社会人3年目の7月に当時在籍していた会社にて、子会社の代表取締役に抜擢してもって以来、早10年が経つ。

その10年間には小さな成功もあるものの、多くの失敗を繰り返してきた。
そんなプロセスにおいて、ベンチャービジネスを立ち上げることの難しさや、大事なことなど、多くのことを学んできた。

特にここ2年くらいは最もいろいろと学んだように思う。

最近では多くの起業相談も頂くが、昔よりも適切なアドバイスができるようになったと感じる。
(昔アドバイスした方々には大変申し訳ないけど・・・)

ベンチャービジネスを立ち上げる際に多くの人が迷うのは、何をやるかだろう。

起業したいがビジネスアイディアがないということもよくあること。


個人的にVBが成功するための大事な要素は、以下の3つだろうと考える。


? 創業者の想い
? 事業領域
? 仲間
? 創業者の能力


?は当然であり、ただ儲かるから起業したいというだけで始めた人は、壁にぶつかったとき、困難な局面に陥ったときに乗り越えられずに終わりを迎えるだけのこと。儲かっている間だけはいいかもしれないが。

それよりもミスが多いのは?と?だろうと思う。

?は本当に力があるかどうかは別として、起業なぞを考える人は皆結構自信を持っている人が多い。

しかし?と?は結構ミスりがち。

特に?を間違えてしまうと、???がどれだけ満たされていてもなかなか成功できない。

まさに川下から川上に泳いでいるような状態に陥る。

逆を言えば、?の選択を大きく間違えず、いくつかのポイントを押さえることができれば、?と?がそれほどたいした事なくても、一定のレベルまでは成長していくことができる。

そんな会社をたくさん見てきたし、自分達もそういう意味では失敗を繰り返してきた。

ま、やってみる中で知ることも多いので、何でもかんでも転ばぬ先に杖をつくのがいいとは思わないが、遠回りしなくて済むのであれば、時間というリソースがこの世で最も重要なリソースである以上は、回避するのが賢明かもしれない。

自分の失敗や経験の中で学んできたことが、少しでも若い起業家の役に立てば嬉しい。