最近お付き合いしているベンチャー企業の社長さんで、非常に採用に熱心な社長さんがいらっしゃいます。
その方は「経営者の仕事の中でも人に関する部分が一番大事だと考えている」と常々おっしゃっており、その通り、採用も自ら積極的に関わっておられます。
私達も真剣に、そして全力でその会社の成長を採用面から支援すべく活動しています。

一方で、よく我々のようなエージェントに対して「なぜうちには全然いい人材を紹介しないんだ」という社長さんがいますが、その答えは簡単で「社長さんが人や採用ということを重要視していないから」というケースがほとんどだったりします。

具体的には、いい人を採用したい、と言いながらも、面接では人事社員が事務的に質疑応答するだけで終わってしまったり、社長面接で「志望動機は?」などと圧迫的に言ってみたり、、。

それではエージェントとしても優秀な人材を紹介しづらくなってしまいますし、優秀な方々が興味を持つわけがありません。

中途採用が上手な企業、特にベンチャー企業はそうですが、経営者の採用への姿勢や意欲が違います。そしてその結果としてエージェントとの付き合い方が非常に上手です。

つまり、必要に応じて口説くとか、1次面接から役員が会うとか、見抜く面接の前に興味を持ってもらう面接をするとか、最終面接では30分話したら、そのまま食事に行くとか、そういった様々な採用手法をエージェントとケースバイケースで相談しながら実行することで、採用すべき人材を逃さず採用しています。

優秀な人材は奪い合いの昨今においては、採用は選考ではなく、お見合いの場であり、まずはその縁のセッティングが必要で、次にその場でお互いに魅力を理解し合えないとなりません。

一部の強力なブランドがある企業などは別ですが、成長過程にあり、無名ながら優秀な人材を取りたい企業こそ、知恵を絞り、信頼できるエージェントを上手に活用すべきだと思います。

そんなベンチャー企業、経営者がもっともっと増えてくれれば、優秀な方々がもっともっとベンチャー企業に飛び込めるようになり、日本もますます活気づきそうですね。

他人事のようになってしまいましたが、弊社もその一翼を担えるようがんばります。