最近、2009年4月入社に向けた新卒採用活動を始めたこともあり、学生と話しをする
機会が増えてきている。
そんな中で学生から聞かれる質問に、
「将来経営者になりたいんだが、どういう道を選ぶべきですか?」
こんな質問が。
答えが一つではないため非常に答えるのが難しい。
ただ個人的には、どちらにせよ自らが責任を負う立場で、沢山の試練と実践を経験できるような環境を選択すべきだと思っている。
以前のブログでご紹介した産業再生機構の元COOである冨山氏の著書である
『会社は頭から腐る』という本でも近しいことが書かれていた。
人は、成功から学ぶことよりも、失敗から学ぶことの方が圧倒的に多いという。
一方で大企業は成功することやチャレンジすることよりも、失敗しない方法を選ぶというインセンティブが働きやすい。
そして調和を取り、多数決を優先し、失敗をしないできた人がリーダーとなる。
そういう仕組みの中で生まれたリーダーに戦争での指揮を任せるのはいささか不安ではないだろうか。
平時はまだ良い。高度経済成長時は問題なかったと思う。
しかし今は経済も成熟し、アジアの隣国もみるみる力をつけてきている環境である。
もう従来の日本企業の経営システムが崩壊しつつあり、新たな方法論や仕組み作り、つまりダイナミックな改革や戦略的な取り組みが求められている。
それを実現できるリーダーが日本には少ないのではないだろうか。
冨山氏曰く、日本の大手企業ではそういうインセンティブ構造であったのであり、社員が悪いわけではないという。
つまり今後はそういうインセンティブが働く企業を創っていく必要があり、そういう企業から、将来の日本を担うようなリーダーが生まれてくるのだろう。
やはり個人的には、財務のノウハウ、マーケティングのノウハウ、教育制度、そんなものよりも、自らの進退を掛けて実線を繰り返してきた人ほど経営者に向いている。
そういう意味では、やはりあまり規模が大きすぎるのは望ましくないと思う。
引き続き冨山氏の著書にあった内容を参考にすると、如何に海が荒れていても大型船の中ではそんなことはたいして感じない。しかも感じたとしても、その波の乗りこなし方を身につけられるわけはない。
船の中でパーティーがあり、そこで多少の席順争いくらいはあったとしても、それは荒れた海で船を操縦するノウハウとは何ら関係ない。
船員として、自らの命をかけて荒波を乗り切るような経験を積めることこそ、リーダーとなる人間にとっては最も重要な経験なのだという。
まさにそう思う。
だからと言ってベンチャーであればいいかというとそうではない。
ベンチャーでも普通に組織や会社に依存している人は沢山存在する。
あくまでもベンチャーの方がそういうチャンスが多いということでしかない。
もちろん大企業にいる人からすると不快な言い様だと思う。
しかし現実論としてそういう機会や環境があるのは事実であり、そこからどう成長したり、チャンスを掴んだりするかは、人それぞれ異なる。
私自身も26歳でインテリジェンスの関連会社の代表を任せてもらい、必死になって試行錯誤し、本を読み漁り、社員と議論を繰り返し、経営らしきことをやってきた。
その後起業をして、今度は事業計画書を何十も考え、作成した。
そうして今がある。
ノウハウ本を何冊を読んでもスポーツが上手くならないのと同じで、経営も如何に実線を繰り返すか。そしてそのプロセスにおいて必要な情報や知識は自ら調べ、学び、実線に生かしていくことで成長が得られるのだと思う。
リーダーとなるにはまさにそういう経験が必要なのではないだろうか。
日本もそういうリーダーが増えていけば、まだまだ世界で戦える。
個人的にはそう思いたい。
機会が増えてきている。
そんな中で学生から聞かれる質問に、
「将来経営者になりたいんだが、どういう道を選ぶべきですか?」
こんな質問が。
答えが一つではないため非常に答えるのが難しい。
ただ個人的には、どちらにせよ自らが責任を負う立場で、沢山の試練と実践を経験できるような環境を選択すべきだと思っている。
以前のブログでご紹介した産業再生機構の元COOである冨山氏の著書である
『会社は頭から腐る』という本でも近しいことが書かれていた。
人は、成功から学ぶことよりも、失敗から学ぶことの方が圧倒的に多いという。
一方で大企業は成功することやチャレンジすることよりも、失敗しない方法を選ぶというインセンティブが働きやすい。
そして調和を取り、多数決を優先し、失敗をしないできた人がリーダーとなる。
そういう仕組みの中で生まれたリーダーに戦争での指揮を任せるのはいささか不安ではないだろうか。
平時はまだ良い。高度経済成長時は問題なかったと思う。
しかし今は経済も成熟し、アジアの隣国もみるみる力をつけてきている環境である。
もう従来の日本企業の経営システムが崩壊しつつあり、新たな方法論や仕組み作り、つまりダイナミックな改革や戦略的な取り組みが求められている。
それを実現できるリーダーが日本には少ないのではないだろうか。
冨山氏曰く、日本の大手企業ではそういうインセンティブ構造であったのであり、社員が悪いわけではないという。
つまり今後はそういうインセンティブが働く企業を創っていく必要があり、そういう企業から、将来の日本を担うようなリーダーが生まれてくるのだろう。
やはり個人的には、財務のノウハウ、マーケティングのノウハウ、教育制度、そんなものよりも、自らの進退を掛けて実線を繰り返してきた人ほど経営者に向いている。
そういう意味では、やはりあまり規模が大きすぎるのは望ましくないと思う。
引き続き冨山氏の著書にあった内容を参考にすると、如何に海が荒れていても大型船の中ではそんなことはたいして感じない。しかも感じたとしても、その波の乗りこなし方を身につけられるわけはない。
船の中でパーティーがあり、そこで多少の席順争いくらいはあったとしても、それは荒れた海で船を操縦するノウハウとは何ら関係ない。
船員として、自らの命をかけて荒波を乗り切るような経験を積めることこそ、リーダーとなる人間にとっては最も重要な経験なのだという。
まさにそう思う。
だからと言ってベンチャーであればいいかというとそうではない。
ベンチャーでも普通に組織や会社に依存している人は沢山存在する。
あくまでもベンチャーの方がそういうチャンスが多いということでしかない。
もちろん大企業にいる人からすると不快な言い様だと思う。
しかし現実論としてそういう機会や環境があるのは事実であり、そこからどう成長したり、チャンスを掴んだりするかは、人それぞれ異なる。
私自身も26歳でインテリジェンスの関連会社の代表を任せてもらい、必死になって試行錯誤し、本を読み漁り、社員と議論を繰り返し、経営らしきことをやってきた。
その後起業をして、今度は事業計画書を何十も考え、作成した。
そうして今がある。
ノウハウ本を何冊を読んでもスポーツが上手くならないのと同じで、経営も如何に実線を繰り返すか。そしてそのプロセスにおいて必要な情報や知識は自ら調べ、学び、実線に生かしていくことで成長が得られるのだと思う。
リーダーとなるにはまさにそういう経験が必要なのではないだろうか。
日本もそういうリーダーが増えていけば、まだまだ世界で戦える。
個人的にはそう思いたい。