「昔は同情と心配ばかりされていたけど、今は羨ましがられます」

先週の情熱大陸(日曜23時からTBS系列)で特集されていたシーカヤック冒険家(37)が番組内で言ったコメント。

奥さんと小さな子供とともに石垣島に住む37歳の男性の特集。
彼はシーカヤック一つで日本からオーストラリアやインドネシアの島々に向かって海を渡って行ってしまうという冒険家。しかし職業は無職。。。

島に来る観光客のガイドと雑誌への投稿などで生計を立てているらしい。
家庭菜園はもちろんのこと、海へ出て魚を取って食料にしているという。

なんともワイルド。
東京では考えられないくらい原始的な生活だが、本人はもちろんのこと、家族の顔にも不安の色は全くなく、楽しそうで幸せそうだった。


私自身、社会人になってからもビジネスという土俵ではありながらも、自分が好きなことばかりやってきた。苦労は多かったし(今も)、しんどいことも多かったものの、本質的には自分が楽しいと思えることを徹底して追求してきたと自負している。

なので同窓会など様々な場所で旧友と会っても、いつも「楽しそうだね」と言われるし、誰かの話を聞いて羨ましいと思った事はほとんどない。

ある意味勘違いも含めて、それくらい自分の人生は充実していると思い込んでいたのだから、本当に幸せな奴だと思う(笑)。

しかし先週の情熱大陸で無職のシーカヤック冒険家の表情や話す内容、家族の表情、日々の風景を見て、何となく嫉妬している自分に気付いた。

直感的に自分より人生を楽しんでいるような気がしたのだろう。
もしくは自分とは全く違う楽しみ方を実現しているということを感じたのかもしれない。

その上で彼を見て改めて思ったのは、経済的に裕福であることが幸せな人生ではないということ。
彼の生活や彼の旅先の島々の住民の生活を見ればわかるが、ポルシェもエルメスも何の価値も持たない。

一度の人生、最高に充実した人生にできるよう、本気でやりたいことに没頭しよう!