最近新卒採用活動を活発に行っており、多くの学生と様々な形で話をする機会がある。

そんな中で気付いた学生の勿体ない振る舞いについて。

最近、就職難だと言われる市場環境の中、非常に自信を持っていて、自分に相応しい会社かどうかを見極めてやろうという姿勢で会社説明会に参加したり、面接に参加したりする学生をちらほら見かける。特にベンチャー志向の学生には多いのかもしれない。

そのこと自体は素晴らしいと思うし、私自身も就職は結婚に近いと思っているタイプなので、相手に迎合するだけでは良い就職はできないわけで、ちゃんと自分をさらけ出し、相手のことも良く知った上で、どちらからかプロポーズし、どちらかが承諾するというのが当然の流れ。


ただちょっとだけ勘違いしてしまっていて、損をしている学生を良く見かける。


それは斜に構えたり、批判的な態度をしたり、興味がないかのような振る舞い・表情をすることが、自分のアピールになると思っていたり、他の学生との差別化だと思っている学生が結構多いこと。

別に会社を見極めるのは構わないし、自分が選ぶ上でどうしても知りたいことであれば、何でも聞けばいいと思う。しかし批判的な態度や発言、振る舞いをすることは、決して得だとは思わない。


就職が結婚なのであれば、会社説明会や面接はお見合いの場みたいなもの。
お互い事前情報を多少なり見て興味を持ってその場に来ているはず。

もしそうであれば相手に対して一定の興味を持った上でもっと知ろう、という姿勢が重要だし、もし相性が合わないことに途中で気付いたとしても、無礼な態度を取る必要も、批判的な発言をする必要もなく、丁重に辞退すれば良いだけのこと。

人と人(組織)が出会うには多少なり縁や運も必要だと思っている。

弊社は就職サイトには一切情報を掲載していないこともあり、弊社の会社説明会に参加頂く学生はより縁を感じるわけで、弊社としても参加して良かったと思ってもらえるよう、最大限努力をしているつもりでいる。スタッフも多忙な中、全力で対応している。

にも関わらずあまりに興味のなさそうな態度や振る舞いだったり、粗探しや批判的な質問を繰り返したりする学生を目の当たりにすると、我々としてもこの学生は何で参加したんだろう、という気持ちにならざるを得ない。

お見合いに来ておいて全く興味がなさそうであれば「貴方は何しに来たんですか?」ということになるのは当然のこと。

さすがに弊社の場合は「親が参加してみろというから来てみました」なんていうことはあるわけないし・・・。

つまるところ何かしら興味を持ったか、気になったということだろうと思う。
であれば、建設的な質問や、興味を持って聞くこと、無礼や非礼のないように振る舞うことは、最低限のマナーであろう。

ちゃんと大人として相手に気を使えるということも、大事な力。

ま、そんなことを言っている私自身も、学生時代から生意気で決して謙虚な振る舞いなんてしたことがなかったとは思うけど。。。

このブログを読んだ諸先輩方々から「お前が言うな」と突っ込まれそうだけど、まあこれから就職活動まっさかりの学生さんに少しでも参考になれば幸いです。