インターネットのサービスにおいてはしばしば従来の事業戦略理論が当てはまらないと感じる事がある。

その一番のポイントは、模倣されるスピードが早すぎるということ。

従来であれば、様々な方法論で競争優位の保てる事業モデルを企画・構築すべき。
しかしインターネットサービスにおいては、なかなかそれを保つことは難しい。
極めて特殊な技術ではないケースが多いし、情報がすぐに筒抜けになりやすく、リソースとしても多額の資金や人員を要さずとも立ち上げることができるケースが多いのが背景にある。

極端にいえばリリースしてしまえば、同時に世界中に知られ、魅力あるモデルであればあるほど世界中に模倣されることとなる。

クーポンの共同購入サービスがその良い例であり、少し前であればSNSもまさにそうだった。

では結局のところどうすれば競争に勝ち残れるのか。

私なりに考えるに、シェア獲得のスピードでしかないのではないかと思っている。
つまり模倣してきた事業者よりも一足早くユーザーやクライアントを獲得し、リーディングカンパニーとして確固たる地位を築いてしまうことが重要なんだと。

そのためには、組織力、実行力、人材力、ひいては経営力が問われる。
事業の企画を詰めに詰めても、結局すぐに抜き去られるような組織力や実行力では話にならない。

ネットサービスで成功するためには、一定レベルの組織力を身につける必要性がある。
事業の企画・開発と同時並行で人材の採用、育成、ノウハウの蓄積を行うことが必要不可欠。

ついつい前者のみに傾注していると、結局成功することができないのだろう。

ということで現在鋭意組織力向上のための努力中!!

まだ道半ばかな。。。