最近何かと未来の人材ビジネスの在り方などを考える。

最終的には人脈を活用したリクルーティングマーケットが主流になることと思う。

これはまさに米国のLinkedInなどがその典型的なモデル。


しかも人脈といっても親友や友人という比較的近しい人脈ではなく、知り合いや知り合いの知り合いといったライトな人脈を活用して転職するケースが増えていくことを強く感じる。

一報でLinkedInが日本でも流行るかどうかという点については、少々疑問があるのも事実だったりする。

結局日本独自のリクルーティングサービスが出来るのかな・・・・。


人材紹介とかも基本的には情報の非対称性によってビジネスを成り立たせている仲介事業であり、ネットがこれだけ進歩している現在においてはいよいよもって仲介料金はゼロに向かって突き進んでいくような気がする。

弊社のgreenはまさにその最終形、つまりネットとITを最大限駆使して、既存の人材紹介と限りなく近しい価値提供をするということを強く意識して立ち上げてきたつもりではあるが、これだけ市場が冷え込み続けている以上は、さらにコスト構造を軽くしていくことなくしては、greenさえも生き残ることはできないという強い危機感を持っている。


また当面は人材紹介はオンライン型、ネット型のgreenのようなサービスと、ヘッドハンターのような高付加価値特化型に集約する方向に進んでいくと考えているが、その先にあるのは抜本的なイノベーションモデルであり、それはまだ未知のものだと考えるべきであろう。

そしてそれを手掛けるのは、もはや人材ビジネスを生業とする会社ではなく、ネットやITのリテラシーの高いネットベンチャー企業なのかもしれない。

我々はいち早く自社をネットベンチャーと位置付け、人材ビジネスで培ったノウハウも生かしつつ、早期にネットビジネスやモバイルビジネスのリテラシーを高めることで、将来的に人材業界に大きなイノベーションを起こしていきたい。