最近少しばかり政治に興味を持ち始めている今日この頃。
政治といっても自分が政治家になりたいという意味ではなく、日本という国の実質経済成長が止まってしまっている現状において、どのようにして明るい未来を実現するのか、という視点で政治の世界に嫌がおうなしに興味を持ちつつあるという感じ。

つい先日も女性閣僚が2人も同時に辞任するというドタバタ劇があったが、そんなことしてる場合じゃないだろと思ってしまう。

ここ数年マニフェスト選挙が歌われているが、正直マニフェストで選ぶのは現実的ではないと感じる。
マニフェストを理解することは大事だが、実際にいくら立派なマニフェストを掲げようとも、それが実行できなければ意味がないし、そもそも我々民間人の持つ情報だけでどの政策が正しいかなんて判断すること自体が少々無理がある。

そして全てを公開せよ、と要求することも明らかに無理がある。
国を運営していく上では当然ながら公にしづらい事情や情報、条件や問題などが沢山存在するはず。
それらを考慮した上で都度都度ベストな選択を下していく必要がある。

その中でマニフェストを公開して、国民がそれを理解して投票するという選挙になれば、当然人気投票に近しい内容・結果にならざるを得ない。


個人的にはそういう背景を考慮した上で、政治家は人柄(信念・誠実さ)と実力(判断力・実行力)で選ぶべきだと考えている。政策については正解はない中で常に答えのない判断をしていくのが政治の世界。それであれば自分が信頼した政治家が下す判断を信じてついていくのが最も自分として納得感が持てる。

人柄と実力を兼ねた政治家達が議論を尽くして選んだ道であれば、判断精度は高いはず。
それで間違っても修正すればいい。


ただ現状の政治の世界は、自分達の政権、自分の当選を維持するためだったり、一部の既得権益を守るため、という利己的なバイアスが強く働いた判断が要所要所でなされているような印象を受けてしまう。


確かに当選しなければ正しいことを考えていても実行できる立場にはなれない。
また一方で正しいことだけを主張してもなかなか当選できない。
そんな矛盾を抱えながら苦しんでいる政治家は多いのかもしれない。
いよいよそんな矛盾した選挙システムがおかしいとしか思えない。。。


我々としても、果たして誰が信頼できる政治家なのか、人柄・実力が十分な人なのかどうか、を判断するのは正直簡単ではない。

たまたま先日とある政治家の方とご一緒させて頂いたが、素晴らしい人物だった。
そういう場でご一緒できれば、その人の人柄や実力を垣間見ることができるが、そういうご縁でもない限り判断が難しいし、そんなご縁なんてほとんどないのが一般的なわけで。。。

なにかいい方法はないものだろうか。

私自身問題を提起しただけで、あまり答えを持ち合わせていないのだが、これから生まれてくる人達のためにも、日本の政治をこのままにしておいてはいけないと強く思う今日この頃。