4月という期の変わり目。

この時期は弊社にとって中間期を超え、半期に一度の評価が行われる。
いわゆる給与改定である。


給与自体は、

会社全体の業績×その人の貢献度 

で判断するのだが、それ以上に評価自体が大事。
それによってその人が次の半期でどう成長し、何を目指すか、どこを改善すればいいのかを理解してもらわないといけない。

それがなければ単なる給与交渉と一緒。
大事なのは全員が成長し、生産性を上げ、そして給与も上げらる、そんな結果にいかに近づけるか。


そんなプロセスの中で、一般的にわかっていないケースが多いのが、

「何ができるようになればいいのか」
「どういうことができれば評価されるのか」

ということ。

特に日々業務に追われる1社員からすれば、イメージがつかないのかもしれない。


いろいろな要素があるので一概にはいえないが、多くのケースでは以下のようなコメントを伝えている。


やるべきことがやれる ⇒ やるべきことを考えられる 


自分で会社全体、事業部全体を俯瞰して見ながら、自分達が今やるべきことややったほうがいいこと、もしくは改善すべき課題などを抽出し、それをスケジュールを決めて周囲を巻き込みながら実行することができる人は少ない。


1社員であれば任されたことを一生懸命やるということから始まる。
そして任されたことを効率的かつ高い質で遂行できるようになる。
その次でつまづく人が多い。

そこはまさに俯瞰して見ること、高い視点が必要になる。

視点を切り替えろといっても簡単ではないので、こんな自問をすると良い。


「今自分の立場にジャックウェルチが居たら何をするだろう?」

「今自分の立場に社長が居たら自分と同じやり方で同じ仕事をするのだろうか?」


こんな質問を自分に投げかけることで視点を切り替えることができる。


そうすればもっとやれること、やるべきことを自ら発見できるはず。

それが多く若手ビジネスパーソンの次のステップにつながる。