海外事業を立ち上げるということ、それ自体そんなに簡単ではないものと思う。
先日まで上海でいろいろと見聞きしてきた感想でしかないが、日本と似たようなアジア圏の隣国である中国でさえ、日本人とは全く異なる価値観や習慣を持っていることに驚いた。
潜在意識的に日本では当然だと思っていることが、中国では全く当然ではなかったりすることが1度や2度ではない。
一方で日本の駐在員の方々はやはりどこか一線を引いているような印象もあった。
郷に入れば郷に従え、ではないが、日本企業が中国で本当の意味で成功を収めるには、買収するだけではなく、まずは中国語でコミュニケーションする努力をし、その上で現地の人と一緒になって笑い、悲しむことができるようになるべきだと感じる。
自分達だけが安全を保証された指令室から指令を出し、現場では現地の人を安い給料で働かせるだけでは、その溝は埋まらないだろうし、中国の人達もドライな関係を変えようとしないのは至極当然な気もする。
お会いした方の中で現地で出版事業を担っている方が居たのだが、その方だけは完全に現地に馴染みきっていた。
美味しいお店を紹介してくれるときも、ローカルの北京ダックのお店に連れて行ってくれたり、買い物をするにしてもローカルのアパレルショップに連れて行ってくれ、完全に現地を把握しきっている印象。
しかも行く先々で中国語を堪能に使いこなし、一歩も引くことない交渉を仕掛け、その一方では感謝や友情も上手に表現し、店員と良好な関係を築いていく。
中国人の考え方や価値観、習慣などを大変良く理解している。
聞くところによると、会社でも中国人社員とのコミュニケーションは中国語中心だという。そしてそういう社員と共にビジネスを成長させている印象が強かった。
中国では戦略立案能力や企画力以上に、生きる力、国籍問わずに人の気持ちや感情を理解する力が求められるということをまさに体言しているような人だった。
日本の駐在員はどうしても近い将来日本に戻るという意識が働くのか、どこかで現場まで踏み込むことに躊躇しているような印象もなきにしもあらずな気がする。
勿論普通はついついそう考えてしまうのだろうが、郷に入れば郷に従うべきであり、中国事業の成功のKFSは、日本人社員の現地化と泥臭い現場管理な気がする。
弊社としても中国に出るときは、そのあたりを十分に意識し、生命力の強いタイプの人材を送り込みたい!
先日まで上海でいろいろと見聞きしてきた感想でしかないが、日本と似たようなアジア圏の隣国である中国でさえ、日本人とは全く異なる価値観や習慣を持っていることに驚いた。
潜在意識的に日本では当然だと思っていることが、中国では全く当然ではなかったりすることが1度や2度ではない。
一方で日本の駐在員の方々はやはりどこか一線を引いているような印象もあった。
郷に入れば郷に従え、ではないが、日本企業が中国で本当の意味で成功を収めるには、買収するだけではなく、まずは中国語でコミュニケーションする努力をし、その上で現地の人と一緒になって笑い、悲しむことができるようになるべきだと感じる。
自分達だけが安全を保証された指令室から指令を出し、現場では現地の人を安い給料で働かせるだけでは、その溝は埋まらないだろうし、中国の人達もドライな関係を変えようとしないのは至極当然な気もする。
お会いした方の中で現地で出版事業を担っている方が居たのだが、その方だけは完全に現地に馴染みきっていた。
美味しいお店を紹介してくれるときも、ローカルの北京ダックのお店に連れて行ってくれたり、買い物をするにしてもローカルのアパレルショップに連れて行ってくれ、完全に現地を把握しきっている印象。
しかも行く先々で中国語を堪能に使いこなし、一歩も引くことない交渉を仕掛け、その一方では感謝や友情も上手に表現し、店員と良好な関係を築いていく。
中国人の考え方や価値観、習慣などを大変良く理解している。
聞くところによると、会社でも中国人社員とのコミュニケーションは中国語中心だという。そしてそういう社員と共にビジネスを成長させている印象が強かった。
中国では戦略立案能力や企画力以上に、生きる力、国籍問わずに人の気持ちや感情を理解する力が求められるということをまさに体言しているような人だった。
日本の駐在員はどうしても近い将来日本に戻るという意識が働くのか、どこかで現場まで踏み込むことに躊躇しているような印象もなきにしもあらずな気がする。
勿論普通はついついそう考えてしまうのだろうが、郷に入れば郷に従うべきであり、中国事業の成功のKFSは、日本人社員の現地化と泥臭い現場管理な気がする。
弊社としても中国に出るときは、そのあたりを十分に意識し、生命力の強いタイプの人材を送り込みたい!