最近ポジショニングの重要性を痛感する。

マーケティングの本を何冊か読めば読むほどに、ポジショニングの重要性に対する理解が深まってきた。


マーケティング脳 VS マネジメント脳』という本でも右脳型と左脳型の違いについて面白い内容が書かれていたので、左脳よりの経営者の方は読んでみるといいかも。

結構反省すること多しです・・・(悲)。


話しはポジショニングに戻るが、この本にも書いてあるが、やはりポジショニングが本当に大事。どうしてもリスクヘッジをしたり、欲張ったりすることによって、ポジショニングが曖昧になりがちで、そうなることで従来のポジショニングさえも失ってしまうというのは本当にその通りなのだろう。


ポジショニングを考える上で重要なのは、意味のあるカテゴリーを作り出すこと。
そしてそのカテゴリーの中でのマインドシェアを獲得する。
それがポジショニング戦略において最も大事な考え方。

良く例に出されるのがレッドブルというエネルギードリンク。

レッドブルはソフトドリンクというカテゴリーの中に、エネルギードリンクというカテゴリーを作り出し、そこの中でシェアを獲得することに成功した。
その後数年して、コカ・コーラを筆頭にエネルギードリンクに参入したものの、既にそのカテゴリーではレッドブルが一人勝ちとなっていて、無残な結果に終わったという話し。

まさに

●●なら△△

といわれるカテゴリー&マインドシェア(認知)をされることが大事。


独自の切り口で意義のあるカテゴリーを創造すること、そしてベンチャー企業であればあるほど、その切り口はニッチであることが成功のポイントになりそう。

化粧品なんかも差別化が難しいが、打ち出しで明確なポジショニングは実現できる。

例えばプロアクティブなんかは、「ニキビが気になる人のための基礎化粧品」として明確なポジショニングを獲得することで成功している。

ついニキビが気にならない人にも使って欲しい、という欲が出ることで、こういう限定的な打ち出しができずに中庸なブランドになってしまい、失敗している商品は沢山あるだろう。


そこまで言っておいて弊社のサービスはどうなのか?


弊社のサービスgreenは、成功報酬型求人サイトという新しいカテゴリーを作り出し、そのカテゴリーでNo1を目指すという戦略をとってきた。


ただちょっとばかり誤算だったのは成功報酬型求人サイトというカテゴリーは、どういう企業のどういうニーズに応えるサービスなのかという点が不明確かつ曖昧だったこと。さらにはターゲットを欲張って広く設定しすぎたことで、マインドシェアを獲得しきる前に、競合の参入を許してしまったことだと思われる。

そのせいで日々の試行錯誤が耐えない・・・。自業自得か・・・。


ま、こういう一つ一つの実務経験の中で、知識が知恵に変わり、経験となって積みあがっていくのだから、仕方ないとしよう。


さて貴社のサービス・商品は明確なポジショニングが取れているでしょうか?