第一弾は見事に完了しました。



メインで関わってきたシステムならびに企画・デザインのメンバーは
本当に怒涛の日々を過ごしつつも、見事にやり遂げてくれました。

みんな、本当にお疲れさま。


でもまた休む間もなく、3月の次のリニューアルに向けて動き出す。。

引き続き力をあわせて、より使いやすいサイトにしていきましょう。



ちなみにリリース終了後の打ち上げでのシステム担当者からの一言。


「リリースというのは台風みたいなものです」


なんのこっちゃ意味はわかりませんが、
その大変さだけは伝わってきました・・・。

みんなほんとーにお疲れでした。














ビジネスに取り組む上で目標というのは本当に重要だと
最近特に感じるようになった。


目標がないと、ついつい人は自分のできる範囲や
慣れた方法でのみ仕事をこなしてしまう。


それだと結果が良くとも悪くとも、頑張った上での
結果でしかない。


目標を立てることで、目標を達成するために何をすべきか、
どういう工夫ができるか、ある意味最大限知恵を絞って考え、
時間も有効に活用するようになる。


面白い例として、ある有名な焼肉チェーンの話がある。


そのチェーンでは、一日一日の売上目標を1店舗ごとに
明確に全店員で共有しており、営業開始とともに、
1時間ごとに集計チェックするという。

それを随時店員全員で共有し、必死になっておいかける
という。

なのでもちろん閉店時間に近づくと、

あと飲み物数杯で達成だ、

とか、

あと5000円で達成だ、

という事態が起こる。


普通であれば、時間通りに店を締めて、今日は売上が
いくらだった、で終わるところが、これだけ目標に
コミットしていると、あと5000円だから、今日は営業
時間を30分だけ延ばして、今いるお客さんにデザート
を提案しよう、だとか、閉店間際にあと1時間で閉店
なので、閉店間際特別割引で店頭で呼び込みをやろう、
などといったアイディアが出てくる。

何もしなければそのまま終わるところを、全店員が
共通の目標にコミットすることで、あらゆる工夫や
知恵が出てくる。

その一つ一つの積み重ねが、全体として大きな競争優位性
になっているのは間違いない。

もちろん客商売なだけに、売上偏重になりすぎるのは
良くないが、理念や行動指針、顧客志向さえ徹底されて
いれば、その理念を守った上での目標コミットは、
非常に効果があるのだと思う。


弊社もまだまだそのあたりができていない。反省・・・。


改めて徹底していこう。

Winning Culture!!

勝つことが当然である常勝集団へ。

昨日ある会食に参加させてもらった。
その会食に参加した人は全員同じ高校の出身者。

私もだが、国立にある桐朋高校という学校に通っており、
昨日はその高校出身のベンチャーキャピタリストの方から、
ベンチャー経営者など10名くらいが集まり、懐かしい話から、
ビジネスの話まで、幅広く盛り上がった。


一番上は今年36歳の年代。一番下は今年30才の代。
みんな仕事真っ盛りのやる気ある年代。


桐朋の特徴は、愛校心が非常に強い。
卒業生の多くは桐朋という学校にロイヤルティやプライドを
持っている気がする。


昨日もみんなと話をしていてそれを感じた。


今回はとある人の言い出しによって、10名程度が集まった
ものの、恐らくまだまだ同窓の社長やベンチャーで活躍する人
など、いるのだと思う。


もし桐朋出身の経営者の方、いれば連絡下さい。

桐の会、次は半年後を予定しています!


