成功する人としない人、優秀な人と今ひとつな人、勝つ人と負ける人、その違いは何か。

最近弊社社員の中でもメキメキと成長している若手が複数存在している。

そういう彼らを見ていて思うのは、全てのできない言い訳を排除して、どうやったらできるかだけを考えて努力している。

我々のような会社では努力していない人はほとんどいない。
でもその中で差が出てくる。それは何か。

簡単に言えば、会社員と経営者の違い。サラリーマンとビジネスパーソンの違いと言ってもいいかもしれない。

前者は、

ここまで頑張ったんだからできなくても怒られることはないだろう
これだけ頑張ったからまあいいだろう
これだけ長い時間必死になって働いたんだから、認めてもらえるはずだ
これだけやれば評価はしてもらえるはずだ
地震という外的要因があったのだから仕方ないと思ってもらえるだろう

などなど、最後にやり遂げられなくても、何らかの言い訳や拠り所を見つけて着地しようとする。

しかし後者、つまり経営者やプロフェッショナルなビジネスパーソンは、誰かから評価されることが第一ではないし、自分で掲げた目標である以上、結局やれなければ自分に跳ね返ってくるだけであることを理解している。なので誰も見ていなくても頑張るし、地震があっても何とかしてそれでも成し遂げないといけないと考える。


今回の地震で東京電力の人達の会見を何度も目にした。
彼らの表情やコメントの内容を聞くに「これだけの震災があったのだから仕方ないだろ」「俺らだって寝ないで頑張っているんだよ」という感情があるんだろうな、と感じざるを得なかった。

勿論テレビやネット越しに見た印象でしかないので、真意のほどはわからないし、私の勝手な穿った見方でしかないかもしれないのはその通りだが。。。


いつも思うが、プロのスポーツ選手は凄い厳しい世界だと思う。どれだけ練習してようが、どれだけ寝ないで頑張っていようが、成果を出せなければ何も得られない。怪我しているから、と言い訳をしても意味がないし、地震があったから練習ができなかったと言っても、試合でレギュラーとして使ってもらえるわけではない。

本当にプロとして全てのリスクを自分で追い、成果を出さなければならない。

会社で働く人達がそれほど厳しい感覚になれるかというとそうではないかもしれない。
そして長く働くためにも、多少は雇用に対する安心感も必要だとは思う。

しかしながらその中で一流になりたいとか成功したいと思う人は、やはり人とは違うプロフェッショナルなビジネスパーソンでないといかんと思う。

地震があっても会社が倒産すれば経営者の責任以外のなにものでもない。
勿論周囲は同情してくれるだろうが、同情が欲しいわけでもないだろうし。

重ねていうが、頑張っている人は多い。必死になっている人も多い。
しかし最後の一歩で言い訳や逃げ道を見つけてしまう人と、成果を追い求めて最後の一歩まで一切の妥協をせずに自分を律して取り組む人がいる。

そしてその努力の差はちょっとかもしれないが、成果の差は想像以上に大きくなるもの。

一流を目指す人は是非最後の一歩まで妥協せずにやりきりましょう。

私もまさにそういう傾向があるので、自戒の念を込めてブログに書くことで、まずは逃げ道を塞ぎました(笑)。