創業以来、変わらず目指して来たことがある。
それは『理想の組織を創る』ということ。
理想の会社とは、顧客も株主もそして社員もがファンとして心から信頼し、応援し、そして期待してくれる、そんな会社をイメージしてきた。
一流のビジネスパーソンになりたいと思う人達が集まり、共に本気でビジネスに取り組み、一流の事業、一流の組織を創り上げたい、そう言い換えてもいいかもしれない。
現在少しづつでもそこに近づけているのだろうか?!
幾度となく自問自答をし、役員間で議論をし、最終的に出た答えは「否」だった。
何かが違う。違和感が拭えない。
みんな意欲があり、愛社精神も高く、日々全力で頑張っていることは間違いない。
でも何かがずれている。
・会社をこうすべきだ、事業戦略をこう変えた方がいいんじゃないのか、自分の直近の職務以外までに口を出すくらい経営や会社全体のことに関心を持てているか?
・成長するためにやるべきことを教えてくれ、もっと早く成長したいんだ、と先輩や経営陣を捕まえてヒントを得ようとするほどにどん欲になれているか?
・予算を設定するときに過去の誰よりも高い予算、自分もやったことがない予算をやってやろうと思うくらい、半年後、一年後の自分の成長を信じて上げられているか?また絶対にそれが実現できるくらい成長してやろうと思えているか?
・社外の完成度の高いサービスをみて悔しいという感情が持てているか?
・そもそも負けん気や向上心、悔しい、誰よりも早く成長したい、という想いは持てているのか?
I&G Partnersの社員は自分がこれらの質問いくつにYesと答えられるだろうか。
もしかしたらNoが多い人もいるのではないだろうか。
フラットでお互いが信頼し合えている組織こそがベストだと考えている。
しかしフラットであることや、お互いを気遣うことが、意図しない方向に組織を導いてしまっていたのかもしれない。
経営陣が社員1人1人のモチベーションに気遣い、経験の浅い人や意欲的かつ自発的に取り組めていない人をフォローし、1人1人の興味や好奇心に配慮しながら、何とか気持ちよく働いてもらおうとサポートする。気付いたらいつの間にか理想の組織のイメージが、誰もが楽しく気持ちよく、そしてやりたい仕事ができる、そんなイメージになってしまっていたような気がする。
そんな組織が、今まで目指してきた一流の、理想の組織なのか。
リーガエスパニョーラのサッカーチームFCバルセロナのような組織を創ろう、昔良くそう言っていた。
チームメンバー同士が信頼し合い、それでも実力主義で高いレベルのレギュラー争い、切磋琢磨が常に行われ、ハードな練習をこなし、強い負けん気と勝つことに拘り、それでもサッカーを楽しんでいる、そんなチームがFCバルセロナだとすれば、それを会社組織で実現してやろう、そう思ってきた。
FCバルセロナの監督が選手のモチベーションに気を使うのだろうか?
自発的かつ積極的に努力しなかったり、取り組めない選手を全力でフォローするのだろうか?
勝つことよりも楽しく働くことを優先するのだろうか?
そもそも一流のチームに勝てなくても楽しいなんて思う選手が存在するのだろうか?
全ては経営者として私のミスリードだったと感じている。
体育会系のとにかく理不尽に働かせる環境を嫌い、最高の心理状態で最高のパフォーマンスを出すことを良しとする性格が、気付いたら間違った方向に組織をリードしてきてしまった。
今まで辞めていった人の中にも、本気でビジネスに取り組み、飲みにいけばビジネスや事業や組織をより良くする話しで熱く語り合い、最高の機能が思いついたら一日も早く実装したくて会社に泊まり込んで開発してしまったり、、、、そういう働き方を求めていた人もいたのではないか?
先日、サイバーエージェントの藤田社長の起業家という本を読み、たかだか1歳しか違わず、そもそもは同じ会社に就職していた先輩と自分の現実に、心から悔しいと想い、自分のレベルの低さに苛立ちを覚えた。
そこから必死に目指している組織像と現状とのギャップを考え続け、経営会議の中でも散々議論し、最終的に上記のような現状に気付いた。
つまるところ完全に過保護だった。
やりたいことをやらせてあげたい、楽しく働いてほしい、早く成長させてあげたい、全て過保護すぎる発想だった。
組織に属する以上やるべきことをやるのが当たり前で、それがやりたくないなら辞めればいい。
やりたいこととやるべきことを一致させられるのは力がついてからであり、それまでは歯を食いしばって貢献できることをやるのが当たり前。
誰もに楽しく働いてもらうのではなく、ビジネスに本気になれる意欲的な人だけが楽しく働けるようにするだけのこと。成長なんて自分で勝手にするからほっておいてくれ、少なくとも私が若いときはそう思っていた。必要なら自分から相談するしアドバイスをもらうから、ほっておいてくれと。
改めてこの会社を理想の組織へと変革していく。
本気でベンチャー企業として高みを目指してやっていく。
そしてそのプロセスにおいて一切の甘えを排除し、徹底的に一流を志す。
I&G Partnersの社員には再度自分自身の現状を見直してもらいたい。
是非これから変わっていく方向に対して、一定の緊張感と期待感をもってもらえたら嬉しい限り。
また会社を辞めた元社員でも、もしそういう方向に進むならもう一度一緒にやりたい、そう思ってくれる人がいるなら連絡してほしい。
さて、私も自分に似合いもしない過保護なオヤジ役から脱却するとしよう。
それは『理想の組織を創る』ということ。
理想の会社とは、顧客も株主もそして社員もがファンとして心から信頼し、応援し、そして期待してくれる、そんな会社をイメージしてきた。
一流のビジネスパーソンになりたいと思う人達が集まり、共に本気でビジネスに取り組み、一流の事業、一流の組織を創り上げたい、そう言い換えてもいいかもしれない。
現在少しづつでもそこに近づけているのだろうか?!
