今年の年明け以降、業績が少しづつ回復し、4月はここ半年で最高値。

毎年GWの関係で落ち込む今月に関しても、4月を越えて最高値を叩きだしそうな気配さえあり、社内は久しぶりに盛り上がってきている。


この要因は大きく2つあると思っている。


1つは社員が一致団結して会社を建て直すべく120%頑張ってくれていること。

2つ目は、3月決算での景気低迷の一服感から、各社が少しづつながら攻撃に転じてきており、採用意欲も少しづつ高まってきていること。


弊社においては1つ目の要因が非常に高いと思っている。
それくらい社員全員が一致団結して頑張ってくれている。


なお今後の景気予想として、私的にはもうリーマンショック前のような採用バブルには当面戻ることはないと踏んでいる。

一方で4月以降の動向を見る限りでは、緩やかな回復傾向にあることは間違いなさそうだ。


こういうときこそ、勝てる組織と勝てない組織の差が生まれやすい。


というのも、長期間景気が低迷していたことで、人材関連業界においてはその期間中、各人のパフォーマンスがどん底まで落ちており、それに伴い目標設定においても景気を織り込んでいた会社がほとんどだろう。

勿論弊社もその1社である。


一方で緩やかながら景気の回復に伴い、今までの目標達成が少しづつ容易になっていくことで、ついつい油断や慢心が生まれがち。

確かに社員の頑張りが大きいのは間違いない。そうでなければ、この緩やかな波には乗れなかっただろうと思う。

その一方で緩やかな回復だからこそ、社員全員が今置かれている状況を客観的に理解することは難しく、ついつい慢心してしまったり、浮足だってしまいやすい。


しかし競合がいるビジネスであり、どこもこの長期間の景気低迷で飢餓状態にある。生き死にの瀬戸際にある会社も多く、一気に勝負を仕掛けてくる可能性が高い。

なので、ここでどれだけの危機意識を持てるかが重要。


経営者はこのタイミングで浮かれている場合ではなく、兜の緒を締めるようメッセージを発信する必要がある。

その上で景気回復が120%であれば、自社は150%、200%と競合を大きく上回る成果を目指してギアを入れ替えていかなければならない。


そういう意味では、弊社の社員は比較的自律的にそういう意識をもってくれているからありがたいが、それでも各自が改めて肝に銘じ、一気に成長軌道に乗せていきたい。