近日中にとある求人媒体に求人広告を出すことにした。


人材紹介や求人サイトの運営をやっている会社が、他社の媒体に
求人を掲載するのは不思議に思われる人もいるかもしれない。。


我々も自社の媒体を活用して人を採用したいのはやまやまなのだ
が、いくつかの理由で簡単ではなかったりする。



まあそれはおいておいて、その媒体が企画している特集の予定の
中に、『設立20年以上の●●●企業』というものがあった。。。


聞いてみるとこういう特集は結構人気があると聞いてびっくり。
というかガッカリと言った方が近いかもしれない。



設立●●年以内の会社を探すというならまだわかるが、
設立●●年以上経っている会社を探してどうするのだろうか??


それだけ生き残っていれば今更潰れないとでも思っているの
だろうか??


だったらダイエーはああなっていないだろう。。
長銀も、興銀も、山一證券も、例を挙げればきりがない。


より正確に言えば、安定した企業などは存在しないと言った方が
正しい。。


唯一の安定は、安定したキャリアを築くことだけである。

それについては以前のブログ
キャリアを会社に依存することのリスク
でも書いてあるので参照してもらえば良いと思うが、このブログ
の中に添付しているコラムは6、7年前くらいに私が書いたもので
あるが、まさにその通りになっている。


間違いなく時代は変わっている。


設立●●年以上の会社を探して安心している人は、マンションを
思い出してほしい。
マンションには地震による倒壊リスクがあるのと同様、経済界に
おいてもあらゆる地震があり、またそれによって倒壊するリスク
のある企業が沢山あるということを。


最後に、勿論大企業でも素晴らしい企業は沢山ある。

言いたいのは、設立年数などは企業を測る尺度として全く関係が
ないということであって、大企業が皆だめだということではない
ので誤解しないでもらいたい。