しかしバレンタインデーに男性10名で会食。
しかも10人のうち未婚者は3名のみ。

みんな嫁さんからの疑いが怖いのか、1次会終了後には、
自然と解散し、さっさと帰路へ・・・。





村上ファンドやスティールパートナーズなどが、
紙面をにぎわし始めて依頼、ファンドの存在がだいぶ
表舞台に出てくるようになってきたような印象がある。


実際に海外ファンドを含め、数多くのファンドが日本の
市場でひしめき合っているのも事実。


弊社のように企業の幹部クラスの人材を斡旋している
エージェントは、ファンド企業とはビジネスパートナー
として取引をさせていただくことが多々ある。


しかし最近のファンド関係者の話を聞くと、どのファンド
担当者も決まって「投資先がなくなりつつある」という
言葉を口にされるケースが多い。


事実、ファンドが増えれば増えるほどビットになり、
値が釣りあがっていくことで、期待リターンやリスクに
見合わない金額に跳ね上がってしまうケースも多々ある
とのこと。


個人的には、市場の中から投資に見合う優良(?)企業
を見つけ出し、投資をして、リターンを得るという、
いわゆる宝探しのような投資手法は今後は続かないのでは
ないかと思う。


これからは投資後に如何にしてバリューアップを
実行できるかどうか、という点で差別化が図られていく
のではないかと、個人的には思う。


つまり宝を見つけるのではなく、今ある原石を磨いて
宝に変えていく、そんなことができるファンドこそが、
生き残っていくのだろう。
産業再生機構などはまさにその代表例なのかもしれない。


今日の日経新聞にもエンジャパンが投資事業に進出と
いう記事が掲載されていたが、エンジャパンのような
事業会社が投資事業に乗り出す上では、まさにその
バリューアップや付加価値にこそ強みがあるはず。

