弊社もそうだが、あえてベンチャー企業に飛び込んでくるようなビジネス意欲旺盛な若者は、とかく責任や裁量をもって働きたいという思いを持っているもの。

転職者の中でも

「もっと責任と裁量を与えてくれる会社で成長したい」

と鼻息を荒くして登録してくる若者も少なくない。

確かにどんなに頑張っても、一定の年齢や職位にならないと責任と裁量を与えようとしない会社が存在するのは事実。

では一方で責任と裁量を与える会社というのは存在するのだろうか。

こちらについては自分次第というのが正しい。

経営者や上司から口うるさくタスク管理をされたり、注意されたりする人ほど、「もっと任せてほしい」「もっと自由にやりたい」と思いがちだが、それは完全に大事なことを見失っている発想。

責任や裁量を任せる風土を持つ会社において、任せてもらえていないのであれば、そこには何らか自分に欠けている要素があると考えるべき。

そしてそのほとんどは報告・連絡・相談である。

例えば経営者の方でもここまで何も報告や連絡、相談がなければ一言確認しようとか、経験豊富ゆえに何も報告がないままにが一定の期間が経過すると自然と不安になり確認したくなるもの。

つまり突っ込まれているということは、ちゃんと先回りして不安や懸念を払拭できていないということに他ならない。

ちゃんと的確なタイミング、内容で報告・連絡・相談してくれる人は、安心して任せておくことができるので、本来は口うるさく言う必要がない。

また相談することによって、何か分岐点における意思決定においても自分独自の決断で進むのではなく、

「自分は●●という理由から▲という選択肢を取りたいと思っているが、どうでしょうか」

とある意味お伺いを立てることで、その道に進むことで取るリスクを上司や経営者に負ってもらうことができる。

つまり自分の行きたい方向に進めつつも、自分では背負いきれないリスクや責任を上手に経営者や上司に負ってもらいながら、事業やプロジェクトを進めていくためにも、報告、連絡、相談は極めて重要なことだったりする。

ホウレンソウなどと言うと、新卒1年目の研修のときにしか聞かない言葉のようだが、案外ちゃんとできている人は少ないのではないだろうか。

なかなか任せてもらえない、自由にさせてもらえないという人は、改めて自分のホウレンソウが的確かどうかを考えてみると良いかもしれない。