幾度となく自問自答をし、役員間で議論をし、最終的に出た答えは「否」だった。
何かが違う。違和感が拭えない。
みんな意欲があり、愛社精神も高く、日々全力で頑張っていることは間違いない。
でも何かがずれている。
・会社をこうすべきだ、事業戦略をこう変えた方がいいんじゃないのか、自分の直近の職務以外までに口を出すくらい経営や会社全体のことに関心を持てているか?
・成長するためにやるべきことを教えてくれ、もっと早く成長したいんだ、と先輩や経営陣を捕まえてヒントを得ようとするほどにどん欲になれているか?
・予算を設定するときに過去の誰よりも高い予算、自分もやったことがない予算をやってやろうと思うくらい、半年後、一年後の自分の成長を信じて上げられているか?また絶対にそれが実現できるくらい成長してやろうと思えているか?
・社外の完成度の高いサービスをみて悔しいという感情が持てているか?
・そもそも負けん気や向上心、悔しい、誰よりも早く成長したい、という想いは持てているのか?
I&G Partnersの社員は自分がこれらの質問いくつにYesと答えられるだろうか。
もしかしたらNoが多い人もいるのではないだろうか。
フラットでお互いが信頼し合えている組織こそがベストだと考えている。
しかしフラットであることや、お互いを気遣うことが、意図しない方向に組織を導いてしまっていたのかもしれない。
経営陣が社員1人1人のモチベーションに気遣い、経験の浅い人や意欲的かつ自発的に取り組めていない人をフォローし、1人1人の興味や好奇心に配慮しながら、何とか気持ちよく働いてもらおうとサポートする。気付いたらいつの間にか理想の組織のイメージが、誰もが楽しく気持ちよく、そしてやりたい仕事ができる、そんなイメージになってしまっていたような気がする。
そんな組織が、今まで目指してきた一流の、理想の組織なのか。
リーガエスパニョーラのサッカーチームFCバルセロナのような組織を創ろう、昔良くそう言っていた。
チームメンバー同士が信頼し合い、それでも実力主義で高いレベルのレギュラー争い、切磋琢磨が常に行われ、ハードな練習をこなし、強い負けん気と勝つことに拘り、それでもサッカーを楽しんでいる、そんなチームがFCバルセロナだとすれば、それを会社組織で実現してやろう、そう思ってきた。
FCバルセロナの監督が選手のモチベーションに気を使うのだろうか?
自発的かつ積極的に努力しなかったり、取り組めない選手を全力でフォローするのだろうか?
勝つことよりも楽しく働くことを優先するのだろうか?
そもそも一流のチームに勝てなくても楽しいなんて思う選手が存在するのだろうか?
全ては経営者として私のミスリードだったと感じている。
体育会系のとにかく理不尽に働かせる環境を嫌い、最高の心理状態で最高のパフォーマンスを出すことを良しとする性格が、気付いたら間違った方向に組織をリードしてきてしまった。
今まで辞めていった人の中にも、本気でビジネスに取り組み、飲みにいけばビジネスや事業や組織をより良くする話しで熱く語り合い、最高の機能が思いついたら一日も早く実装したくて会社に泊まり込んで開発してしまったり、、、、そういう働き方を求めていた人もいたのではないか?
先日、サイバーエージェントの藤田社長の起業家という本を読み、たかだか1歳しか違わず、そもそもは同じ会社に就職していた先輩と自分の現実に、心から悔しいと想い、自分のレベルの低さに苛立ちを覚えた。
そこから必死に目指している組織像と現状とのギャップを考え続け、経営会議の中でも散々議論し、最終的に上記のような現状に気付いた。
つまるところ完全に過保護だった。
やりたいことをやらせてあげたい、楽しく働いてほしい、早く成長させてあげたい、全て過保護すぎる発想だった。
組織に属する以上やるべきことをやるのが当たり前で、それがやりたくないなら辞めればいい。
やりたいこととやるべきことを一致させられるのは力がついてからであり、それまでは歯を食いしばって貢献できることをやるのが当たり前。
誰もに楽しく働いてもらうのではなく、ビジネスに本気になれる意欲的な人だけが楽しく働けるようにするだけのこと。成長なんて自分で勝手にするからほっておいてくれ、少なくとも私が若いときはそう思っていた。必要なら自分から相談するしアドバイスをもらうから、ほっておいてくれと。
改めてこの会社を理想の組織へと変革していく。
本気でベンチャー企業として高みを目指してやっていく。
そしてそのプロセスにおいて一切の甘えを排除し、徹底的に一流を志す。
I&G Partnersの社員には再度自分自身の現状を見直してもらいたい。
是非これから変わっていく方向に対して、一定の緊張感と期待感をもってもらえたら嬉しい限り。
また会社を辞めた元社員でも、もしそういう方向に進むならもう一度一緒にやりたい、そう思ってくれる人がいるなら連絡してほしい。
さて、私も自分に似合いもしない過保護なオヤジ役から脱却するとしよう。