仕事柄、日頃より多くの経営者の方とお会いする。

しかも上場前後のベンチャーの社長が多いので、年齢もそう遠くない人ばかり。

そんな方々と話をしていると、マクロで見たときの日本市場の魅力のなさを語る人が如何に多いか。

そもそも日本でこれからベンチャーが大きく伸びれる市場があるのか、という議論がおうおうにしてある。

韓国のベンチャー企業は立ち上げ時に世界市場を見るという。

日本のベンチャー企業は立ち上げ時に世界市場への戦略を見据えている人はごくごくわずかであろう。日本で成功したら海外にも、、、くらいの気持ちの人が多いはず。

偉そうに言っても私もその口だったのだが。


ただもはや日本も経済大国2位の国ではなくなっているし、今後この流れはそうそう止まらないような気がする。

そうなってくると日本のベンチャー企業も早期から世界市場を見据えて動いていかない限り、小さくまとまってしまい、単なる中小企業で終わってしまう。

つまり最初から世界に出れるモデルかどうかを考えて立ち上げる必要が出てくる。


じゃあどんなモデルであれば世界に出れるのか。

そんなことを考えていて、とある経営者と話をしていて思った一つの解。

それは一点突破。

世界どこへ行っても通じる「●●といえばうちの会社」と言えるような強みを徹底的に磨き上げることで世界で大成功をしている会社は沢山ある。

針金の加工会社で、医療針でダントツ世界TOPシェアの会社が、実は栃木にある日本の無名メーカー(失礼ながら)だったりする。

そういう意味で一つの武器を磨きあげるというのは、世界で戦っていく上で一つの重要な戦略なんだろう。

我々もこれから10年で10ヶ国に展開することを長期計画に盛り込んでいる以上、世界で戦える武器を磨いてく必要がある。

さてうちの武器はなんだろう?!