今年の4月以降はプレイングとして売上をあげたり、フロントチームのマネジメントだったりというところに奔走した半年だった。

先月10月より新しい期に入ったものの、10月いっぱいはほとんど雑務に追われ、担当チームのマネジメントに着手しはじめたのが10月の後半。

それもやっと方向性が見え始め、メンバーとの方向感の一致やKPIや目標のイメージなども共有ができ、後は安定してPDCAを回していければ成果は自ずと見えてくるところまできつつある。

ここからやっと経営者として主たる仕事に少しづつ手をかけていかないといけない。

今までの仕事はあくまでもプレイングマネージャー。
中小企業の経営者はここに陥ってしまいがちで、自分がフロントで特攻隊長を続けないと不安だったり、事実売上が大幅に落ち込んでしまうなんていうケースはよくある話。

その次のステップに行くためにも、いつまでも売上を上げて喜んでいるわけにはいかない。
次の仕組作り、仕掛け、取り組みを戦略的に考えて、実行していかなければいけない。
それができるのは経営者のみ。

これが結構難しい。

私が良くこういうときに考える道筋としては、

? 数年後に実現したい事業や組織のイメージを明確にする
? ?と現状のギャップを洗い出す
? そのギャップを埋める方法を考える
? ?に優先順位を付けて実行していく

という感じ。

例えば世界市場で数億単位の利益を出せる会社になることが数年先の目標だとする。
事実弊社はそれを公言しているが。。。

その数年先の状態と現在を比較すると、恐らく以下の点が明らかに不足している。

・世界で戦えうる事業モデルの不足
・資金力の不足
・人材(技術、経営)の不足
・外国人を雇うだけの人事制度、受け入れ体制の不足など

ではこれからの数年でどうやってそこを埋めていくのか。
そういうことを具体的な策として落とし込んでいく。

それによって経営者としてやるべきことが見えてくる。

売上が安定するなり、高い利益が確保できるなりしないと、ついつい足下の売上をあげる営業的な側面でばかり活動しがちなのは、悲しいかな資金繰りが何よりも重要な中小企業の陥りがちなところ。

ブログに書くことでそうなりがちな自分に喝を入れつつ、次のステップへと早期に挑戦すべく、経営者としての仕事に着手していきたい。

偉そうに書いてみたものの、改めてそう考えてみると、まだまだやれてないことだらけだなぁ・・・。