先週末から昨日まで、夏休みと称して2日間ほど休みをもらって友人達と香港に行ってきた。

この会社を設立してからほぼ初めての夏休みかもしれない。

最近の海外といえば、上海や香港といったアジア圏に行くことが多いが、アジアは今、本当に勢いがある。

日本とアメリカの一部は経済やビジネスマーケットという意味ではほとんど勢いがなく、成熟市場もしくは衰退市場と化してしまっている。

その一方で中国を中心としたアジアの成長度合いや活気には凄まじいものがある。

良い意味で向上心と欲求が渦巻いている。

ベンチャー経営者としてこれらの国に訪れて、ビジネス市場として魅力を感じない人はいないのではないかとさえ思う。

今回はある意味リフレッシュ休暇のつもりで、ついでに香港の経済や市場をこの目で見聞きできればと思っていたものの、想像以上に魅力的なマーケットであることに驚いた。

もしかすると上海以上に日本のベンチャー企業の最初のアジア圏進出先としては適しているかもしれない。

と思った背景としては以下のようなことがある。

・ビジネスの公用語が英語であり、街中でも英語が通じること
・金融を中心とした外国資本によるビジネス進出が定着化していること
・中国本土よりも役人の影響を受けないこと
・中国本土よりも多少なり貧富の差が少ないこと
・ネットやITビジネスに関してはまだ成熟しきっていない市場であること
・法人税制における高いメリット

このポイントについては実際に調査したわけではないので、肌感覚と見聞きしたレベルでしかないが、それほどずれてはいないように思う。

香港のマスマーケットを対象とするのであれば、PCよりもモバイルだと感じた。

とにもかくにも、情報をネットや本から得るよりも、現地に行き、見聞きし感じることで得られるものは大きい。

そして我々のような小規模なベンチャー企業にとっては海外進出を掲げながらも、そのほとんどは行きたいと思いながらも実現可能性の低い夢物語で終わっているケースがほとんどだが、実際に行き可能性を感じることで、より身近により現実感を持って意識し、考えるようになる。

それはベンチャー経営者としてはすごく良いこと。

日本市場に関しても、日本にいて見る日本と、海外から見る日本はいくぶんか異なるようにも思う。

今更だがやはり世界は広いし、日本は世界の中でも特殊な市場であることもよくわかる。

改めてインターネットやITによって世界は狭くなっているし、先進国である日本で培ったノウハウは十分に海外でも活かせると感じる。

あとは経営者がそれをリアルに感じられるか、だけだと改めて思った。

単なる夏休みだったが良い刺激になった!!!

アジア市場、本気で進出しよう!!!!!