逆にそれがないようなら、既存競合である
プロフェッショナル達と対等に渡り合えないだろうし、
今更ファンドビジネスや投資ビジネスを立ち上げる
わけはない。


これから数年で多くのファンドの償還期限が続々と
訪れることを考えると、どのくらいのファンドが
次のステージにいけるのか、非常に厳しい結果になりそう
な気がする。

そんな中、強みやコアコンピタンスを持つ事業会社が
投資ビジネスに乗り出していくというのは、一つの時代の
流れなのかもしれない。











昨年末に買い換えたばかりの携帯電話が早速不調に。


あまり短かい付き合いだった・・・。

個人的には気に入っていたため、多少残念ではあるものの、
このまま使い続けるとどこで最悪の事態を引き起こさんとも
限らない状況。


一方で修理と思っても、もちろん保証書などはとっくの昔に
ゴミ箱へ。


結局今月中くらいを目処に買い換えることを検討しないと。



買ってそんなすぐに不調になっているその理由は、
まさに自分自身。

知人と電話で話しをしているときに、ムッとすることがあり、
その電話を切ると同時にその携帯はそのまま宙を飛び、壁面に激突。


最近滅多に感情的に怒ることがなくなってきたものの、
そのときは久しぶりについ感情的に。

お気に入りの携帯は壊れかけ、後悔してももう後の祭り。


どんなに機嫌悪くとも、物や人に当たるのは良くない。

33歳を目前に、新たに人生の基本を学びました・・・・。




2月より待ちに待った新しい仲間が参画してくれている。

WEBデザインを中心として、企画まで幅広く携わっていただける逸材。


現在弊社が展開するgreenにおいては、デザインがなかなか
追いついておらず、デザインチームは日々バッタバタ。

そこに加わってもらえたのは本当に大きい。


実力、経験もさることながら、キャラクターが素晴らしい。

利他の心も持ち、I&Gパートナーズの持つ価値観や
カルチャーに早くも完全に溶け込んでくれている。


また4月からも新卒以外に新たにマーケティングのプロフェッショナルと、
システムのプロフェッショナルが加わってくれることになっている。


もちろん彼らもキャラクター、経験ともに素晴らしい逸材。

弊社では「利他の心」を持たない人は、どれだけ能力があっても
採用しない。利己ではなく利他が大事。


しかし弊社のような無名のベンチャー企業に、
これだけの仲間が想いに共感して集まってくれる。


本当に嬉しいこと。


そしてこのメンバーであれば、成功しないことなんてありえない。
そう思えるだけのメンバーが揃ってきている。

弊社のように資産や技術を持たない企業の強みは、まさに人。


これで成功できないようなら、間違いなく私の手腕の問題・・・。


この仲間とともに、社会に価値ある最高の組織を創りあげたい。






なんのことかわからないタイトルですみません。

自作の名言(?)です。


弊社はgreenという業界でも始めての試みともいえる
新規事業を立上げ、おかげさまで順調に成長路線に
乗りつつあります。


外部の方々とお話しすると、

「よく考えられた戦略だね」
「素晴らしいビジネスモデルだ」

などとご評価いただくことも多々あります。


もちろんそれ自体は素直に嬉しい限りなのですが、
個人的には「想い」によって実現したモデルである
という点が重要だと思っています。


その意味は、このモデルを構想するにあたって、
クライアント企業各社から、

・人材紹介は高すぎる
・付加価値がだいぶ下がってきているのに料率はあがっている
・広告媒体は掛け捨てリスクがある
・広告媒体は優秀な人材の採用は期待できない

こんなことを営業先で何度となく耳にしてきました。


特に弊社のお客様に多いベンチャー企業では、人材紹介
のためのFeeは非常に重たい負担です。


事実、弊社も自社の人材を採用するときには、相当苦労
しています・・・。広告媒体で何度も失敗し、紹介会社に
高いお金を払い・・・。


企業がなんとか安価で良い人材を採用できる仕組みが
作れないものか、そういう想いで必死になって既存の
人材紹介からどんなコストを削減すればいいのか、
広告媒体のどこを変えれば優秀な人を採用できるように
なるのか、、などなど様々な視点・角度から模索しました。

その結果として形になったのがgreenです。


まさに想いが先にあり、それを実現するために、
みんなであらゆる知恵を使った結果なのです。


どんなサービス、事業でもそうだと思いますが、
戦略的に儲かる仕組みを作る、ということ以上に、
その事業やサービスに対する「想い」があることが
大前提だと想っています。


営業スタッフが予算を追いかける上でも同じです。
達成するための戦略や効率化を考えるのは大事ですが、
それより前に、絶対に達成したい、という想いが
あるかどうか、そここそが最も大事です。

そういう想いがある人は、必死に試行錯誤し、新たな
方法を見つけ出したりします。想いをかなえるための
手法です。


そこなくしてビジネスは成り立たない。

若輩者が大変僭越ですが、やっぱり想いは手法の
上にあり、手法は想いをかなえるためのテクニック
にすぎない、そんな気持ちで想いを大事にしないと、
と想った次第です。


ラストワンマイル


これ実はとある経済小説、つまり本のタイトル。


先日うちの社員に借りて読んだのだが、
ちょっとした気付きがあった。



ストーリー全体としては、楽天、TBS、クロネコヤマトを
イメージとした企業の買収や利権争いを描いたフィクション。


その中で、主役の一つでもある物流会社が、郵政の民営化の
波により、コンビニでの取り扱いが激減し、さらに独占して
いたネットショッピング会社の請負も価格交渉を受け、
絶対絶命の状況に陥る。

単にルートセールスさながらに、今まで御用聞きしかして
いなかった物流会社の営業マン達が、その状況奮起し、
物流会社としては業界の常識を覆すようなビジネスモデルを
考案していく。

