最近はインターネット環境が整ったことや、軽量でバッテリーも長時間もつノートPCの存在、さらにはiPhoneを中心としたスマートフォンの登場、などなど、どこに居ても仕事ができるのが当然のこと。

しかし実はそれによってマネジメントの有り様にも変化が求められるように感じる。


具体的に言うと、昔は仕事をするためには会社に来るのが当然であり、会社を出ればプライベートやオフであることが多々あった。

しかし今は自宅でも、極端な話スタバに居ても仕事や会議ができる時代である。


そうなると何が変わるのか。

最も大きな変化は、マネジメントの仕方だと思う。

つまり従来型の管理したり指示したりするマネジメントだと、せっかくのワーキングスタイルの多様化を有意義に活かせない。大事なのは、一人ひとりを信頼し、ちゃんと成果やミッションベースで評価したり、仕事を任せたりすること。

そして一定の自由や裁量を持たせつつ、一方で任せたミッションやタスクに対する責任を持ってもらうようなマネジメントスタイルが合っている。


まあ個人的にはもともとその方が知識労働社会においては社員が価値発揮できるとは思っているものの、上記したようにデバイスやインフラの整備によって、よりそのあたりが加速してきている。

最近社内でTwitter禁止や凄いところだと社外のWebサイトの閲覧さえ禁止というところが出てきているが、こんなのは全くもって時代と逆行している。

弊社では全社員にiPhoneを薦め(実際に90%がiPhoneユーザー)、Twitterを薦め、自宅勤務や社外での業務遂行に関しても個人の判断に任せている。

それで社員がさぼっているかというと、決してそんなことはない。

どちらかというと今まで以上にのびのびと、そして任された信頼や期待を裏切らないよう全力で頑張ってくれている。


勿論そういうマネジメントをするためには、採用段階からどういう価値観の人を採用するかという統一した基準を設ける必要もあるし、日頃からお互いがどういうことを考えているかなどのコミュニケーションを大事にすることが大事。

新しいもの、新しい方法、新しいツールに対して、拒否反応や抵抗ばかりするのではなく、その変化を受け入れ、そして歓迎するようになれば、会社という組織はいくらでも成長できるのではないかと思う。