インターネットサービスを手がける会社において、多角化とはどういう意味を持つのか。
ベンチャー成長論には選択と集中という戦略論が主を占める中で、あえて我々が多角化に拘る意味について考えてみた。
古くからある有名な成長戦略の一つにアンゾフの成長マトリックスという考え方がある。

見ての通りの簡単なマトリックス。
ここでいう多角化とは、新規製品×新規市場であり、最もリスクが高い領域だと言われている。
短期的な事業の成功難易度という意味では間違いないと思うが、経営戦略という点でいえば、特にネット企業にとってはここは避けて通れない領域ではないかとも思う。
インターネットのサービスのライフサイクルは極めて短くなりつつある。
そんな中で一つのサービスを強みとして、その事業を軸に展開することで、長期に渡り強みを維持できるか、という点について総合的に考えて少し疑問がある。
答えの一つは目指すべきゴール設定にもよるかもしれない。
事業のライフサイクルを意識しつつ、ピークで売却すれば良いということであれば、確かに成功難易度の高い領域に足を踏み込むことはないと思う。
一方でネット企業が組織としての永続性を目指すのであれば、この領域には足を踏み入れていかざるを得ない気がする。
多角化するリスクもさることながら、メリットも多いのではないだろうか。
ネットサービスを成功させるために必要な要素は、
(1)開発力やクリエイティブなどの技術力
(2)該当する事業領域における土地勘
であり、それに加えて既存の顧客リソースやブランドを活用できれば優位に進めることができる。
とはいえ(1)についてはネットサービス企業であればもはや持っていないと勝てない時代。
そういう意味では(1)を自社に有しているということは、優位性ではなく必然性といえる。
となると勝負は(2)を持つことと、それらを最終優位に進めることができるリソースを有しているか否かということのみ。
(2)という点については他社と組むか詳しい人材を採用することで補える面は大いにある。
ソーシャルゲーム業界が既存のゲームコンテンツ企業やキャラクター企業と組んでいるのはまさにその一例だと思う。
こうなってくるとポイントはビジネスを優位に進められるリソースを有するか否かのみだが、恐らくインターネットサービスではその事以上に、ネットサービスへのリテラシーの方が重要度が高いのだと思う。
例えばファッションブランドがECをやってもゾゾタウンのようにはいかないだろうし、百貨店がショッピングモールをやっても楽天のようにはいかないのと同じ。ゲーム会社がソーシャルゲームでヒット作を出せないのも同じ理屈だと思う。
つまりインターネットの世界にはインターネットの世界のノウハウやコツが存在する。
そういうことを全て考慮すると、ネット企業が限られた人的・資金的リソースを最大限コントロールしながらも、多角的にサービス開発を行っていくことは、メリット>デメリットなのではないかと思ったりしている。
上記以外にも、意欲ある社員の採用、社員の成長の機会提供、ネットビジネスに関する組織としてのリテラシーの向上などなど。
ちょっと今回の考察は時間が短く、あまり論理的ではないことはお許し頂き、人的、組織的なメリットも含め、組織を永続していくことを前提に考えると、多角化はネット企業にとって一種理にかなっているのではないかと思う今日このごろ。
自分の会社の戦略の正当化っぽくて恐縮ですし、反論も多そうな気がしつつ、勢いで書いてしまいましたが、あくまでも戦略のプロフェッショナルではないので、単なる起業家の一見解程度にとらえて頂ければ幸いです。
ベンチャー成長論には選択と集中という戦略論が主を占める中で、あえて我々が多角化に拘る意味について考えてみた。
古くからある有名な成長戦略の一つにアンゾフの成長マトリックスという考え方がある。

見ての通りの簡単なマトリックス。
ここでいう多角化とは、新規製品×新規市場であり、最もリスクが高い領域だと言われている。
短期的な事業の成功難易度という意味では間違いないと思うが、経営戦略という点でいえば、特にネット企業にとってはここは避けて通れない領域ではないかとも思う。
インターネットのサービスのライフサイクルは極めて短くなりつつある。
そんな中で一つのサービスを強みとして、その事業を軸に展開することで、長期に渡り強みを維持できるか、という点について総合的に考えて少し疑問がある。
答えの一つは目指すべきゴール設定にもよるかもしれない。
事業のライフサイクルを意識しつつ、ピークで売却すれば良いということであれば、確かに成功難易度の高い領域に足を踏み込むことはないと思う。
一方でネット企業が組織としての永続性を目指すのであれば、この領域には足を踏み入れていかざるを得ない気がする。
多角化するリスクもさることながら、メリットも多いのではないだろうか。
ネットサービスを成功させるために必要な要素は、
(1)開発力やクリエイティブなどの技術力
(2)該当する事業領域における土地勘
であり、それに加えて既存の顧客リソースやブランドを活用できれば優位に進めることができる。
とはいえ(1)についてはネットサービス企業であればもはや持っていないと勝てない時代。
そういう意味では(1)を自社に有しているということは、優位性ではなく必然性といえる。
となると勝負は(2)を持つことと、それらを最終優位に進めることができるリソースを有しているか否かということのみ。
(2)という点については他社と組むか詳しい人材を採用することで補える面は大いにある。
ソーシャルゲーム業界が既存のゲームコンテンツ企業やキャラクター企業と組んでいるのはまさにその一例だと思う。
こうなってくるとポイントはビジネスを優位に進められるリソースを有するか否かのみだが、恐らくインターネットサービスではその事以上に、ネットサービスへのリテラシーの方が重要度が高いのだと思う。
例えばファッションブランドがECをやってもゾゾタウンのようにはいかないだろうし、百貨店がショッピングモールをやっても楽天のようにはいかないのと同じ。ゲーム会社がソーシャルゲームでヒット作を出せないのも同じ理屈だと思う。
つまりインターネットの世界にはインターネットの世界のノウハウやコツが存在する。
そういうことを全て考慮すると、ネット企業が限られた人的・資金的リソースを最大限コントロールしながらも、多角的にサービス開発を行っていくことは、メリット>デメリットなのではないかと思ったりしている。
上記以外にも、意欲ある社員の採用、社員の成長の機会提供、ネットビジネスに関する組織としてのリテラシーの向上などなど。
ちょっと今回の考察は時間が短く、あまり論理的ではないことはお許し頂き、人的、組織的なメリットも含め、組織を永続していくことを前提に考えると、多角化はネット企業にとって一種理にかなっているのではないかと思う今日このごろ。
自分の会社の戦略の正当化っぽくて恐縮ですし、反論も多そうな気がしつつ、勢いで書いてしまいましたが、あくまでも戦略のプロフェッショナルではないので、単なる起業家の一見解程度にとらえて頂ければ幸いです。