弊社においても若い社員が多く、また組織規模などからも満足な研修はできていない。
実際にOJT的に成長をしていく人がほとんどで、一定のレベルの若手は確実にこの方が成長が早い。

そんな中で良く自分の実体験に基づきいろいろとアドバイスはしているつもりだが、どうしてもツギハギだったり、細切れだったりして、体系的に整理して伝えきれていないという、何とも消化不良が残りつつ、今までやってきた。

しかしこの本はそんな私の何となく伝えたかったことを全て整理してくれているっぽい。
(まだちゃんと読めていないのですが、、、、)

著者はもう言わずもがなライフネット生命の代表取締役副社長の岩瀬さん。
ハーバード経営大学院をベイカー・スカラー(成績上位5%表彰)として修了したことでも有名な方。
私は残念ながら直接の面識はないですが、共通の知人は多数いるので、いつか会えることを楽しみにしている方の一人です。

本

















彼が言う3つの原則はまさに実体験に基づく原則であろう。
そして私自身も新人時代にそれが実行できていたかは別としても、今振り替えると心から共感できる原則だと思う。


原則1 頼まれたことは、必ずやりきる
原則2 50点で構わないから早く出せ
原則3 つまらない仕事はない


こんなことも言っています。


いつ「勝負どころ」が訪れるかを予測することは容易ではありません。最初に訪れたチャンスをつかみ、ベストの働きをするためには、十分な準備をする以外にできることはありません。


この勝負どころで準備が不十分で、期待を下回ってしまったりしてチャンスを不意にしてしまっている経験はないですか?

俺だってやればできる、実力は大して変わらないのにあいつばかり優遇されている、あいつは上司や役員から可愛がられている、もしそう思ったことがある人がいれば、そういう人こそ是非ともこの本を読んでみることで多くの気付きがあるかと思う。

恐らく評価されているその人は、この本に書かれているような原則が出来ている人であるケースが多いのではないだろうか。

ちょっとした違いかもしれないが、実は組織の中ではこれが大きな差になって現れてしまう。

現在3名いる弊社内定承諾者にも是非とも読んでもらいたいし、大学4年生はそれこそ全員読むことをお薦めしたい。



最後に弊社の行動指針の一つを紹介。


期待を超えろ〜顧客や仲間に「感動」を与える
期待を越えたところにこそ真の価値がある。
顧客や仲間からの期待を理解し、その期待を遥かに超えるえることで初めて「感動」が生まれる。
その感動が深い信頼と高い評価につながり、より大きな機会となって自分に返ってくるだろう。
一人ひとりが常に周囲の期待を超え続けることで、自ら成長し、組織に飛躍的な成長をもたらそう。