昨日は20時から若手8名ほどを収集して、現在I&G Partnersの抱える課題について延々5時間近くに渡り議論をした。

いろんな意見が飛び交い、最後の最後までまとまることはなく、25時を迎えたところでとりあえず終了ということにし、この続きは私の方である程度整理して、次なる場で議論できるようにするということ解散に。


もしかしたら一部の社員は、これだけ長く議論したのに明確な結論がでなかったことや、アクションプランに落ちなかったことなどについて、少し不満を持っているかもしれない。

ただ私個人的にはこういう会議も大いに大事だと思っている。

勿論会議には必ず時間内に意思決定をしたり、少なくとも次なるタスクやアクションプラン、担当を決めることが必要となるものが多い。それはそれで当然だろう。

一方で夜や早朝、週末などの時間を使って、延々と落としどころのない議論を続けることにも大きな意義はあると思っている。

少なくとも経営者である私にとっては、日頃経営者として組織をより良くするために考えている議題について、社員達が知恵を貸してくれるわけであり、現場の意見や気持ちを聞くこともできる良い場となる。

また落としどころを創ろうとしすぎることによって予定調和に終わりがちな日常的な会議とは異なり、時間や結論を気にすることなく徹底的に本質を追い求めて議論することは、参加者全員のインプットにつながるし、組織や事業を大きく変革するような気付きにつながることがある。

もちろん議論しっぱなしにせずに、そこで拾った意見や課題やアイディアを整理し、最終的に改善につなげるように風呂敷をたたむということも大事で、そこが結構難しいのは事実だろう。ただ予定調和ばかりのサラリーマン的な会議ではなく、心の底から組織をどうすべきか、何が課題か、答えのない議論を突き詰める習慣は社員の成長の良ききっかけになり、会社を良い方向に導くきっかけとなると思っている。

ということで私に課されたミッションは、明日以降の休みを利用してその議論の中身を整理し、広がりきった風呂敷を何とか畳むということ。。。なかなか厄介だ。