働くということの意味やイメージが人によっていろいろと違うのだと感じることが多い。

「土日も仕事してたりするんですか?」
「睡眠時間少なくてしんどくないですか?」
「そんなに忙しくても働く理由は何ですか?」

こういう質問をする人は仕事は生活を支えるためにするものとしか思えていないのだろう。


ところで、サザンオールスターズやMr.Childrenにとって歌は生活を支えるために頑張っている仕事なのだろうか。三浦知良にとってのサッカーは、タイガーウッズにとってのゴルフはどうなのだろう。

彼らが本当にどう思っているかはもちろんわからない。
しかしイメージとしては何となくわかる気がする。
恐らく生活を支えるための糧を得るための仕事というよりも、人生を充実させるためのライフワークなのだろう。

彼らと同じように(というと図々しいが)、私にとってのビジネスもそういう存在である。

なので最も年収が高いことが大事なわけでも、とにかく売上や利益が高いことが大事なわけでもない。自分なりに人生を賭して創りたい組織や運営したい事業を展開し、社会に価値を提供していきたい。

アーティストが歌いたくもない歌を歌ってまで収益を最大化したいと思わないのと同じだと言うと、ちょっと格好つけすぎだろうか。。。

目指すべきは、歌いたい歌を歌いながらも、社会に価値を提供し、売上や利益もしっかりと生み出すことであり、そこに到達できることを追求し続けないといけないと思っている。

もちろん赤字だったり、資金力が不足してしまってはそもそも雇用を守れなかったり、給与を上げられなかったりいろいろな問題が発生する。それは経営者として避けなければいけない。
一方でただただ事業にも組織にも拘らずに、売上や利益を上げ続けたとしても、恐らく今のI&G Partnersの社員が満たされることも、幸せを感じることもないだろう。

どちらかというと世間は成功といってくれても、社員は辞めていってしまう、そんな気がする。


話しは変わるが、最近ではフリーランスやノマドといった働き方も増えてきている。

働き方や多様化すること自体は素晴らしいことだと思うし、個々人が自分のライフスタイルや価値観に合わせてベストな働き方を選択して生きていくことが大事なんだと思う。

組織にロイヤリティを持って働くこともその一つ。

私はI&G Partnersの仲間とともにアーティストバンドのように、信頼できる仲間と社会に価値あるビジネスを展開するような組織を創っていきたい。アーティストのような働き方をビジネスでやれたら、そんな楽しそうなことはないんじゃないか。そう思う。