麻布十番で働くCEOのBlog(旧・南麻布で働く社長のblog)

成功報酬型求人メディアGreenの運営や、インターネットサービスの企画・開発を行う株式会社アトラエの社長のblogです。

2021年04月

昨日、弊社アトラエの100%子会社であるアルティーリの保有するプロバスケットボールチーム「アルティーリ千葉」がB3リーグより正式に公式試合参加資格承認を受けたことにより、2021-2022年シーズンよりB3リーグに参戦します!

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先日のブログ「倫理観をもった経営を志す」でも書いたように、我々のようなテクノロジープレイヤーなどの高収益企業は、その高収益をどう社会に還元していくのかということが極めて問われると考えている。

もちろん上場企業として一定程度の株主還元は当然の責務である。
そして当然ながら今回のプロバスケットボールリーグ参入についても、十分本業へのプラス効果もあると見込んでいる。
ただ一方でそれだけでは格差助長につながりかねない。やはり企業には雇用や納税なども含めた社会における存在意義が問われると考えている。そういう意味でも、余力がある企業はスポーツや芸術、医療や福祉や教育といった領域を通じて社会をより良くしていくお手伝いをしていくのが重要だと考える。

改めて我々アトラエは、アルティーリ千葉というプロバスケットボールチームを通じて、ホームタウンである千葉市はもちろんのこと、千葉県全体をも巻き込み、さらにはプロバスケットボール界の進化を支えつつ、社会に貢献していく、そんな挑戦をしていきたい。

昨今はコロナの影響でスポーツやエンターテイメントは不要不急だと言われやすいが、スポーツやエンターテイメントは決して不要不急なものではないと思っている。人は食べて寝て生きていければいい動物ではない。未来に向けた生きがいや楽しみや希望がなければ生きていくさえできない。

スポーツはそういう意味でも、見る人達にすごく勇気と感動と希望を与えるものだと思う。

白血病から復活した池江璃花子選手がオリンピック内定を獲得した時は誰もが心から感動したと思う。松山英樹選手がアジア人初のマスターズ優勝の瞬間は解説者はもちろんのこと、画面越しに多くの人が涙を流したくらいに感動したし、関わっていたチーム松山のメンバーの気持ちが手に取るように伝わってきた。

改めてコロナによる未曾有のこんな世の中だからこそ、我々のようなプレイヤーがスポーツを通して世の中を元気にしていくべきだと考えた。今こそ我々の参入が求められている、そんな気がして決断に至った。

我々が新規で創設する以上は、普通のチームで終わるつもりは毛頭ない。
今まで見たこともない、今まで感じたことのない、いろいろな意味で最高のチームを作り上げたい。

プロバスケットボールを通して地域の活性化や青少年の健全な育成に携わりつつ、日本のプロバスケットボールのレベルを一番下から一気に押し上げていきたい。

本当に久しぶりのブログ投稿です。
だいぶサボっていました・・・。

というかもうアトラエのこと、私の考えていること、散々綴ってきた上、社員の発信量も増えていることで、御役御免かなと思っていた感もあり。

今後はこうやってたまに思ったことや考えていることを発信していく予定。


さて創業以来ずっと言い続けている

会社とは関わる人たちを幸せにするために「人」が作り上げた仕組み

であるということ。これは変わらずそう思っている。

働く人たち、ユーザーや顧客、株主の方々、そして関わる社会(地域社会)、いわゆるステークホルダーと言い換えてもおおよそ同じかもしれない。この関わる人たちの和を広げていった先に我々のビジョンである世界中の人々を魅了する会社をつくるの実現があると考えている。


これを前提にここ数年ずっと考えてきたこと。

それは我々のようなテクノロジーカンパニーというのは、今まで他の会社が労働集約に実行してきたことをテクノロジーを駆使することで圧倒的少数で同等の価値を実現することができる。結果として極めて高い収益性を実現することが可能となる。
もちろん高収益企業というのは株主や社員にとっては極めて良いことである一方で、雇用という意味では雇用を減らしてしまっているともいえる。
せめて外貨を稼いできているのであれば、地球規模では雇用を奪っていても国内経済という意味では問題ないという見方もできるが、我々で言えば実際には完全に国内が主戦場となってしまっているので、事実国内の今日を奪っているということになる。

とはいえテクノロジーによるアナログ領域のリプレイスは不可逆であり、これを止めることは不可能。問題なのは、そこで生み出された高い収益をどう使っていくかということ。
一般的な資本主義的観点で考えれば株主や社員といった限られた人たちに還元されていく。もちろんそれによって多くの株主がファンとなり更なる投資を促進できれば、会社にとってもプラスとなるのは言うまでもない。

ただ本当にそればかりでいいのだろうか。
それだけでは格差の助長になるのではないか。
資本主義の、ある意味での限界がそこにあるのではないか。

冒頭に記載したように、関わる全ての人たちが幸せになるために会社が存在するとしたら、もっと「社会」というステークホルダーを意識し、そこの還元にも目を向けていくことが大事なのではないか。2016年に株式上場して以来、おぼろげながらそんなことを考え続けてきた。

国内の雇用を減らしてしまう一方で、なんらかの形で投資家や社員だけではない社会にも還元することで、格差助長を少しでも軽減し、より多くの人に還元する努力をすることが社会の公器である企業の正しいあり方なのではないか、ここ数年そんな結論に帰着しつつある。

還元する方法は色々あると思っている。

スポーツや芸術、教育、医療、福祉などがその典型的な例だろう。

我々アトラエはその中でも特にスポーツという領域に目を向けている。詳細はまた近い将来、このブログに記載するつもりだが、スポーツを通して地域社会を活性化し、青少年教育に良い影響を与えていくことができれば、これは社会にとっても大きな還元になるはず。

もちろん上場企業として、株主という存在も極めて重要なステークホルダーであり、単に利益を社会還元に回して消費するということではなく、社会貢献度合いの高いスポーツや教育により社会をより良くしながらも、しっかりと株式価値を高め、持続した成長を実現するということ。それが上場企業の宿命であり、当然のことなんだと認識している。

難易度が高いのはもちろんだが、株価や利益の高だけを追い求める企業では、いくら成長しても多くの人を魅了する未来は訪れない。多くの人を魅了する会社とはどんな会社なのか、我々は一つのチームとして、人類社会になくてはならない存在になるべく、試行錯誤し続けていきたい、そう思う今日この頃である。

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