つまるところ、下請けに甘んじていた過去から、自ら物流
ニーズを作り出すような新規事業を立ち上げていくという話。


古い価値観や固定概念を打ち破り、自分達の存在意義や
強みを再度見直した結果、新たに出てきたビジネスモデル。



それを一介の社員、この本では課長となっているが、30代
半ばの課長がそれを打破していく。

最初は受け付けなかった会社の上層部も、最終的には
GOサインを出すことに。



この本、ただ読んでいると小説なので、あっという間に
読み終わり、面白かった、で終わるのだろう。

でも個人的には結構刺激を受けた。


これはたまたま物流会社が郵政の波に押されて、
過去からの脱皮をよぎなくされた話だったが、我々の
業界にも同じようなことがいつ起こらないとも限らない。


常に顧客のニーズに耳を傾け、自らのモデルに過信する
ことなく、リスクと競合を見極め続けていかないといけない
ということを痛感した。


そしてときには、自ら構築したモデルをも見切って、
新たな挑戦をしていくことが求められるのだと思う。


まさに常に挑戦者であらないといけない。
それができない企業はいつか淘汰されてしまうのだろう。


まさにI&Gパートナーズの行動指針にある


変化を楽しめ 
〜あくなき成長意欲を持ち常に挑戦者たれ〜



の重要性を改めて認識。



って、普通そこまで考えるような本ではないかも・・・。

もしよければ息抜き程度に読んでみると面白いですよ。














最近夜は取引先の方や知人との会食が多くなってきてる。

また日中はいろんな社員とのコミュニケーションやミーティング、
頻繁にかかってくる電話などに時間が費やされやすい。

もちろんそれが何か問題なのではなく、そうあるべきだとも思う。


一方で、溜まったメールの処理や、資料作成、数値分析など、
1人で集中して行う事務仕事については、なかなか日中だと
はかどらないのも事実としてある。


さらには頭を使って集中して考えるべきこと、
具体的には、事業計画や資本政策、組織戦略、人事配置などは
余計にはかどらない。


そうすると、事務仕事は社員の少ない早朝にやり、
頭を使って集中して考え抜く仕事は、週末にじっくり取り組む、
そんなワークスタイルが最も効率が良いことに気がつく。


だからここ数ヶ月は、朝7時〜8時くらいの間に出社し、
通常の始業時間である9時30分までの時間で一気に事務仕事を
終わらせる、そんな毎日を送っている。


社長室でもあるとまた仕事の仕方が違うのかもしれないが、
弊社のようなアーリーステージのベンチャー企業においては、
社長の仕事効率以上に、垣根のないフラットな風土、
つまり社長との距離が近く、コミュニケーションが頻繁に
取れること、さらには現場の雰囲気や情報が得られることの方が
何倍も重要だったりする。


そういう理由もあって、ベンチャー企業の多くは社長室を
設けていないのだと思われる。もちろん弊社も例外ではない。


とはいえ毎日早起きをするのは、さすがに辛いが・・・。






本日の日経産業新聞にリクルートジョブダイレクト
株式の67%を取得との記事が出ていた。


ジョブダイレクトの松本社長とは、前職で一緒に働いた
こともあり、親しくさせていただいている。


そんなジョブダイレクトリクルートに・・・。


日本においてはベンチャー企業のエグジットは株式公開
というのが一般的かつ主流になっているが、今回のような
資本力のある企業への株式譲渡、つまり売却という選択肢
が増えつつある。


米国だと株式上場よりも売却の方が多いと聞いたことがある。

日本でもM&Aが一般化してきた昨今、売却というエグジットは
今後増えていくことは間違いない。


さらに日本版SOX法などの導入がそれを後押ししそうな気がする。

上場しても経営者にとっては面倒なことも多く、
さらにはいろんな制約の中で、株式を売却する機会も非常に
限られる。


理屈としては、手間も時間もかかる上場以上に、早期に
株式を売却するというオプションは、起業家にとっては
ある意味魅力的なのだろう。


個人的には、市場環境として、選択肢が広がることは良いこと
だと思う。さらに自社のビジネスを拡大していく上で、
大手の資本力が必要だということであればなおさらだろう。


しかし矛盾するようだが、私自身はI&Gパートナーズに
関しては独立性を維持していくことにこだわっていこうと
思っている。


なぜならば弊社の目指す理想の組織は、株主価値の最大化
ではなく、先日のブログでも書いたような組織を目指している
ため、その実現を目指す以上は独立性は維持していないと
難しいと思っている。


もちろんそのためには、自分達で市場において競合と
戦っていくだけの収益力や競争力を持つことが大前提であり、
そのためのハードルは非常に高い。

それでも社員全員で力をあわせて、I&Gパートナーズと
いう今までにない理想の組織を創り上げていきたい。



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