弊社では現在、2012年4月に入社してくれる新卒学生を採用すべく、鋭意努力をしている。


ベンチャー企業の経営者と新卒採用の話をすると、多くの社長は、

「新卒採用やりたいんだけど教育体制が整ってないんだよね」

「うちはマネジメントが弱いから活かしきれないだろうな」

「うちみたいなアーリーステージのベンチャーだといい学生は採用できないだろうし」

といったことをおっしゃる方が多い。

私は一切そうは思わない。
というかそもそも弊社は上の3つの条件に全て当てはまっているし(笑)。

それでも新卒採用を毎年実施してきているし、これからも実施していく予定。
そしてそれが弊社の人材戦略、組織戦略の重要な軸であることは今後変わらない。



① 何故ベンチャー企業なのに即戦力ではなく新卒を重要視するのか。
② 何故アーリーステージの無名なベンチャー企業なのにめっちゃ優秀な学生が採用できるのか。



そんな疑問を持つ方も多いかもしれない。

その答えはいろいろとあるのでブログでは書ききれない。

が、思いつく範囲でいくつかポイントを上げてみよう。

まず①については、

 ・企業文化の形成
 ・モチベーションとロイヤリティの高さ
 ・社内活性化、社員成長

という感じだろうか。

これら3つのポイントに対して新卒メンバーが大きな役割を担ってくれている。


なお②については企業秘密なのであまり詳細までは書けないが、ポイントだけ言うならば、

 ・アーリーステージだから優秀な学生が採用しやすい
 ・そもそも優秀な先輩社員がいる
 ・本気で優秀な仲間を採用したいと全社員が思っている
 ・本気で全社員が一致団結してビジネスに取り組んでいる

という感じかもしれない。

なお新卒学生を育てる余力がないという経営者の方、弊社も20名ちょっとのベンチャー企業で教育プログラムも何もないが、弊社の新卒は十分に成長している。

私の経験に基づく持論だが、意欲と能力を兼ね揃えた新卒社員が成長するために必要なのは、教育プログラムではなく、背伸びできる機会の提供なのだと考えている。

勿論学ぶことが大事でないというわけではない。学びたければ教育プログラムなどなくても本を読むなり、社外のスクールに通うなり、先輩や上司に聞くなり、社内で勉強会を開くなり、いくらでも方法はあるもの。


ゴルフでもそうだが、ゴルフクラブを振ったこともないのに、ゴルフ理論ばかり学んでいても上手くはならない。

まずは打ってみることから始めるべきだと思う。

そして壁にぶつかったら自ら解決すべく試行錯誤し、本や先輩や上司からヒントを得て、その壁を乗り越えるなり壊すなりする。そうやって一歩ずつ成長していくのだと思う。


結論、積極的に活躍や経験を積む機会を提供してあげること、そして壁にぶつかったときに一言ヒントを言ってあげたり、アドバイスをしてあげられる先輩や上司がいれば、あとは勝手にスクスクと成長していく。勿論誰もがそうはいかないかもしれないが。。。


長くなったのでこの辺で強引にまとめると、

持続的成長を志すベンチャー経営者には、是非とも新卒採用を強くお薦めします!!

ということでまた明日。