先日のブログでも書いたとおり、先週の3連休で新卒学生イベントのために
京都に出張していた。
そこで京都大学や立命館大学、同志社大学、大阪大学など、多くの優秀な学生と話をしてきた。
その感想は・・・
あまりに情報が不足している上に、あまりに世の中を知らなすぎる。
知的レベルは高い学生のみ集まったはずなのに、それでもこの現状。
関東と比べると関西の大学は恐らく入ってくる情報がOBなどに限られているのかもしれない。
驚いたのはサイバーエージェントさんのことすら、初めて聞いたという学生がいるくらい。なんとも驚き。
ただ勿論社名を知ってることが大事なのではない。
大事なのは、大手有名企業や外資コンサルティング企業以外にも、彼らのような一定能力を有した学生が選ぶべき選択肢があるということを知ること。
表面的な情報やマスコミの極端な情報をベースに判断をせずに、世の中の本質や自分の価値感や人生観、将来の目標などを軸に判断することが大事。
つまり、
「赤信号はみんなで渡っても怖い」
ということを早く理解すること。
今までの日本は護送船団と呼ばれるほど「赤信号みんなで渡れば怖くない」だった。
しかしこれからの時代、会社は雇用を守りきれる保証は一切ない。
というかどちらかといえば、安全な会社などは存在しないのが今の世の中である。
本質的には昔から変わらないのだが、それが次第に顕著になってきている。
松下電器(現パナソニック)が創業以来初めてのリストラを敢行したり、リーマンブラザーズが破綻したり、昔の一流企業であるダイエーは再生中であり、日本航空も再生途上にある。
銀行も合併に合併を繰り返して今になっている。
商社も日商岩井は双日となり、リストラも実施した。
公務員でさえも、郵政、道路公団と解散やリストラが相次いでいる。
もはや安定した組織なんて存在しない。
安定とは、いつの時代も必要とされる自身のキャリアや実力を磨くことでしか得ることはできない。それこそが本質である。
とりわけ規制で守られてきた産業ほどもろい。
規制がはずれたときにあっという間に給与水準が下がり、人員削減が起こる。
勿論一方でベンチャーだから安定した実力が身につくかというとそうではない。
リスクも高い上に、順調に成長したとしても、よほどの向上心を持って自己啓発をしていかないと、大企業の中の一部の力ある人材が着実に成長してきたときに、追い抜かれてしまう。
イメージとしては35歳から40歳くらいだろうか。
ベンチャーでやってきてしまうと、どうしても荒削りになりやすい。
大手であれば何年もかけて、何百万もかけて研修で教え込むようなことを、ベンチャーであれば、自ら本を読み、セミナーに参加し、吸収していく必要がある。
ただ逆にいえば、それさえできれば学んだことを活かす機会はごろごろ存在する。
だからこそ成長できる。
ちょっと話が脱線したが、学生が就職活動で考えるべきは、
大企業がいいとか、ベンチャーがいい
という表面的な議論ではなく、
自分の価値感や目標実現のためには、どちらが良いのかを判断する
ということが大事だということ。
あくまでも人それぞれであり、異なるビジネス環境が存在しているのだから。
ただ個人的な想いとしては、優秀な学生こそ、もっとベンチャーや起業への道を選んでほしい。そうなれば日本の経済ももっともっと活性化するように思う。
そして義務感で働くサラリーマンが減り、イキイキと自分の意志で働く人が増えていく、そんな世の中になってもらいたい。
我々も微力ながら引き続きその一部を担っていこうと改めて思った。
京都に出張していた。
そこで京都大学や立命館大学、同志社大学、大阪大学など、多くの優秀な学生と話をしてきた。
その感想は・・・
あまりに情報が不足している上に、あまりに世の中を知らなすぎる。
知的レベルは高い学生のみ集まったはずなのに、それでもこの現状。
関東と比べると関西の大学は恐らく入ってくる情報がOBなどに限られているのかもしれない。
驚いたのはサイバーエージェントさんのことすら、初めて聞いたという学生がいるくらい。なんとも驚き。
ただ勿論社名を知ってることが大事なのではない。
大事なのは、大手有名企業や外資コンサルティング企業以外にも、彼らのような一定能力を有した学生が選ぶべき選択肢があるということを知ること。
表面的な情報やマスコミの極端な情報をベースに判断をせずに、世の中の本質や自分の価値感や人生観、将来の目標などを軸に判断することが大事。
つまり、
「赤信号はみんなで渡っても怖い」
ということを早く理解すること。
今までの日本は護送船団と呼ばれるほど「赤信号みんなで渡れば怖くない」だった。
しかしこれからの時代、会社は雇用を守りきれる保証は一切ない。
というかどちらかといえば、安全な会社などは存在しないのが今の世の中である。
本質的には昔から変わらないのだが、それが次第に顕著になってきている。
松下電器(現パナソニック)が創業以来初めてのリストラを敢行したり、リーマンブラザーズが破綻したり、昔の一流企業であるダイエーは再生中であり、日本航空も再生途上にある。
銀行も合併に合併を繰り返して今になっている。
商社も日商岩井は双日となり、リストラも実施した。
公務員でさえも、郵政、道路公団と解散やリストラが相次いでいる。
もはや安定した組織なんて存在しない。
安定とは、いつの時代も必要とされる自身のキャリアや実力を磨くことでしか得ることはできない。それこそが本質である。
とりわけ規制で守られてきた産業ほどもろい。
規制がはずれたときにあっという間に給与水準が下がり、人員削減が起こる。
勿論一方でベンチャーだから安定した実力が身につくかというとそうではない。
リスクも高い上に、順調に成長したとしても、よほどの向上心を持って自己啓発をしていかないと、大企業の中の一部の力ある人材が着実に成長してきたときに、追い抜かれてしまう。
イメージとしては35歳から40歳くらいだろうか。
ベンチャーでやってきてしまうと、どうしても荒削りになりやすい。
大手であれば何年もかけて、何百万もかけて研修で教え込むようなことを、ベンチャーであれば、自ら本を読み、セミナーに参加し、吸収していく必要がある。
ただ逆にいえば、それさえできれば学んだことを活かす機会はごろごろ存在する。
だからこそ成長できる。
ちょっと話が脱線したが、学生が就職活動で考えるべきは、
大企業がいいとか、ベンチャーがいい
という表面的な議論ではなく、
自分の価値感や目標実現のためには、どちらが良いのかを判断する
ということが大事だということ。
あくまでも人それぞれであり、異なるビジネス環境が存在しているのだから。
ただ個人的な想いとしては、優秀な学生こそ、もっとベンチャーや起業への道を選んでほしい。そうなれば日本の経済ももっともっと活性化するように思う。
そして義務感で働くサラリーマンが減り、イキイキと自分の意志で働く人が増えていく、そんな世の中になってもらいたい。
我々も微力ながら引き続きその一部を担っていこうと改めて思った。